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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
12 件中 1 件~ 12 件を表示

2015/06/08 01:30

投稿元:ブクログ

途中まで読んで中断。というのも暴力は悪である、暴力は現代に近づくに従って減少しているという強固な前提を崩さずそれを立証するためにデータを集めて論証していく実証主義っぽさがあまりに強いからだ。読み物としては面白いがレッテル的な荒い考察が目立つ。

データや数字が示すことを丁寧に追っていくのは大事だけれど同じぐらい直観的な包括的な論理性も大事だと感じた。というのも暴力が減少することによって別の部分で表出しうる問題に関する考察が少々欠けている。これは進化論や自由主義を肯定的に見る論者の前提となっているように感じられるが少々意見の偏り、安易な言い切り表現が目立つ。

ただしテーマとしては非常に興味深く、出てくる課題も時々面白い。もう少し切り口を変えてより解釈主義的な暴力論を読んでみたいと思った。

2015/08/30 14:38

投稿元:ブクログ

レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-12057417636.html

2016/01/07 12:19

投稿元:ブクログ

戦争・暴力を統計として見ていけば、時代とともに確実に減少しているという。我々が今生きている現代が最も暴力的である、と思いがちな、感覚的には受け入れにくい主張だが、出てくる数値・グラフには説得力がある。膨大な考察の中には感情的にすぐには首肯しづらいものもあるが(死んでるが量が減ってるからいいだろ、という見方。第二次大戦における日本の捉え方など)、俯瞰の高度が高ければ細部は見えにくくなるのは致し方ない。内容、物理的に実に重厚だが下巻も読む。

2016/07/24 12:35

投稿元:ブクログ

21世紀が如何に平和且つ人類の理性が最高峰に達した時代かをデータと事実に基づき論証。
20世紀はろくでもない時代だった。19世紀はもっとろくでもない時代だった。中世はキチガイ、それ以前は何ともはや。
昔は良かったの懐古趣味は教養の欠如以外のなにものでもないと。

2015/04/30 00:26

投稿元:ブクログ

強烈におもしろかった!

21世紀現在、人類は暴力からかつてないほど遠ざかっている!
と言われると首をかしげる人が大半だと思う。
しかし本書では「それは本当だ」と検証していく。

世界人口に対する死者数数比率で換算すると、安史の乱がぶっちぎりでワースト1だとか、驚くべき事実でいっぱい。
これは読むべき本。
詳しくは下巻にて。

2015/04/19 00:54

投稿元:ブクログ

戦争、ジェノサイド、テロ、魔女狩り、子殺し、殺人、こうした様々な暴力は実は驚くべき程減少してきているー人間は新聞やテレビなどで目にする事象を頻度が多く発生しているものと捉えがちな「近視眼的バイアス」に陥ることが多いが、人類史を膨大なデータから紐解いたときに見いだされるのは冒頭の結論である。

上巻では主に戦争、ジェノサイド、テロなどの暴力に的を絞り、それぞれの暴力が過去どの程度悲惨なものであり、現在ではどの程度減少してきているかが定量的に示される。また、数多の暴力の中でも最も死者数が多い戦争・ジェノサイドの減少をもたらす要素としては、民主主義社会、近隣国との貿易の有無などを明らかにする。
続く下巻では、なぜ暴力が減少したのかという点に対する分析が描かれていく様子。

21世紀に入ってもなお相次ぐ紛争やテロのニュースを見れば、暴力が依然として止まないように見える現代に対して悲観的な見方になってしまうが、正しく事実を見れば、決して悲観的になる必要はないことがわかる。そして、重要なのは悲観的になる必要はないということが、こうした暴力に対して楽観的になっても良いということを意味するわけではなく、正しい事実認識からこそ、更に暴力を根絶させることが可能になるのではないか、という発想である。
副次的には、悲劇をことさらに煽るマスメディアや人間特有の認知バイアスに惑わされず思考することの重要性を気づかせてくれる点も意義深い。

