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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.1

評価内訳

14 件中 1 件~ 14 件を表示

2016/08/07 11:37

投稿元:ブクログ

表題作より、99の接吻のほうが好きです。
4姉妹の、男を巡って変化していく物語。暗くて甘美的なお話でした。
田村君は出てくる必要あったのかなーとひっそり思いましたが……

2017/01/29 11:04

投稿元:ブクログ

2つの作品が収録されている。
「冥土めぐり」
過去の裕福な暮らしを引きずる母と弟。
そんな二人の期待を裏切り、平凡な太一と結婚した奈津子。
そんな太一は病のため足が不自由になる。
ある日、奈津子は太一を連れて昔家族と過ごした思い出のホテルへと旅に出かける。

「99の接吻」
四姉妹の末っ子の菜菜子は、三人の姉を愛している。
一人の余所者の男性に恋をして嫉妬を募らせる三人の姉。
そんな姉たちを冷静に、時にはその男性に嫉妬しながら見つめる菜菜子。

芥川賞受賞作品ということだが、私にはちょっと難しかったかも。

2017.1.29

2015/01/24 09:56

投稿元:ブクログ

第147回 芥川賞受賞作

読み終えて、どっと疲れました。

結婚後、脳の障害で不自由な生活をせざるを得なくなった夫との暮らしに幸せを見つけられない奈津子は、夫を連れ覚悟の旅へ。。。

向かった先は、子供の頃家族で止まったホテル。

今では五千円で泊まれるホテルだが、子供の頃のそこは家族の栄華を象徴する場所だった。

今では全ての財産を失っているのにもかかわらず、いつかまた元の暮らしが待っていると謙虚さの欠片もない母と、プライドの塊でうまく行かないのは誰かのせいと疑わない無職の弟。

その二人の存在こそ、奈津子を死に向かわせた理由だった。
奈津子の母と弟への嫌悪感は、ただただ陰鬱で気持ち悪かった。

感情の無い奈津子と、無邪気な夫との旅。

呪縛から逃れるための覚悟の旅から、奈津子の気持ちを少し動かしたものは。。。


いやぁ、それにしてもどう読み解けばいいのか、私にはよくわかりません。
なんとも言えない後味の悪さが残りました。。。

2015/03/11 22:38

投稿元:ブクログ

3年前の芥川賞受賞作。主人公の奈津子さんの現在(いま)が、救われたものなのかどうか?最期までよく分からなくてモヤモヤした。作家ご本人の旦那さんがご病気で、ご自身がアル中にまで陥った経験をお持ちだとか。壮絶。わたしも、旦那に優しくしよう。しなきゃ。と思わせてくれた一冊。

2015/02/05 01:15

投稿元:ブクログ

痛い。
痛いけど心地よい。淀んでる。
個々の細かい描写が好みだった。
シーン展開はいつもどおり(?)神話的。とても良い。
「今は、意味の分からない絵でも見ることができた。奈津子は、ただ、絵を見ていた。」

『99の接吻』も美しい。
「蛍光灯のようなもの」・・・

2017/02/19 14:45

投稿元:ブクログ

★2.5、おまけなし。
2作品ともキャラ設定の際どさとか結構なブラッシュボールを投げている。そうすると確かなストーリーというか強固な骨が無いと単なるあざとさで終わってしまうと思うけれど、多少物足りない感じ。芥川賞受賞作はもう少し性悪の要素が強くって良い、毒の使い方が甘いかな。もう一方の作品は完全にデットボール、これ以上のコメントは要りませんな。

2015/11/11 17:22

投稿元:ブクログ

芥川賞受賞作で興味のある作品だった。
しかし、少し感情表現が激しく、オチがないものに感じた。ストーリーの終わりが感じられない。

2015/01/09 00:25

投稿元:ブクログ

第147回芥川賞受賞作。表題作の他、『99の接吻』を収録。
受賞当時は特に注目していなかったのだが、文庫化されて読んでみると、予想以上にストレートな内容だった。『ゼロの王国』もそうだったが、鹿島田真希は時々、ド直球を投げてくるなぁ。
『99の接吻』は女ばかりの家族の不思議な愛情を描いていて、どちらかというとこちらの方が好みだった。但し愛情としてはかなり行き過ぎてで、執着とか執念に近いものがあり、読者を選ぶかもしれない。重ねて個人的な好みを言うと、もう少しマンディアルグ的な硬質のエロティシズムを感じさせる作品の方がいいなぁ、とは思う。

