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紙の本

「忘れたい」と「残したい」の間で私たちは揺れ動いている。大事なことを、どう伝えていけば良いのだろうか。

2015/03/24 17:42

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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

地図に代表される昔の災害記録を見ていくことで、どうやって未来に繋ぐことができるか、を考える。著者のこれまでの対象でもある関西の古地図の話でもあるので、取り上げられるのは寛永七年(1854)の「大阪大津波」などが中心。古地図の見方に慣れるまで少し面倒だが、付属している文章の記載なども含めて読み取れることは多いと思う。

 災害が起きると、みな「後世に伝えねば」と思うということが、日本書紀や方丈記、太平記の記載までも遡って調べてられいる。「神罰」だとか、解釈はその時代その時代でさまざまであろうが、災害を記録しておきたい、伝えたいという思いは常にあるのだ。付録の裏側も必見。本書には大きな古地図が付録についていて古地図を見る楽しさを増やしてくれるのだが、裏側は「災害モニュメント探訪記」。たくさんの災害があり、何とかそれを伝えたいと様々な時代、場所でなされた努力が紙面一面に広がってせまってくる。
 しかし人は伝えたいとも思うが、人は忘れたいとも思う。現実に経験したつらいことは「思い出したくない」「忘れたい」。そうしないと生き続けられない、というのも人間の性質である。

 本書は古地図(などの昔の記録)の利用の仕方の紹介という一面があるので、災害や防災に興味を持って本書を開くと、土地を知っている人でないと実感はわきづらいかもしれない。しかしこれも「どうやって災害をつたえていくか。」の一つの考えるポイントなのではないだろうか。身近でないことにまで関心をいつも向けてはいられない。「災害がくる」と言い続けることも必要だが、過度になると「狼が来た」の童話のようにもなりかねない。人は「慣れる」。「忘れたい」と「残したい」の間で私たちは揺れ動いている。大事なことを、どう伝えていけば良いのだろうか。
 古地図の読み取り方の面白さに触れながら、書き留めること・伝えることの大事さや難しさを考えさせられる本であった。

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