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hontoレビュー

働くことの意味

働くことの意味 みんなのレビュー

  • 清水 正徳 (著)
  • 税込価格:7567pt
  • 出版社:岩波書店
  • 発行年月:198201
  • 発送可能日:1~3日

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

2009/01/06 02:13

投稿元:ブクログ

現代人が忘れがちな「働くことの意味」を、哲学的・思想的な面からとらえた本です。
「働くことに意味なんかない!」という人もいるかもしれませんが、僕はそうは思いません。
働くことも生活の一部、ならば少しでも意味を追求して有意義なものにすべきだ、そう感じました。

結構難解に感じたのは、僕がまだ働いていないからか、それとも単純に頭が悪いからか…汗

2014/12/04 11:22

投稿元:ブクログ

働くことが嫌やでイヤで仕方のないひと、働きたいけど働けないひと、そもそもなんで働くのか意味がわからないひと。わたしもその時々でいろいろな想いにかられながら働いたり働かなかったりしてきたのだが、アーレントの「労働・仕事・活動」概念に触れたことは大きな啓示で、たまたま自由業への転身をはかっていた時期でもあって、以降の職業労働観を決定付けられたように感じている。
働くということについての考察を古代ギリシャやキリスト教道徳に遡り見直してみようという哲学の試みだが、とりわけヘーゲルからフォイエルバッハを経てマルクスに至るあたりのダイナミックな思想展開の記述には感動してしまった。労働史=哲学史=社会史=世界人類史である。
だが、問題は現代。
マルクスの「労働力商品化の克服」の命題は、いまだ闇のなかでますます事態は悪化しているようにしかみえない。経済は政治や国家を軽く凌駕し無意識のイデオロギーと化しているのはジジェクが糾弾するとおり。
例えば、主婦の家事について、あるいは育児、介護について、「影の労働」からの捉えなおしが可能なのか?(事態はすでにあらたな商品化の芻勢に逆らえないようにもみえるが) その場合夫の賃労働はどう変わるのか?
アーレントの提言を個々の具体的な生活に移植することは可能だろうか? ただの気休めに過ぎないのだろうか?
「わたしはユートピアを持たないが、希望を持つ」(イバン・イリイチ)

2014/09/28 23:43

投稿元:ブクログ

新年度の校通信連載に働くとはどういうことなのか、どんな仕事があるのか、というようなものを書こうと思い、その哲学的背景を知りたくて、古い本ではありましたが、本書を購入しました。結論から言うと、ほとんど理解できませんでした。もう1回、ゆっくりじっくり読まないといけないのだと思います。それでも、何となく考えるヒントは得られたようです。古代ギリシャでの奴隷に与えられた仕事、キリスト教における原罪を償うための仕事、分業により自分の役割がよく分からなくなること。それにしても会社員というのはいったい何の仕事をしているのか。父親が会社で何をしているかなんて、子どもたちは全く知らない。サザエさんの中で、波平さんとマスオさんはいったい会社で何をしているのか。バカボンのパパは植木屋さんでわかりやすかった。夏目漱石の小説の中には、この人はどうやって生活しているのだろうと思えるような人が、つまり働いているのかどうかわからない人がたくさん出てくる。時代なのか何なのか。仕事のやりがいって一体何だろう。「やりがいなんていらない、残業代をくれ」なんていうタイトルの本も出ている。これから1年かけて、自分の職業観についてじっくり考え、子どもたちに働くことの意味を伝えていきたい。社会に出てしっかり生きていってもらうために。

2017/01/21 12:04

投稿元:ブクログ

1982年刊行。神戸大学名誉教授。労働の意義を東西の思想から解読する書であるが、主として西洋的観点(特にヘーゲルとマルクス)から検討する。労働を考える上でマルクス再検討には意味があると見ているのは佐藤優だが、それを裏打ちさせる内容だし、個人的には興味をそそられる。ただ「そこに存在することをそこに存在することの意味において問う」等、一例に過ぎないが、果たして日本語として意味を通じさせようと意図しているのか?また、著者が重要だとする哲学的テーマが、何故重要かが書かれず、良くも悪くも独りよがりの感が否めない。
厳密に記述することと、明晰でない文を書くこととは異質である。なお、現代的視点でみるならば、マニュアル化顕著な第三次産業も、かつて生じた、機械工業化に伴う労働者の地位低下と同様の位置づけが可能ではないか、とも。また、ソ連擁護・ユーゴ礼賛は時代がかっているとはいえ、ヘーゲル・マルクスの労働観や労働の意義、あるいは労働そのものの分析については、本書が取っ掛かりの意味を持つとも言えるので、機会があれば再読したい。

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