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ビートルズの真実(中公文庫)

ビートルズの真実 みんなのレビュー

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紙の本

ビートルズ人間関係論

2016/02/29 23:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビートルズ・オタク2人による対談集。ビートルズメンバーの生い立ち、4人の出会い、デビュー、解散から現在(2014年当時)にいたる彼らの歩みを500ページ余りにわたって論じている。そのうち、半分ほどがデビュー前の時代についての話題に費やされている。それだけにこの下積み時代に関する叙述は、新鮮かつ最も印象的な箇所である。
 たとえば、ドイツ・ハンブルクでの出稼ぎ時代については、荒っぽく批判力旺盛な観客の欲求に応えるため、彼らはレパートリーを増やし続けたことが語られている。ジョージによると、当時は「とんでもない数の曲」を覚えなければならず、チャックベリー、リトル=リチャード、バディー=ホリーといった当時人気のミュージシャンのアルバムに入っている曲はほとんどすべて覚えたという。ショーを盛り上げるために、便器を首にかけて演奏したなどは有名な話だが、とにかく彼らは必要に迫られて演奏の腕をみがき、ミュージシャンとして多くを吸収していった。ハンブルクでもリバプールでも、その頃の彼らの演奏は、観客の叫び声しか聞こえなかった後年とは比べようもないほどレベルが高く、かつ刺戟的であったという。
 このような経験こそが、後の彼らの創造性の源となったのだろう。ビートルズ初期のナンバーには他人の曲が多いが、そのどれもオリジナルを凌駕する演奏であることは、そのような苦労の賜物であるし、彼ら一人ひとりが作曲家である以前に一流の演奏者であったことが、その創造する音楽を永遠に輝くものにしているのだろう。
 さて、本書には、ビートルズの負の部分も遠慮なく暴露される。中でも目を見張るのが彼らの激しい性生活である。私もビートルズについてはいろいろと本を読んできたが、どちらかというと音楽中心の書籍だったせいか、彼らの全員が女好きで、毎夜のごとくファンと無差別にセックスに耽っていたという記述には驚き、ある種の疑念をいだいた。ポールに関しては、いくつか認知問題を抱えていたなどとある。(たしかに昔、写真雑誌にそんな娘の一人が出ていたことを思い出す。)
 またオノヨーコやリンダなど、ビートルズの女たちに対する辛辣なコメントも見ものである。ヨーコ(あるいは彼女に洗脳されたジョンも...)については、私もネガティブなイメージしかもっていないので、対談内容には非常に共感した。
 最後に、本書には音楽についての言及があまりないことも添えておきたい。二人ともビートルズのどの曲がいいとか、~のソロ時代のベスト曲は?という話はするが、どれも音楽論的ではまったくなく、歌詞とか、曲の背景、思い出を中心に語るのみである。おそらく二人ともあまり音楽に造詣は深くないのだろう。だから、それについて多くを語らないのは、謙虚な姿勢である。本書は、ビートルズの音楽というよりも、むしろ彼らの人間性・人間関係にスポットを当てた本として勧めることができるだろう。

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2016/06/26 09:08

投稿元:ブクログ

ロックに求めるものの多くが「今」である僕は、古典中の古典「サージェント・ペパーズ」を、大学に入ってから初めて真面目に通しで聴いた時の衝撃は忘れられない。A Day in the Lifeに至っては、マジありえない頭おかしい、と思った。
もう一つ憶えてるのは、新入社員の頃の会社の飲み会で「古典ってそもそも前衛だと思うんすよね」と突然言い放ち、隣の部署の課長に「お前は何を言うてるか分からん」と一刀両断されたこと。
本書は「ビートルズがすごいのは、「それまでのポップス」と「アバンギャルド」をうまくミックスさせてしまったこと」(P47)と実に端的にその魅力を語りつつ、ジョンとポールが初めて出会った会場には、ポールは自転車で来ていたなど、どうでもいいところまで丹念に追いかけた歴史書。ビートルズを全く知らない人には全然面白くないと思いますが、以下の豆知識を読んで少しでも興味を抱かれた方は、「リボルヴァー」、「アビーロード」のB面(Here Comes the Sun以降)、もしくはいっそ青盤の1枚目を聴いてください。よろしくお願い申しあげます。

・ローリング・ストーンズの最初のヒット曲は、レノン=マッカートニーがミックとキースと他のみんながおしゃべりしている間に部屋の隅で仕上げたもの
・アメリカ初上陸時に出演した「エド・サリヴァン・ショー」の視聴率は72%
・日本のあとフィリピンでも公演したが、手違いでイメルダ夫人を怒らせてしまい、国民といざこざ。ジョンは「飛行機でフィリピンの上空を飛ぶのもごめんだ」といい、コンサートを一切止める原因の一つとなった。
・オノ・ヨーコ嫌われすぎ。

2016/11/18 23:35

投稿元:ブクログ

英国に20年住んでいる遠山氏と翻訳家の里中氏のビートルズ対談。遠山氏が彼の膨大なビートルズ知識を披露する。550頁の半分過ぎまで、ビートルズ結成までの話であるが、これが興味深い。英国の厳格な階級社会の中、リンゴは貧しい労働者階級、ジョンは結構な中産階級で広い家に住む。2枚目のシングル「please please me」が1963年2月22日に全英チャートの2位になり、そこから怒涛の快進撃を全世界で記録することになる。4人の女遊びの話が結構語られていて、ポール曰くピルが発売されてから、全く気にしなくて済むようになった。まるでトロール網漁だった、とか、夜周りに群がる女の子を「キミとキミとキミと、それからキミ」と部屋に連れ込むなど、流石トップスターである。ジョージの女好きも執拗に語られる。兎に角やる人数が凄い。
里中氏はジョージのインド傾斜を貶しているが、自分的には結構気に入っている。あとヨーコがジョンを操って、おかしな方向に持って行ったと、散々な言い様である。
解散後のアルバム評価でもジョンとジョージはひどい言われよう。音楽的にはポール賛美となっている。
遠山氏はダブルファンタジー推しで良かった。ポールはラム推しだが、個人的にはバンド・オンザ・ランの方が良い。
でもやはりレノン・マッカートニーの曲が上だな。
解散後ジョンとポールがアルバムの曲で喧嘩していたのは有名だが、これも本当に仲が悪かったらそんなことはやらないとのこと。お互いをからかっているだけだそうです。ジョン曰く「ポールの悪口を言って良いのは俺だけ。ほかの人間が言うのは許せない。」なるほどね。

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