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hontoレビュー

在日朝鮮人 歴史と現在(岩波新書 新赤版)

在日朝鮮人 歴史と現在 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

2015/04/29 09:16

投稿元:ブクログ

韓国併合以前から現代に到るまでの在日朝鮮人の歴史を概説したレビュー。特に併合以前(1910年まで)の国内朝鮮人労働者は、当時の風景としては一般的であったようだが(清水宏監督の映画「有りがたうさん」など)、本書のような概説はあまり見かけないので貴重かもしれない。日本政府の移民対策・管理の考え方や方法論は、基本的に明治以後から現在に到るまで変わっていないという印象を受ける。終戦直後の在日朝鮮人連盟形成などのくだりは、同時期を舞台にした東映やくざ映画などの(映画自体は劇的に演出されているとはいえ)基本的な背景になっている。また、戦後在日社会の内部抗争などについても触れられており、一言で「在日」といっても一枚岩ではないことが分かる。在日第二世代以後の作家や雑誌などメディア活動についても概説があり、これも単純な立場でくくれないようだ。

2015/03/04 08:08

投稿元:ブクログ

概観はつかめたが、理解には程遠い。
時代と国家に翻弄された民族か哀れ。
日本の責任論だけでなく、そもそも朝鮮半島は大陸からの脅威と侵略の歴史でもある。
民族の悲哀は地政学的でもあるのかも。

2015/07/08 16:11

投稿元:ブクログ

【所在・貸出状況を見る】
http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=all&category-mgz=all&materialid=11401668

2015/07/21 16:14

投稿元:ブクログ

 「韓国併合」前から植民地期、戦後期を経て現在に至る在日コリアンの通史。戦前は労働者の「内地」・朝鮮間の移動の変容に、戦後は在日韓国・朝鮮人による社会運動の変遷に力点を置いて叙述している。近代の在日コリアンついての最新の入門書として有益である。

2015/12/08 23:28

投稿元:ブクログ

岩波新書のカタさには慣れているつもりだったが、いつもにも増して読みづらく感じた。戦前の朝鮮人労働者流入対策がまず先にあり、その結果韓国での工業化を許容する植民地施策が実行されたなどの興味深い指摘は多いが、民団や総聯などの各種団体の合従連衡や、本国や日本の共産勢力との絡みが異様に複雑で、一読しただけでは全体像が掴みづらい。一番知りたかった在日コリアンの現代の暮らしぶりに関する記述が少なかったのもやや残念。

2015/01/22 06:55

投稿元:ブクログ

水野直樹(朝鮮近代史、東アジア関係史)
文 京洙(政治学、韓国現代史)

【メモ】
・出版社リンク
<http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-431528>


【目次】
まえがき 

第1章 定着化と二世の誕生――在日朝鮮人世界の形成 001
1 併合前の朝鮮人労働者
2 1910年代の在日朝鮮人
3 関東大震災と朝鮮人虐殺
4 植民地支配と人口流出のメカニズム
5 定着化と集住地区の形成
6 朝鮮人のさまざまな運動

第2章 協和会体制と戦争動員 045
1 世界恐慌期の渡航・移民問題
2 朝鮮人コミュニティの変容
3 協和会体制
4 強制連行・強制労働
5 戦時期の在日朝鮮人

第3章 戦後在日朝鮮人社会の形成 083
1 戦後在日朝鮮人の出発
2 占領政策の転換
3 朝鮮戦争下の在日朝鮮人
4 在日朝鮮人運動の転換と帰国運動

第4章 二世たちの模索 149
1 日韓会談と在日社会
2 在日朝鮮人社会の変容
3 二世たちの挑戦
4 転換期の思想と文化

終 章 グローバル化のなかの在日朝鮮人 207
1 多民族化する日本社会
2 「国民の論理」を超えて

参考文献/年表/図版一覧/索引

2016/01/16 10:05

投稿元:ブクログ

朝鮮・韓国近現代史を専門にする、日本人と在日朝鮮人二世の学者による共著。
著者らはまえがきで、本書は、大きくは、「韓国併合前後から、植民地期の在日朝鮮人世界の形成を経て、戦時期の試練へと至る時期」を扱った前半と、「朝鮮解放から、高度成長期以後の在日朝鮮人の世代交代や多様化を経て、グローバリゼーションの時代へと至る時期」の二つの部分から成り立ち、前半は「植民地と支配本国との間の移動という特殊性を持ちながらも、現代の移住労働者と共通する面があると考え」て「移民労働者という側面に注意を払うことにし」、後半は「国籍や民族にまつわる画一的な見方や観念ではもはや捉えきれないような、在日朝鮮人のありのままの多様な営みや思いを記すように努めた」と書いている。
私は、第二次大戦と朝鮮戦争を経て、北朝鮮と韓国という二つの祖国を持つこととなった在日朝鮮人の歩みと現状に関心をもって本書を手に取ったが、第二次大戦までは、植民地と支配本国という比較的シンプルな構造の中にあった在日朝鮮人の世界が、戦後、朝鮮半島の分断等を背景に大きく変化して行ったことが詳細に描かれている。
具体的には、終戦直後の「朝連」の結成と1949年の解散、日本共産党の指導の下にあった民族対策部「民対派」と金日成など北朝鮮労働党との結びつきを重視する「民族派」の対立、1953年の朝鮮戦争停戦後の北朝鮮の影響を受けた「総連(在日本朝鮮人総連合会)」の発足と1959〜61年の7万人の北朝鮮への帰国、民族教育を重視した「総連」と日本での法的地位の改善に取り組んだ「民団」や「韓学同・韓青同」、1960年代後半の朝鮮籍在日朝鮮人と韓国籍在日朝鮮人の比率の逆転等。
そして、1970年以降については、在日朝鮮人の中で二世世代が70%を超え、高度成長期に人格形成を果たした在日朝鮮人の戦後世代が、就職、結婚、子育てと、生活者として地域社会の現実に向かい合った過程が示され、更に、1980年代後半以降の日本への外国人労働者等の大量流入や韓国人ニューカマーの増加により、在日朝鮮人世界および日本人の意識が変化してきたことが記されている。
歴史認識を背景に日韓関係が冷え込む中で、ややもすると一方的な見方になりがちな両国間の問題を、様々な視点から認識する上で参考になる。
(2015年4月了)

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