紙の本
すべての始まり
2017/04/30 08:31
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投稿者:いなみの - この投稿者のレビュー一覧を見る
疫病神と言いながらお互いにたよりあっている。
いけいけ男に口先三寸のコンビ。関西弁の絶妙なやり取りに思わず吹き出してしまうほど面白い一冊、腕力はないが口先でいけいけ男から金をたかるコバンザメ今までにないコンビの始まり
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文庫本で読みました。こういうテイストの話ってほとんど読まないから新鮮。キャラクターの魅力で続編も読もうと思います。頭の良さと度胸。両方あればいいけど、少なくともどちらかはないと勝負はできないんでしょうね。
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せっかくなので、第一作から読んでみました。が、大坂の地名はほとんど分からないし、出てくる団体の名前はこんがらがるし、知らない言葉がでてくるし、地図と辞書と途中からやむなく作成した組織と人名の関係図を見ながら読了。二宮と桑原のセリフの魅力で手間かけても楽しかったので、次も読もうと思います。
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図書館で借りた。さらっと斜め読み。産廃処理場をめぐる利権にのっかろうとする二宮と桑原。終始大阪弁の会話で進みヤクザ絡みの裏社会を垣間見れる話。直木賞受賞した破門はこの本から始まったシリーズとの事。
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直木賞をとった『破門』の前作。
極道モノは好きではないが、これは面白かった。
ちょっと登場人物の組織が複雑だが、スピード感溢れるストーリーはいい!
早く『破門』が文庫化しないかなぁ・・・。
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登場人物と組織が複雑すぎて、ストーリーを追うことが十分できなかった。
でも、大阪弁のやんちゃなおじさんたちの会話、活躍が楽しかった。
多分、そういうのが好き、ということだと思う。
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疫病神シリーズ第1弾。
軽快な会話が、どんどん読ませます。
とにかく二人のコンビが、縦横無尽に暴れまわる様は、スリリングです。
ミステリの要素も強く、産廃場をめぐるきな臭さのベールがはがれていくと、その先には驚くべき真相があります。
このシリーズ病みつきになります。
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容赦しない「悪どさ」を久しぶりに読んだ気がした。
面白い。
しかもカラッとした乾いた展開は、関西弁の軽みも影響しているかな。
題名通りの疫病神。このコンビの続編はぜひとも読みたいな。
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ヤクザでも堅気でもない中途半端な建設コンサルタントの二宮とヤクザの桑田のハードボイルド小説。直木賞をとることになる疫病神シリーズの第1作目だ。関西弁の言葉とリズム感が非常にうまく表現されていて、シリアスなのに笑ってしまう。産廃事業をめぐるヤクザのシノギあいも、なるほどなぁとうならせる深さがある。
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黒川博行さんの作品を初めて読みました。
友人のお気に入りということで知ったのがきっかけです。
こちらの『疫病神』は直木賞を受賞した『破門』を含むシリーズの第一作目です。
私は「シリーズものであれば一作目から読みたい」タイプなので、ここから始めました。
独特の大阪弁がテンポ良く話を進めますが、それと対比して内容の作りこみが大変細かいです。
今作は「産業廃棄物」がひとつのテーマとなりますが、その事情を良く把握した上で構成されていると感じます。
単なる小説で終わらずに、他の分野における知識も手に入るという、何ともお得な(?)内容になっていました。
私は産廃に関する知識が無に等しいので、特にそう感じたかもしれません。
ざっと読むだけでは細部の作りこみが伝わらないと思うので、
特に中盤からはスローリーディングを使って読んで頂きたいと思います。
産廃の世界で動き回る、中心人物2名の頭の回転(と狡猾さ)を堪能して下さい。
極道の世界が中心のお話ですが、勢いだけではない、頭を使った話の流れが気に入りました。
女性でも楽しめると思います。
ただし暴力的なシーンなど男性色の強い場面は織り交ぜられているので、それが苦手な方は少し注意でしょうか・・?
それでも一度は読んでみて、面白いと感じれば次作へ読み進めて欲しいです。
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産業廃棄物処理場を巡って、裏社会の人や市議会議員なども絡み合う。その中を金目当てに右往左往と駆け回る。どっちもどっちの疫病神同士の繋がりがなんか面白い。それにしてもハードだった。
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裏社会もので殴ったりだましたりは好きではないけども、そういう世界があるんだなぁとか、産廃業者ってそんなものなのかなぁという気はする。
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佐々木蔵之介の主演作のシリーズ第一作、というそれだけの理由で読んでみた。出版年も全く調べずに読んでいて、90年代の香りがするなぁと思っていたら、ほんとに90年代の作品だったのね。
建設関係の下請けの関係や、やくざとフロント企業の関係を把握するのがなかなか大変で、今の段階では全部のからくりを理解しきっていない気がする…。
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映画「破門」の原作シリーズの1作目。
映画化された「破門」はシリーズ3作目。
やんわりと映画キャストの印象があるので、主役の二人は思い浮かべやすく読み進めれた。
ストーリーは産廃処理場建設を巡る、ゼネコン、処分業者、暴力団、フロント企業の役回りがよく描けており、日常縁のない世界の私たちも楽しめる内容。
お互い、利害だけで行動していた二人が次第と相棒化していくのか?と2作目以降が楽しみになる。
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大阪を舞台にしたドタバタ劇。読んだなりの面白さはあるかな。頭のなかで北村一輝の大阪弁になるのは面白かった。