さて、続いて下巻へ。

2016/06/09 21:46

投稿元:ブクログ

世界に対して悲観的、破滅的な報道が多い中、人類史上一環として殺人・暴力が減少していることをデータとして示して、データのみでなく、著者の考える要因を膨大な知識で説明しようとしている。とにかく分量が多く、途中冗長ではないかと思わないでもなかったが、世界史の勉強と思い、興味深く読んでいる。著者は認知科学者、進化心理学者ということであるが、上巻を読む限り、歴史的事実に関する記述が多く、下巻で著者の心理学を踏まえたどのような論を展開するか楽しみである。

2015/07/18 19:00

投稿元:ブクログ

歴史を(暗記事項ではなく)一つの流れとして認識している人なら気づく「大局的には時代が下るほど平和になっている」という実感を、さまざまなデータに基いて検証した一冊。とはいえ、そもそもの前提が「高貴な野蛮人」などの西洋ドグマに依存しすぎという感もある。

2016/02/25 14:24

投稿元:ブクログ

人類の誕生から現在まで順を追って説明しているが、中世までのところは皆が知らないので、そこを中心にして興味が沸くであろう。20世紀が殺人の世紀というキャッチフレーズは言えないということである。

2015/06/08 21:22

投稿元:ブクログ

上巻は主に西洋史における暴力の話。この本の原題はThe other side of our angelなので歴史の話に限定するものではない。
過去がいかに暴力にまみれていたかというのを例証する。戦争の話だけではなく、拷問、処刑、日常生活における虐待など。むごたらしいが興味を引く内容。昔が良かったとは言わせない話。

2015/05/29 10:51

投稿元:ブクログ

歴史を題材としたすべての創作者にとっては必読の一冊。今の時代は並外れて平和だと言われているけど、過去って実は「異国とも思えるほど、衝撃的で暴力的だった」。『ヒストリエ』や『ヴィンランド・サガ』に見られる、理不尽で残酷な描写が誇張でも何でもないことがよくわかる。アイスマンなど今日発見される古代の遺体に、殺害や生け贄といった悲惨な最期を遂げたものが意外に多い。ホメロスは戦争を、一方では浪費であると嘆きつつも、それを避けられない人生の現実として受け入れていたし、あの聖書でさえ暴力を称賛する長い物語と読めるのだ。

「戦闘は決闘になぞらえられるが、歴史において決闘はやがて笑いの種にされ、ついには消滅した事を思い出してほしい。いまや戦争も同じように縮小しつつあった。まさにオスカー・ワイルドの予言『戦争は邪悪なものと見なされる限り、その魅力はいつまでも消えない。だが野蛮ものと見下されれば人心は離れていくだろう』が成就したと言っていいかもしれない」

「かつて戦争は輝かしく英雄的で、神聖で、スリリングで、勇ましく、全てを浄化するものと見なされていたが、いまや戦争は、不道徳で、不快で、野蛮で、無益で、愚かで、無駄ばかりで残酷なものになった」
つまり、戦争の正当性が信じられた時代は去り、戦争を嫌う感情が大勢となったのだ。

もちろん著者は、これですべての戦争がなくなり平和になったのだと考えているわけではない。戦争はただポワソン過程にしたがってランダムに起きるものなのだから、地震のように周期性があるわけでもなく、今日明日にも突然勃発しても全然不思議ではない。しかし世界は、多くの犠牲者を出しながらも、その度に過ちを反省し、徐々に戦争勃発の確率を下げていく歴史的過程にあることは間違いない。

戦後の平和の時代が続いているのは、なぜか? 平和をもたらしているのは核なのか民主主義なのか貿易なのか? そうではないのか? 両方の側に証拠と反証がいくつもあり検討が加えられる。読者は、「1940年代後半以来、他国を征服することによって領土を広げた先進国の数はゼロ」であり、いかなる領土拡張も「侵略」と断罪され、国境不可侵の規範が作られたという著者の指摘に対し、ロシアによるクリミア併合などを思い浮かべるかも知れない。しかし一部に例外はあっても、やがて撤退もしくは無効とされてきた歴史があるとする。

