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みんなのレビュー11件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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11 件中 1 件~ 11 件を表示

2016/01/13 16:09

投稿元:ブクログ

面白かった。人類の歴史を通じて、暴力が減少しているというのは非常に興味深い指摘である。ただやっぱり統計の妥当性は本当なの?という点が気になってしまう。全然レベルの違うものを同じ土俵に載せている気がしてならない、というか…。

心理学の知見を歴史学に持ち込めるか、という点も議論があって面白い。日本の歴史学ではほとんどそういう傾向はないけれど…近いものとして、認知考古学があるけれど…。以前神経経済学の本を読んでこれはすごいことだ、と思ったが、歴史にもそういう流れが今後入ってくるかもしれない。そうなったときに、既存の手法をもっている歴史学者は徐々に駆逐されていく…のかもしれない。

2015/08/30 14:38

投稿元:ブクログ

レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-12057417636.html

2016/01/30 22:25

投稿元:ブクログ

現在までに、多くの種類の暴力が減ってきた。なぜそれが実現したか。下巻は心理学・認知科学的な考察。
我々は人類史上最も幸せな時代を生きている。心構えとしても大事だし、実際に統計でそれを示すというのは実に野心的だがデータに説得力がある。

2015/05/04 22:32

投稿元:ブクログ

これは本当に、ここ数年で読んだ中でベスト。

要約すると、「世界はよりよくなっているのに、皆その逆だと思っている。それはなぜか?」を徹底追求した本。
(分厚い、長い、読むのに時間かかった!)

なんで世界は実際はよくなっているのに、その逆だと思うかというと、
1.理想の進歩の方が現実より早いため追いついていない 2.平和で理性的な世の中は軟弱で女々しい、退化だと思う価値観ゆえ
3.過去の暴力性を無視してロマンしか見ていないから …まあこんなところでしょうか…

上巻の歴史考察、下巻は心理考察。
ともかく説得力があって、とても希望を感じたし、日頃疑問に思っていることが氷解した。
私より若い人は私より進歩的で平和的な価値観を持って生まれてくる。
そのことを忘れず、老害にはならないようにしたい。

2015/04/26 16:01

投稿元:ブクログ

ハーバード大学心理学教授として認知心理学を研究する著者が、人類の長年の歴史において実は暴力は減少しているということを解き明かし、何が人間を暴力に掻き立てるのか、逆に人間の暴力を抑制するものは何かという点を多用な学問領域の知見を活用して明確にした一冊。ようやく下巻も読了。

上巻では、人間の暴力を様々な観点から分類した後で、そのそれぞれの暴力形態が主に長期間の歴史的時間軸で見ると減少していることを定量的なデータにおいて示される。続く下巻では、人間を暴力に掻き立てるイデオロギー、ドミナンス、サディズムなどの「内なる悪魔」と、人間の暴力を抑制する共感やセルフコントロールなどの「善なる天使」が、脳科学や心理学の最新の知見・研究結果などに基づき示される。

本書の卓越したポイントは、何が暴力の減少に相関していて、何が相関していないのかを、イメージではなく一定の論拠と共に示したことにある。暴力の増加・減少に相関するのは、ホッブズが示すところのリヴァイアサンのような独占的に暴力をコントロールする国家の存在、穏やかな通商、女性化、輪の拡大、理性のエスカレーターが挙げられる。一方で、一見相関しているように見えるがそうでないものとして、兵器と軍縮、資源支配と力、経済的な豊かさ、宗教などが挙げられる。各要素の相関関係を明確にしつつ、その全てで必ずしも因果関係があるかはわからないにせよ、今後も暴力をさらに減少させ平和な社会を作るために必要な要素や我々がすべきことへの示唆は十分引き出せる。

現代においてもテクノロジーへの嫌悪なども含めた反近代派は、一見テロや内戦に溢れた現代がいかに暴力に溢れた時代であるかという誤ったイメージを拠り所とした主張を行うが、そうしたイメージではなく、しっかりと歴史を見据えた判断をすることの重要性を本書は明らかにしてくれる。

2015/12/12 23:14

投稿元:ブクログ

上下合わせて1300ページを超える並外れたボリュームの本書。これだけの紙数を割いて、今日、我々が暮らす時代は、人類が地上に出現して以来、最も平和な時代であることを主張する。

テロ、紛争、無差別殺人といった悲劇的なニュースで毎日が溢れている現代であるが、それでも我々は最も平和な時代に生きていることを示すため、膨大な量の統計データとともに人類の歴史を振り返る。