2016/10/30 07:25

投稿元:ブクログ

表題作は簡単に言えば、アダルトチルドレンの治癒の話。主人公の感覚は分かるものが多かった。個人的に凄くハッとさせられたのは芸術作品を鑑賞してるときの感覚で、これは自分もまったく同じなので驚いた。同時に、客観的に見るとこれは芸術を味わう感性と真逆の思考回路だなと気づいた。自分の芸術を見る目がないことがすとんと納得できた瞬間でした。
最後のシーンは感動した。蝕んでいたものが根本からなくなると、日常が変わるんだなあと。旅行自体は単なるお祓いみたいなものだけど、人間にはこういうプロセスが必要なんだよなと思う。
さて、めでたく歪んだ家庭という足枷から心理的に脱出できたわけだけど、その実際のきっかけが難病と頼りない夫というのが面白い。不幸を排斥したのは別の不幸だったという。ある意味奇跡なんだけどまったく奇跡感がなくて、読後もなんだがそわそわする。不思議な感覚だ。
不思議な感覚がするのは『99の接吻』も同じで、読んでいて終始どこか不安定な感覚を覚える。一見安定してるんだけど、いびつな重ね方をした積み木の上にじっとしているような感じ。そして独特なのが、結末の後も不安定感が残ることだと思う。始めの不安定点から確かに良い方に向かうんだけど、そこはまた別の不安定点であるようなしこりが残る。うまく言えないけれど、この作者にはいままで読んだものと違う異質なものを感じたので他の作品も読んでみたい。

2015/02/15 09:31

投稿元:ブクログ

2012年に芥川賞を受賞した鹿島田真希氏の小説。斎藤環氏の影響で、著者の作品はいくつか読んだことがありました。しかしここ数年は小説というものにまるで興味がなくなり、本作も未読のまま。文庫化されたので手に取った次第です。

さて、斎藤先生はこう述べています。"鹿島田は小説を使って、およそ神の存在に依拠することなく崇高さを回復することは可能かという実験を反復しているかに見える。そう、それは確かに可能なのかもしれない。より高次元の空間性を知らしめるという意味で、愛がなおも主体に超越論的な作用を及ぼしうるのだとすれば"(『関係の科学としての文学』新潮社、P108)

「崇高さ」。なんだか難しそうだけど、鹿島田作品にはぴったりくる言葉のような気もします。

表題作の「冥土めぐり」では、「歪んだ家族」がひとつのテーマになっています。「母」と「弟」、どうにも救いようのない二人。それでも本作の主人公である奈津子は、そこに留まる。それは「崇高」な動機からではなく、そして奈津子もどこか歪んでいる。

夫・太一は『白痴』のムイシュキン公爵を思わせます。おそらく本作において「崇高さ」、聖性といったものを象徴しているのは太一でしょう。そんな太一の存在に照らし出されて、奈津子とその家族の異様さは際立ちます。しかし結局、問題は何事も解決しないまま、奈津子もどこにも行かない。もやもやっとしたものを抱えたまま読者は置き去りとなります。

やけに重たい表題作に対して、「99の接吻」はいかにも鹿島田ワールドといった雰囲気。個人的にはこちらのほうが好きです。

"芽衣子姉さん、萌子姉さん、葉子姉さん。魅力的なわたしの三人の姉さん。お願い、わたしを殺して。わたしを滅茶苦茶にして。わたしは想像する。わたしにないはずのファロスを姉さんたちに弄ばれる姿を。そしてやがて姉さんと一体になって、わたしは溶けて消えてしまう。多分、愛しているってこういうことなんだ、と思う"(P.125)

(20160228)

2015/01/07 11:59

投稿元:ブクログ

裕福だった過去に執着する傲慢な母と弟。彼らから逃れ結婚した奈津子だが、夫が不治の病になってしまう。だがそれは、奇跡のような幸運だった。車椅子の夫とたどる失われた過去への旅を描く芥川賞受賞作。

2015/06/01 18:46

投稿元:ブクログ

面白かった!ラティゲみたいに、えぐってえぐって、、って感じ。私の中で、松浦理英子とかアニー・エルノーの系列。
Je panse que c'est comme voyage, en refrechissant soi-meme.

2015/01/24 20:52

投稿元:ブクログ

最初の作品は確かな存在感のある重い内容だった。2番目の作品は4人姉妹の入り組んだ関係性を一番下の妹の視点で描かれている。短編2作品。芥川賞

2015/05/19 12:00

投稿元:ブクログ

鹿島田節全開。表題作より、99の接吻がいい。若草物語の悪意ある(?)パロディー。本当は谷根千という街自体を表現したくて、4姉妹はその象徴にすぎないのでは。近親相姦も同性愛も、ちゃちで上品で、愛なんてパロディーとうそぶいているよう。

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