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紙の本

実体験に則しているからわかりやすい、気取っていない、文句なしに面白い

2001/10/31 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松尾順 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「…だから日本のサラリーマン、技術者・研究者の待遇をよくするために、一つできることは、やっぱり四、五年おきに、皆さん揃って辞めることなんですね」

「…この大学受験をなくなさない限り、本当にやる気のある人は育たないと思うんですね。だって大学受験なんてチョー難問のクイズを覚えるだけですよね。あんなの何の役にも立たないですよ。」

 青色発光ダイオードの開発で知られ、ノーベル賞に最も近い日本人の一人、現カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授、中村修二氏の言葉は単純・素朴でぶっきらぼうだ。しかし、だからこそグサリと本質を射抜く力を持っている気がする。

 本書は、中村修二氏の講演での生の発言や、カリフォルニア大学の研究室でのインタビュー、彼が生まれ、学び、20年のサラリーマン生活を送った四国での現地取材で会った、学生時代の友人や両親の話を織り込みながら展開される「中村修二伝」である。

 中村氏は、「大器晩成型の天才」と言えるだろう。しかし、もし米国で生まれていたら、もっと早く注目されていたに違いない。常に自分でとことん考えて、自分の正しいと思うことをとことんやり通す。そんな人間を日本の教育は駄目にする。日本の社会・会社は認めようとしない。なぜ、彼が日本を脱出するしかなかったのか、なぜ、日本のサラリーマンは報われないのか、中村氏の憤りが本書からあふれ出ている。

 中村氏は、技術者というよりもはや哲学者の観がある。小難しい理屈をこねまわす観念論者ではなく、“現場たたきあげ”の哲学者である。実体験に則しているからわかりやすい。気取っていない。偉大なことを成し遂げた人間に共通する真理を見通す目がある。

 様々な困難や壁を乗り越え、青色発光ダイオードを開発するまでの話は文句なしに面白い。中村氏自身の人間としての魅力も生き生きと描かれている。しかし、それだけで終わらない。日本社会のあり方について深く考えるきっかけを与えてくれる。(bk1ブックナビゲーター:松尾順/Eビジネスプロデューサー)

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