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hontoレビュー

ニッポンの音楽(講談社現代新書)

ニッポンの音楽 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー24件

みんなの評価3.6

評価内訳

24 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

タイトルに問題あり

2014/12/21 14:41

7人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:愚犬転助 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の音楽というと、つい演歌や昭和歌謡、アニメソング、アイドルソングなどが浮かぶが、同書にはこれらはまったく登場しない。前衛的なポップやロックの話のようで、知らない名ばかり登場する。いまどきの尖った音楽に興味がある人ならいいが、戦後日本の音楽をかいつまむ本ではない。タイトルにだまされて買ったということ。「ニッポン」としたことで、いまどきの日本ということを言いたかったのだろうが、伝わりきらない。

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紙の本

日本のポピュラー音楽文化の本質とは!

2015/02/06 16:19

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:眠いひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

大人気ミュージシャンの盛衰を追う、みたいな話ではありません。内容紹介をみれば分かると思います。目次に掲げられているのは、確かにいずれも非常に有名なミュージシャンですが、邦楽―Jポップの中心だったかというと……小室哲哉くらいでしょうか。とはいえ、単に年代ごとに選ばれたミュージシャンを紹介するだけという話でもありません。著者の狙いは、日本のポピュラー音楽つうか文化の本質を捉えることにあります。それにしたって正直大した話はしていませんがね。

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2016/01/08 11:38

投稿元:ブクログ

おもしろかった。70年代からゼロ年代のそれぞれのディケイドを「はっぴいえんど」「YMO」「渋谷系・小室系」「中田ヤスタカ」の4つの物語として構成し、日本のポップミュージック史を描く。横軸に「海外と日本の音楽シーンの関係性」を据えることによって、実にわかりやすく読み応えのある「物語」を提供してくれている。

ただ、菊地成孔もそうだけど、現代思想にも通じつつ音楽史を書く人は、歴史を「物語」であると前提にしたうえで叙述を進めていく傾向があるように思う。そのエクスキューズは、はたして必要なのだろうか。多様な音楽があるなかで、いくつかのものをピックアップして叙述する言い訳に「物語」ということばを使っているような気もする。

2015/04/05 23:18

投稿元:ブクログ

はっぴいえんど、YMO、渋谷系・小室系、中田ヤスタカと日本のポップミュージック史を4つの時代に区切って論じている本。僕自身の音楽史観と同じなので、内容には全く同意。

2015/07/22 09:58

投稿元:ブクログ

2014年12月初版
佐々木敦著
==
1970年代以降、日本近代史における音楽の展開と今に至るまでの系譜を、「はっぴいえんど」「YMO」「渋谷系・小室系」「中田ヤスタカ」の、それぞれの10年史の変わり目を創ったアーティストに焦点をあてて整理した一冊。

面白かった。全ての芸術はすべからく模倣から始まり、一部の天才を除いてはその模倣の量で(それを重ねることも天才だと思いますが)、生み出されるものが方向付けられるのだと改めて。

しかし細野晴臣さん。やっぱりこのおじさんはすごい人である。もっとその世の中に対するスタンスが知りたい。彼の著作である「分福茶釜」はかなりの名著なので、あわせてオススメします。

2015/02/11 11:11

投稿元:ブクログ

音楽(というか「曲」)を発信する側の変化の流れ。私が興味あるのは、どっちかというと、聞く側のことだ。自分と体の問題として捉えられないか?
とはいえ面白かった、渋谷系の意味がようやくわかったし!

2015/01/17 23:55

投稿元:ブクログ

70年代からゼロ年代にかけて、それぞれのディケイドにはっぴいえんど、YMO、渋谷系と小室系、中田ヤスタカといった「主人公」を置き追いかけていくので非常に分かりやすくすらすらと読み進めることができる一冊。

2015/01/29 01:05

投稿元:ブクログ

私が歴史を学ぶとき、時系列に出来事を並べるだけでなく、誰かを主人公に置きそこから出来事を考えることが多い。こうすると当然偏ってしまうので、ああでもないこうでもないといろんな人を主人公に置きかえてみる。
普段からこのような捉え方をしていたので、細野さんの中に入ったり、フリッパーズギターの中に入れたりもするこの本は、出てくるイベントやミュージシャンの「それ知ってる」がそれまでのイメージと違う形で向かってきた。登場人物も多いようで少ないので、読みながらすごく実感が持てる一冊になっていると思う。