上巻での結論は、長い平和が「暴力の減少をもたらす心理的回帰の結果だ」ということだ。奴隷制や車裂きの刑、異端者の火あぶり、決闘、鞭打ちの刑、そして死刑でさえも、かつては多くの人にとって当たり前のものと考えられていた。しかしやがて「意見の分かれるものへ、そして不道徳なもの、考えられないもの、ついには想像ができないものへと変わっていった」ように、戦争もこうした人間を規制する規範や慣習によって形を変えていくに違いないとする。日本人にとっての死刑や、肉体への暴力とも言える切腹について考えさせられる結論だ。

これは初版本に限ったことであって欲しいのだが、誤字・脱字・字下げの間違いの多さには閉口させられた。決して訳文は読みにくいわけではない(むしろ読みやすい)のだが、監訳者のいない共同訳出の弊害か、はたまた編集者の点検漏れかは知らないが、落丁本と言いいたいくらいのありえない数の誤りがあり、決して安い本ではないので残念でならない。

2015/02/12 08:42

投稿元:ブクログ

原題:The Better Angels of Our Nature: Why Violence Has Declined 
著者:Steven Pinker 


【版元リンク】
[上巻]
定価  本体4200+税
発売日 2015年2月
ISBN  978-4-7917-6846-2
<http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2069>
[下巻]
定価  本体4200+税
発売日 2015年2月
ISBN  978-4-7917-6847-9
<http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2070>


【メモ】
・分量
  652+32=684頁
  584+78=662頁

・この記事を見て登録。
 shorebird 2015-01-27
 訳書情報「暴力の人類史」上下
<http://d.hatena.ne.jp/shorebird/20150127>



【上巻目次】
目次 [100-006]
献辞 [009]
はじめに [011-024]

第1章 異国 025
人類前史 027
ホメロスのギリシア 031
ヘブライ語聖書 035
ローマ帝国と初期キリスト教 045
中世の騎士 055
近代初期のヨーロッパ 057
ヨーロッパと初期のアメリカ合衆国における名誉 062
二〇世紀 065

第2章 平和化のプロセス 079
暴力の論理 090
人類の祖先の暴力 090
ヒトの社会の種類 096
国家と非国家社会における暴力発生率 108
文明とそれに対する不満 122

第3章 文明化のプロセス 127
ヨーロッパにおける殺人の減少 132
ヨーロッパにおける殺人の減少の原因 136
暴力と階層 165
世界各地の暴力 173
アメリカ合衆国における暴力 182
一九六〇年代における非文明化 205
一九九〇年代における再文明化 222

第4章 人道主義革命 245
迷信による殺人――人身供儀、魔女狩り、血の中傷 254
迷信による殺人――神への冒瀆、異端、背教に対する暴力 263
残虐で異常な刑罰 272
死刑 280
奴隷制 285
専制政治と政治的暴力 294
大規模戦争 300
人道主義革命の源泉 311
共感と人間の生命への配慮 320
文芸共和国と啓蒙的人道主義 327
文明と啓蒙主義 338
血と土 342

第5章 長い平和 347
統計と物語 350
二〇世紀は本当に最悪だったのか? 355
殺しあいのケンカの統計(その1)――戦争の時期 364
殺しあいのケンカの統計(その2)――戦争の規模 382
大国の戦争の推移 400
ヨーロッパの戦争の推移 407
背景としてのホッブズ哲学と王朝と宗教の時代 412
王権の時代の三つの潮流 418
反啓蒙主義イデオロギーとナショナリズムの時代 442
イデオロギーの時代の人道主義と全体主義 434
長い平和――いくつかの数字 443
長い平和――人びとの意識と出来事 452
長い平和は核による平和か? 474
長い平和は民主的な平和か? 491
長い平和は自由主義的な平和か? 502
長い平和はカント的な平和か? 507

第6章 新しい平和 519
大国や欧州以外の地域における戦争の推移 523
ジェノサイドの推移 558
テロリズムの推移 596
天使も踏むを恐れるところ 624

注 [1-32]



【下巻目次】
目次 [001-006]

第7章 権利革命 009
公民権と、リンチや人種差別ポグロムの減少 017
女性の権利と、レイプや殴打の減少 037
子供の権利と、子殺しや尻叩きや児童虐待やいじめの減少 073
同性愛者の権利と、ゲイバッシングの減少や同性愛の非犯罪化 130
動物の権利と、動物虐待の減少 142
権利革命はどこから来たか 180
歴史から心理学へ 190