暴力性の後退が6つの大きなトレンドに分類して考察されている。
1.狩猟採集から統治機構を持つ農耕社会への移行に伴う「平和化のプロセス」
2.中世後半からみられた中央集権的統治と商業基盤の確立による「文明化のプロセス」
3.ヨーロッパ啓蒙主義によって奴隷制や拷問・迷信などを克服した「人道主義革命」
4.第二次第戦後に超大国・先進国同士が戦争しなくなった「長い平和」
5.冷戦終結後に紛争・内戦・独裁政権による弾圧が低下した「新しい平和」
6.1948年世界人権宣言以降に少数民族や女性に対する暴力が嫌悪されるようになった「権利革命」

著者は特に3つめの「人道主義革命」に注目する。この時代に暴力を見る目を大きく変わったのだ。残虐行為を「あって当然」から「ありえない」へと変容させた人道主義革命。それを駆動した要因が書籍。グーテンベルクによる活版印刷の発明を経て、17~18世紀に出版物は爆発的に増加し、それに伴い識字率も飛躍的に向上。読書により、さまざまな人や場所、多様な文化やアイデアに触れ、人びとの感情や信念に人道主義的要素を吹き込むことにつながっていくのだ。

暴力が減少していく一方で、人間の理性の力と抽象的推論能力は向上していく。2つの力の組み合わせによって、私たちは自己の経験に囚われることなく、広い視野を持ち、暴力回避という選択肢を選ぶことができるようになっているのだ。自身の経験にのみ基づくことが他者との摩擦を増大させ、その後の暴力の呼び水となることは想像に難くない。

今後も平和が続くと予測するものではないが、そうなるのだろうと期待を抱かせる大著であった。

2016/07/01 23:41

投稿元:ブクログ

上巻で人類の殺人・暴力が一環して減少していることをデータで示し、下巻では人間の内的要因を進化心理学者として説明している。脳の機能、心理という観点からの説明なので、厳密な因果関係の説明は困難であり、著者の希望的観測もあるが、膨大な文献、資料を結び付けた説明は説得力があったし、知的刺激を大いに受けた。

2015/07/18 19:16

投稿元:ブクログ

ロマン主義とマルクス主義をつなぐってのは新鮮だ。人文学史的には普通のことなのかね?
「一九五〇年以降、アメリカでは特定の人種や民族グループを狙った暴動は一つもなく」とあるが、ロス暴動のコリアタウン襲撃はどうなのだろう。
アメリカのゲーム業界だとレイプは殺人より悪いタブーらしい。日本のエロゲをわざわざ輸入してまで槍玉に挙げた件はこういう事情があったのか。
道徳のモデルと尺度水準を結びつけるのが面白い。共同的分かちあい→名義尺度、権威序列→順序尺度、平等対等→間隔尺度、合理合法→比率尺度という。

2015/10/05 14:52

投稿元:ブクログ

系推薦図書 3系(情報・知能工学系)

【配架場所】 図・3F開架 
【請求記号】 209||PI||2
【OPACへのリンク】

 https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=172020

2015/06/08 21:27

投稿元:ブクログ

下巻はいかに平和な時代になったかというその背景を分析したもの。
心理学の話が多いが、ゲーム理論的に効用の高い平和・平和の戦略よりも暴力が支配戦略だったのが、歴史的な知識の積み上がりやコミュニケーション技術の発達で繰り返しゲームになってきた。とはいえ第一次第二次世界大戦はベキジョウ的な戦争被害の曲線の橋にいるものとして突発的に存在しており、このような事象がなくなることを絶対視もできない。

2015/02/12 08:38

投稿元:ブクログ

【下巻目次】
第7章 権利革命
公民権と、リンチや人種差別ポグロムの減少
女性の権利と、レイプや殴打の減少
子供の権利と、子殺しや尻叩きや児童虐待やいじめの減少
同性愛者の権利と、ゲイバッシングの減少や同性愛の非犯罪化
動物の権利と、動物虐待の減少
権利革命はどこから来たか
歴史から心理学へ

第8章 内なる悪魔
人間の暗黒面
モラリゼーションギャップと、純粋悪の神話
暴力の器官
プレデーション(捕食)
ドミナンス(支配、優位性)
リベンジ(報復、復讐)
サディズム
イデオロギー
純粋悪と、内なる悪魔と、暴力の減少

第9章 善なる天使
共感
セルフコントロール(自己制御)
最近の生物学的進化?
道徳とタブー
理性

第10章 天使の翼に乗って
重要だが一貫していないもの
平和主義者のジレンマ
リヴァイアサン
穏やかな通商
女性化
輪の拡大
理性のエスカレーター
考察

訳者あとがき


参考文献
索引

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