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老いの味わい(中公新書)

老いの味わい みんなのレビュー

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.2

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紙の本

しんしんと染み渡る

2015/03/05 21:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にゃむー - この投稿者のレビュー一覧を見る

年をとるのもそれなりに発見があって悪くないんじゃないか
~のような内容かと思い手に取ったものの

読み進むにつれて静かに、そして確実に老いが心身に
染み渡ってきて身動きできない……
著者が誠実で真面目なお人柄だからこそ
伝播される老化の着実な歩みとリアリズム

老いと格闘しながら
ふがいない自分に怒りを覚え、鬱屈しつつも
いつしかそんな自分を許容し、周りにも自身にも優しくなれる
慈愛の境地に辿り着けるのか。

高齢化の時代を迎えて
「体力が衰えても、精神はより自由になる」は
希望だけれど本当だろうか。

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2015/12/12 18:56

投稿元:ブクログ

初出は読売新聞夕刊の月一回の連載「時のかくれん坊」.第一弾は「老いのかたち」こちらは未読.本書は第二弾.

私自身も私の両親もどんどん年を取っていく.あたり前だが,そのあたり前のことがもたらす変化というのが,悲しい思いをともなう物が多いので,これから先,老いるというのはどういうことかを予習しようと,この本を読む.

黒井千次はこの本の中では78歳から82歳.日々の生活から,「老い」をすくい上げ,その老いといかに付き合うかを淡々と綴っている.老いの描写は,なかなかリアル.物忘れのレベルを段階ごとに分析していくところなどは言葉が適切で,私ももう少しするとこうなっていくんだなぁ,ということが感じられる.

あーやっぱり歳はとりたくないなぁ.

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