2015/05/23 21:32

投稿元:ブクログ

J-POPの歴史についての本。

はっぴぃえんど/YMOの細野晴臣がいて、小沢健二や小山田圭吾など渋谷系がいて、小室が新時代を作り、ナカタヤスタカがまた新しい時代を作った。

特に渋谷系のあたりと、自分がリアルタイムで聴いていた小室時代以降は面白かった。
渋谷系のサウンドを掘ってみたい。

---

memo

119
音楽的な影響は日本ではそれほど大きくなかった。キャラクターで売れてくる国だな、と言う感想持ったことがありますね。(YMO 細野晴臣)

168
二人(小山田圭吾と小沢健二)が音楽性とはまた別の次元で魅力的な「キャラクター」を持っていなかったら、おそらくあれほど売れる事はなかっただろうし、渋谷系と呼ばれることになるじゃんでも、生まれていなかっただろうと思えるのです。

273
最近ですよ、多くの人が歌詞の方に感情移入して音楽を聴いたり、カラオケで歌っていることが分かったのは。(坂本龍一)

2016/03/26 20:58

投稿元:ブクログ

『邦楽』から『Jポップ』へといつの間にか名前を変えたニッポンの音楽について、Jポップが生まれ落ちたメルクマールを軸にそれ以前と以後に分けて45年間を通覧するという本である。

その手法として本書では45年間にわたる国内の音楽史を紐解くという通史的な手法は取っていない。
主に60年代末から70年代。70年代末から80年代。80年代末から90年代。90年代末からゼロ年代、そしてテン年代とされる現在まで、それぞれの10年間(ディケイド)において、『ニッポンの音楽』に少なからぬ影響を与えたであろう『主人公の物語』として、各年代における『ニッポンの音楽』の在り様、変容を通覧するという作りとなっている。

面白いことに、というかメルクマールとしている以上狙いもあるのだろうが、この40~45年に渡る通史の中のちょうど真ん中に『Jポップ』なるものの言葉の誕生が登場する。
したがって『Jポップ』前の20年、その後の20年という括りで『J』なるモノが思想、文化になにをもたらしたのか?文化的条件が出そろったから『J』になったのか?そのあたりに興味があり、本書を手に取ってみたのである。

著者は中田ヤスタカに代表される「内」と「外」をリアルタイムで同期させるオールインワン型のミュージシャンの登場をもって、リスナー型ミュージシャンの完成系、そして「内」と「外」という文化的枠組みと「過去」と「現在」という時間軸の消滅によりJポップは葬られたとする。

ここにボクは『ニッポンの音楽』には描かれていない、日本的変容を遂げながら、時代時代を奏でている『日本の音楽』の存在を再認識せざるを得ない。
あれだけ業界、聴衆を巻き込み、90年代に空前の音楽産業の好況を招いた『Jポップ』がその終焉を迎えたからといって、日々リリースされていく現在の日本の音楽は、ではいったいなにものなのだろうか?

J-WAVEがそのポリシーを曲げてまで国内の音楽を内包化させるために生み出した方便である『Jポップ』も著者が定義する『ニッポンの音楽』としてのJポップは終焉を迎えたのかもしれないが、相変わらず市井に『Jポップ』という言葉は存在する。

『Jポップ』という概念もまた、極めて日本らしい日本的変容を重ねて大衆化されてしまったからこそ、著者は終焉としたのではないだろうか。

そういう意味では、本書の対象はボク的には非常に関心を持ち続けてきたアーティストであり、読み物としてはとても面白いが、日本の音楽における歴史観・文化批評という面では非常に偏っていると思わざるを得ない。

本書であえて触れられていない、昭和歌謡やフォーク・ニューミュージック(ともに一部触れられてはいるが本書の本質ではない)、それに昭和のアイドル歌謡とバンドブーム。昨今のアイドルグループ全盛等々の大衆音楽の位置づけはどうなのか?

そしてボクがなにより気になる日本語の節。
5・7・5・7と気持ちよく詞が沁み込んでくるときの日本語の節の特徴。
古代万葉の時代から綿々と受け継がれてきた、日本という土地と季節と風景に裏付けられた日本独自のリズムと抑揚が、どのように現在の日本の音楽に受け継がれてきたのか?
時代時代の「外」の文化を取り入れた日本的変容がどういう形で表現されてきたのか?

むしろ、著者が『ニッポンの音楽』の対象としていない、日本の音楽におけるメインストリームである大衆音楽のアーティストが歌い、奏でる音楽と『日本』という関係性の分析こそ、『日本の音楽』というべき文化批評足り得るのではないだろうか?

