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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

評価内訳

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紙の本

中世の漢文学習に最適!

2016/02/21 09:20

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たら - この投稿者のレビュー一覧を見る

吾妻鏡など中世の和様漢文を自分で読んでみたいという方や、学生さんにお勧めできる本です。ただし古典文法を覚えていない方は、高校教科書など活用が載っている資料でひとつずつ確認していかなければ、理解につながらないと思いますので、ご注意を。

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2015/12/19 13:36

投稿元:ブクログ

「動詞」として立項しておきながら,例文では名詞としての用例しかないものがある。宣・領状など。この事態に当惑し,いささか時間をとられた。
これから読まれる方は,以上のようなとまどいを感じたら,緒言12頁の「(4)叙述と表記上の注意」を再読せられんことを。どうもこういう編輯方針を述べているようだ。

16頁:訓読する場合,主語のあとに「者(は)」の字が使われない限り,格助詞「が」や係助詞「は」などを補う必要はない。
36頁:自身并春宮大夫,不可立行香(自身ならびに春宮大夫は行香に立つべからず)。
・36頁の例からすると,16頁に書かれていることは,あくまで大原則で,意味をはっきりさせたいならば,「は」を補う方が良い,と読むべきか?それとも,36頁の例は現代語訳にひきずられて,誤って「は」を入れてしまったのか?

44頁:「申(もうし~)」…「申行」「申定」などの形で謙譲・婉曲を示す。
例 先可申定日次 訳=まず,日取りを決定せよ。
・いづくのところに謙譲・婉曲かある?

44頁:(2)形容詞・形容動詞
・捉え方・考え方の相違によるのだろうが,例文は名詞(とわたくしが理解する)と
して使われているものが多い。「無為=無事」「肝要=大事・要」「無道=非道な行為」 と訳して,形容詞・形容動詞として扱っている。

54頁:有若亡(うじゃくぼう)=こちらの意向を無視した,傍若無人な
例 官有若亡之故也,
・これを中世では「官有るも亡きが若きの故なり」(担当者がいても,いないのと同じだ)とは読まないらしい。訳は「担当者が不適だからである」。「こちらの意向を無視」すると,「不適」と評価されるのだろう。

77頁:「乎・哉」→や・か。
・用例は,「や」のみ三例。「か」の例なし。

116頁:良(やや)=「良久」の形で,「少し」「ちょっと」の意味。
・漢文では(たぶん基本義として)使われる「非常に・はなはだ(長く)」の意味は,中世では使われなかったのだろうか?

119頁:補天台座主→天台座主に補す=天台座主にも任ぜられた。
・漢文訓読のように「補せらる」と,受け身に訓じなくともよいのだろう。

121頁:動(ややもすれば)=うっかりすると。場合によっては。
・これも,漢文とは訓は同じでも,意味は大違いなので,いささかおどろく。漢文では「いつも,ともすれば,つねに」の意。しかし,例文「近代,仁和寺辺悪僧往反,動成悪事也」は,悪僧なのだから,「うっかりすると」悪事をなすというのは,変である。それで,「場合によっては悪事を働く」と訳しているが,漢文的理解の「悪僧がうろついており,いつも悪事をはたらいている」の方が,しっくりいくように思う。いくつか古語辞典をひいてみたが,「うっかりすると」という語義は見えなかった。「うっかりすると」の用例をあげてほしかった。

123頁:為悦不少者也。→為悦少なからざるものなり。
・「悦(び)を為すこと」など開いて読んでいないので「為悦」は決まり文句なのだろう。あるいは「怡悦」と同意か?

128頁:併(しかしながら)=すべ��。それにしても。
・「しかしながら」と読んで「すべて」の意を示す例文をぜひ載せてほしかった。「すべて」の意味である場合,漢文訓読では,「併」は「アハセテ」と訓ずるのではと思ったから。/あるいは,「併不可說也」は「それにしても言語道断である」とも「すべて言語道断である」の両方に訳せる可能性があるということか?

138頁&156頁:因茲→茲(ここ)により,=これによって(このため)
・中世では「茲(これ)により」とは読まなかったのだろうか?「ここにより」では,意味が異なってくるように思えるが。

159頁:勿論事也=それは仕方のない事である。
・中世では,「勿論」は,自明のこと,当然のこと,ではないらしい。

160頁:委先年,受坊城右中弁俊国之口伝了,雖然,又重今日,授世尊寺三品之家説了→委しく先年,坊城右中弁俊国の口伝を受け了んぬ,然りと雖も,重ねてまた今日,世尊寺三品の家説を授け了んぬ,=……坊城右中弁俊国の口伝を受けた。そうであっても,今日また重ねて,世尊寺三品の家説を授けた(授かった)。
・「受……口伝」と「授……家説」の主語は同じであろう。あいだに「雖然,重又今日」とあるのだから,「受」と「授」の意味は同じだとおもう。つまり「授」は「さずけた」ではなく「さずかった」であろう。家説を伝授されたのである。であれば,「授け了んぬ」ではなく,「授かり了んぬ」と訓むべきでないかと思うが,これが中世の変体漢文の読み方だと言われれば,門外漢として引き下がるしかない(それにしても,こんな意味と乖離した訓につきあうのは苦痛である)。いや,「授けた」と訳しているのだから,わたくしの理解とは,異なるのだ。しかし,そうすると,著者は「重ねて」をどのように理解したのだろうか?わからん。

165頁:固・本自(もとより)=もともと。
・「固」の用例を示してほしかった。

184頁:〔解答〕演習問題二の⑧ 「その沙汰有り」
・問題文に「有」字なし。

73頁:候い畢んぬ/184頁⑤:候らい畢んぬ
・校正もれ?

184頁:〔解答〕演習問題三の⑥ 府宜しく承知し,宣に依りこれを行なえ。
・「宜しく」で始まっているが,「すべし」で終わらなくとも良い例として出題したものか?

178頁:演習問題五の問七「可被出状之由」。187頁の解答「状を出さるべきの処」。
・「由」=⇒「処」。
★また問十二の解答「状を出さるるの間」。演習問題一の⑥「仰せ出さるる」。これらから中世変体漢文では「出」は「いヅ・いダス」とは読まず,「だス」と読むことがわかった。この本で得た大いなる収穫である。

2015/12/26 00:45

投稿元:ブクログ

これまで古文書の漢文は現代語訳がない限り何となくというか、いい加減にしか解釈できず、勉強したいと思っていました。この本で変体漢文なるものを初めて知ったほどですので、通読してどれほど身についたか心許ないですが、繰り返し読んで古文書にも挑んでみたいですね。
例文が少ないかなとは思いますが、初学者にはいい本だと思います。どんな文字が書かれているのかではなく、どう読むのか知りたい方には勧めたいですね。

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