第8章 内なる悪魔 193
人間の暗黒面 195
モラリゼーションギャップと、純粋悪の神話 205
暴力の器官 222
プレデーション(捕食) 241
ドミナンス(支配、優位性) 252
リベンジ(報復、復讐) 278
サディズム 312
イデオロギー 329
純粋悪と、内なる悪魔と、暴力の減少 352

第9章 善なる天使 355
共感 361
セルフコントロール(自己制御) 394
最近の生物学的進化? 430
道徳とタブー 448
理性 483

第10章 天使の翼に乗って 535
重要だが一貫していないもの 539
平和主義者のジレンマ 548
リヴァイアサン 552
穏やかな通商 555
女性化 558
輪の拡大 566
理性のエスカレーター 568
考察 571

訳者あとがき(二〇一五年一月 訳者を代表して 塩原通緒) [581-583]
参考文献 [41-78]
注 [15-40]
索引 [1-14]





【引用】
・下巻499~500ージ。オチは本書で確認してください。

――――――――――――――――――
 信じようと信じまいと、私たちは着実に賢くなっている。一九八〇年代初めに、哲学者のジェームズ・フリンは「ユリーカ!」の瞬間を得た。知能検査の販売会社が定期的にスコアの標準化をしなおしているのを発見したときである(※228)。本来、知能指数(IQ)の平均値は一〇〇になっていなければならないが、正しく解答される問題の比率は、問題の難易度しだいで変動する任意数である。検査業者は、この比率が適正になる尺度を一致の式にしたがってIQの尺度に落とし込まなくてはならないのだが、その式が、うまく働いたままでいてくれなかった。過去数十年間で知能検査の平均スコアはじわじわと上がりつづけとり、そのため平均値を一〇〇に保つためには、定期的にその式に手を入れて、受験者の正解数がもっと多くないと所定のIQにいたらないようにしなくてはならなかった。さもないとIQのインフレがおこってしまうのである。
このインフレは、誰かが躍起になって退治しようとするような(七〇年代のそれのような)ものではなく、むしろ近年の歴史と人間の心について重要なことを教えてくれるものであるとフリンは考えた。世代があとになるほど、かつての世代とすべて同じ問題で検査をされた場合、正しく解答される問題の数多くなっていた。つまり、知能検査がどういう技量を測定するのであれ、その技量に関しては世代があとになるほど優秀になっているということだ。知能検査は二〇世紀のほとんどを通じ、世界中で大々的に実施されてきた。国によっては、全学童、全徴募兵にいたるまで知能検査を受けさせている。したがって、測定された知能が年月とともにどう変わっているかを国ごとにグラフ化できるはずだ。フリン��世界中のデータを調べ、何年間も同じ知能検査がなされている場合、もしくは数字がつねに相応するようにスコアの標準化がなされている場合のデータセットを探しだした。結果は、どのサンプルでも同じだった。IQスコアは時をへるごとに上昇していたのである(※229)。一九九四年にリチャード・ヘアスタインと政治学者のチャールズ・マレーがこの現象を「フリン効果」と名づけ、以後、この名称が定着した(※230)。
フリン効果は、発展途上世界の一部も含めた三〇ヵ国で確認されており、知能検査が初めて大々的に行われた第一次世界大戦前後の時期からずっとみられている。〔……〕
 考えてみれば、これはとんでもないことだ。今日の平均的なティーンエイジャーは、一九五〇年にタイムトラベルできれば、そこではIQ一一八になれる。〔……〕さらに不穏な言い方をするならば、もし一九一〇年時点での典型的な人が現在に時間転送されてきたら、IQがたったの七〇で、精神遅滞のボーダー(境界域)になってしまうということである。〔……〕
 明らかにフリン効果は額面通りに受け取れない。一九一〇年の世界が、今日なら精神遅滞と見なされるような人々でいっぱいだったわけではないからである。評論家たちはフリン効果を葬り去る方法をいろいろと探してきたが、うまくいったものは一つもない。

(※228)Flynn, 1984; Flynn, 2007.
(※229)Flynn, 2007, p. 2; Flynn, 1987.
(※230)Herrnstein & Murray, 1994.
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