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ペトロ(中公文庫)

ペトロ みんなのレビュー

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みんなのレビュー10件

みんなの評価3.6

評価内訳

10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本

今度は外国人の相棒と二人三脚

2015/03/10 22:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今野敏の警察小説である。といっても今野の警察小説にはシリーズ化されたものがいくつもある。本書は碓氷警部補のシリーズである。碓氷警部補は警視庁の捜査一課に属する刑事であるが、実際の捜査に当たるよりは、事件の全体像を確認する調査を任されることが多いと作品の中でも説明がある。

 今野の作品ではキャラクターを描く旨さが際立っている。今回もレギュラーが捜査一課のメンバーであるが、ゲスト的な存在がシリーズ作品で毎回変わっているようだ。小説ではそれを相棒と呼んでいる。今回のタイトルであるペトロとは、ペトログリフの意である。

 大学教授夫人が殺され、その現場の壁に古代文字ペトログリフが刻まれ、残されていた。わざわざ手がかりを残すようなことをするのは、小説の上だけであろう。否、何か主張がある場合はそうするかも知れない。

 大学の教授なので、大学の研究室のメンバーも幾人か登場する。実は教授夫人は教授の教え子であった。よくあるパターンのようであるが、ここから今野がどのようにストーリーを展開させていくかである。

 お決まりのように教授の椅子を争うパターンなのか、あるいは殺された夫人と親しくしていた者はいないかという男女の愛憎怨恨パターンなのか、一応警察小説なので捜査員はあらゆる可能性をあたってみるのだ。

 そこへ行くと、主人公の碓氷警部補は残されたペトログリフの謎の解明に当たる。管理官も捜査一課長も碓氷には一般的な刑事が行う捜査ではなく、調査が得意という評価があるようである。このペトログリフの専門家が別の大学の教授である外国人アルトマン教授であった。

 これはやや風変わりである。碓氷も言葉が心配であったが、幸いアルトマン教授は日本語を流暢に話す。ここからが有り得ない話なのだが、参考人からの事情聴取にアルトマン教授も同席したりする。碓氷はアルトマンの見解を尋ねたりもする。最後は推理まで尋ねたり、披露したりでアルトマン教授の学問的な専門性がどこかへ吹き飛んでしまっている。

 あまり、リアルな小説では面白みがないのだが、やや白けてしまうところでもある。しかし、シリーズの中にはもっと白けてしまうエピソードもあるので、この程度はまだ序の口かも知れない。

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紙の本

ペトロ

2016/01/19 11:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る

碓氷刑事と専門家との組み合わせというユニークなシナリオを展開して第5弾、今回の専門家は考古学学者です。なかなか思いつかないですね。最後まで一気読みです。面白い。

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2015/01/25 21:26

投稿元:ブクログ

2015/01/25 購入。今野敏の2012年の作品。今野敏なら何でもという感じで読んでた時期もあったけど、最近は少し遠ざかっていた。ちょっといつもとパターンが違う気がしたので買ってみた。

2015/03/01 20:48

投稿元:ブクログ

久しぶりに読んだ推理小説。2時間ドラマでお馴染み警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ。
『おれが当番の夜には、必ず何かが起きる。』から始まる普通ではない事件に、必ずスペシャリストの相棒がつくシリーズ。今回は考古学者のアルトマン教授。
設定は面白いが、2時間ドラマでお馴染みの作者なので、そんな感じの気軽な内容。さらりと何か読みたい時にはよいかな。

2015/12/08 12:45

投稿元:ブクログ

碓氷警部補シリーズ。主人公のはずの碓氷警部補よりもその協力者の頭脳が活躍するのがこのシリーズの特徴なのかしら。それは別にいいんだけど、これはあらゆる設定に相当無理あるなぁ。犯罪の動機、現場に残された二つの古代文字の意味、等々、ちょっと白けるほど納得感がなかった。協力者の日本語ぺらぺらのアルトマン教授の思考経路もほんとに…なんでやねん、て感じ。

2016/02/07 13:40

投稿元:ブクログ

新幹線の移動時の暇つぶしに読了
以前から面白い警察小説を書かれている作家さんと知っていたけれどとにかくシリーズが多いので手を取るのをためらっていたのでタイトルで決めた
タイトルの「ペトロ」は、犯行現場に残されたペトログリフと、キリストの12使途ふたつの意味から
熟練の刑事と、日本で教鞭をとる外国人大学教授と言うのはほかではあまり見かけないかな?(川瀬七緒の法医昆虫学捜査官が少し近い?)
大学と言う閉鎖された場所の人間関係と、残されたペトログリフの意味を調べ上げていくくだりが面白く、人との関係のボタンのかけ違いが悲しく
読み終わったあと、残された人たちの気持ちを考えるとやるせない

2017/02/04 13:12

投稿元:ブクログ

前半は楽しく読めたのですが後半、謎が明らかになるにつれてなんだか腑に落ちない気分になりました。タイトルも含め、題材は面白かったのになぁ。

2015/02/18 17:32

投稿元:ブクログ

登場人物達の描写はやはり魅力的で
どんどん引き込まれていくけど、事件そのものの動機は?な感じ
ちょっと無理矢理かな感じ

2015/02/26 21:37

投稿元:ブクログ

面白かったよー!
殺人現場に残された古代文字なんて謎解きイベントマニア好み過ぎる設定。
久しぶりに夜更かしして読み切ってしまった。
今野敏さんの小説読むのも初めてだし、このシリーズ読むのも初めてだけど、最初から読みたくなって第1作目の「触発」をさっそく買ってきてしまった。
主人公の碓氷刑事の個性が薄い気がするけど、相棒のスペシャリストを際立たせるにはこんな感じでいいのかも?

2017/03/02 18:47

投稿元:ブクログ

う~ん。悪くはない。
悪くはないけれど、今野さんに対する期待度がいつも高いせいか、ちょっとだけ残念感も。
碓氷にしてもアルトマン教授にしても、個性的ではあるけれどいまひとつパッとしない。
印象が薄いというか、あっさりしすぎていて後々まで印象に残るようなキャラクターではないような気がした。
碓氷のシリーズは「エチュード」しか読んでいない。
警察外部の人間と協力体制のもと捜査をしていくのがシリーズの特徴なのだろうか?
「エチュード」ではプロファイリングの専門家が協力者として捜査に参加していた。
珍しいせっかくの考古学もの。
ペトログリフを題材に選んだのだから、もっとそこを中心に物語が展開してほしかった。
なのに題材を料理しきれずに、適当に「〇〇らしさ」を盛り付けて完成品にしてしまった感じがどうしてもしてしまう。
もったいないなと思う。
今野さんならここからいくらでも物語を深く拡げていけただろうにと。
肝心の結末部分も消化不良のようなスッキリとしない感じが残った。
事件現場に残されたペトログリフも、それを残した理由も、いまひとつしっくりと来るものではなかったし、何よりも「この教授である必要がある?」という疑問も。
「エチュード」では視覚と死角という題材が上手く活かされていて面白かった。
一般にはあまり馴染みのない考古学をもっと題材に取りあげたのは珍しかったけれど、それだけにやはり「もったいないな」と思ってしまった。

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