といっても、「新書」という限られたパッケージであるので、限られた字数で特徴的なモノをまとめないと中途半端に終わってしまうというのもよくわかるのだ(笑)
そういう意味で、前書きである意味言い訳をしてるんでしょうけど(笑)

2015/02/26 20:27

投稿元:ブクログ

全然、音楽のこと知らなかったんだー!と思った。
ピチカートファイヴとか、YouTubeで聴いてみたらすごく好きな感じなのに、なんで今まで聴かなかったんだろう。
音楽知識の浅い私にとって、色んなことに気づかせてくれ、これからに希望を与えてくれました。

2016/05/18 01:06

投稿元:ブクログ

1960年代末から現在に至るまでのJポップの大きな潮流を語った本です。ただし取り上げられているアーティストは、はっぴいえんど、YMO、渋谷系と小室系、中田ヤスタカと非常に限られており、著者自身が考えるJポップの大きな流れを描き出すことがめざされています。

選択が偏っているという印象は確かにあるのも事実ですが、Jポップの半世紀近くの歴史を現在から振り返ってそこに大きな流れのようなものを見いだそうとしたとき、著者の選択もまったく恣意的なものとは言えないのではないか、という気もします。ただ、ハロプロやPerfumeはむろん「ニッポンの音楽」であるとはいえ、アイドル史の観点から考察するべき対象で、「ニッポンの音楽」の歴史の中ではメイン・ストリームとは言い難いようにも思います。むろん、未知の音楽を追い求める「リスナー型ミュージシャン」が失敗し続ける「物語」としてJポップ史を描こうとする著者の観点から、これらの「現象」に注目されるのも、それなりに理解はできるのですけれども。

2015/02/01 08:53

投稿元:ブクログ

それぞれに主人公をたてて、1970年代から2000年代以降までのJポップを解き明かす、という発想とテーマはすごく面白いと思いました。
内容も、かなり駆け足での解説にはなっているものの、年代ごとのアーティストたちの動向をさらって考察するスタイルで読みやすかったです。
「です」「ます」調の丁寧な文章も、好感を持てました。

ただ、詳しく掘り下げて知りたい部分なのに、文章が足りなかったり、ニュアンスしか書かれていなかったりすることがいくつもありました。
特に、本を通して重要なファクターである「内」と「外」の部分は、感覚的な話でありながらひねりが入った解釈になっているので少しわかりずらく、もう少し丁寧に文章にしても良かったのでは?と感じました。

それでも、過去をリアルタイムで知らない世代にとっては、当時の日本の音楽とその物語を解説してくれる、わかりやすい入門書になると思います。

2015/01/18 14:08

投稿元:ブクログ

学校で習う歴史と同じように、時代の流れとして日本の音楽史を知ると年代ごとにヒットした曲やグループに一連の流れがあることを知る。

事の経緯を知ることで全体像が見えてくることは音楽に限ったことではないであろう。

個人的には80年代~90年代をもう少し掘り下げていきたい。

【備忘録】
・はっぴいえんど(大瀧詠一・細野晴臣・松本隆・鈴木茂)
・プロテストフォークからロックというアメリカの流れを日本で踏襲したのが岡林信康
・そのバックバンドとしてはっぴいえんど
・はっぴいえんどがVS内田裕也の「日本語ロック論争」
・はっぴいえんどがいなくなり、日本は4畳半フォーク全盛期
・YMO 細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏
・1978年 YMO ユーミン サザン アリスは同時代
・細野晴臣に影響を与えたヴァン・ダイク・パークス
・SF映画全盛の影響「未知との遭遇」「ブレードランナー」
・散開
・ピチカートファイヴ(小西康陽・高浪慶太郎・鴨宮諒・佐々木麻美子)
・渋谷系 海外音楽との時差が少なくなる
・外と内との区別が薄くなる
・フリッパーズギター 小沢健二 小山田圭吾
・セカンドサマーオブラブ(サマーオブラブ60年代末のアメリカでのヒッピームーブメント)
・セカンド~からストーンローゼズ、プライマルスクリームなどの誕生
・渋谷系とは当時のバンドブームへの反動・挑戦
・東京は夜の7時
・過去に差異化を求めるピトカートファイヴ
・小室哲哉の登場 TMNETWORK
・オールインワンタイプのプロデュース(篠原涼子・TRF・ダウンタウン浜田Hjungle with T・安室奈美恵・華原朋美・鈴木亜美
・小室の終焉↓
・宇多田ヒカルの登場 母藤圭子
・つんくの登場 モーニング娘
・伊秩弘将の登場 SPEED
・小林武史の登場 My little lover スワロウテイル Chara
・0年代中田やすたか(capsule)の登場 perfume・キャリー

2015/03/29 11:44

投稿元:ブクログ

シーンの王道ではなかったかもしれないが、「ニッポンの音楽」のパラダイムを紡いできたミュージシャンたちの物語。
「リスナー型ミュージシャン」の存在を縦糸に、内と外の音との関係を横糸に、また技術の進歩という時間軸を加えて論じていく展開はおもしろかった。

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