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『英語授業の心・技・体』の内容を、あらためて著者と著者の教え子で、現場で経験を積んだ2人で確認したもの。
前の『心技体』を読んだときはまだ教師1年目くらいだったか、あまり静先生を知らなかったが、その後、静先生の著書や、「英語教育」の記事を読んでグルグルメソッドのDVDも観た。
やっぱり根本には「教師には威厳があるべきだ」、「教師は英語力があるべきだ」、「教師は生徒を育てるべきだ」という考えがあり、これのどれかが中途半端となったら、その人は英語教師じゃありません、ということで、ここに同意できないと静先生の著書は読みにくいのだと思う。
結構おれが意識してやっていることが書かれていて、例えば「授業の挨拶を大切にする」(p.4)とか、「空白禁止の原則」(pp.28-9)とか、『心技体』や他の著書を読んだからこういう発想になったのか、あるいはおれ自身の経験でそうしないとまずいと思ってそうなっているのか、今ではよく分からない。あとグルグルとか音声指導は、実際にやってみると結構骨が折れるというか、覚悟がいるというのが分かる。失敗例が9つも紹介されていて、いくつかはおれにとっても、あるある失敗例だった。
実際のノウハウというよりも、それを支える考え方について学ぶ部分が大きい感じがする。(17/09/16)