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椿山課長の七日間(集英社文庫)

椿山課長の七日間 みんなのレビュー

文庫

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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紙の本

抱腹絶倒の「冥土」事情と、現世での奇妙な人情話とが絶妙な味わいを生み出しています。

2016/12/11 10:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

抱腹絶倒の「冥土」事情と、現世での奇妙な人情話とが絶妙な味わいを生み出しています。
 俗に「冥土」と呼ばれる「中陰役所」の社会情勢に即応した「お役所体質」や、講習を受けて「反省」したと応えれば誰でも極楽に行ける仕組みなど、思わず吹き出してしまう面白さである。そこへ、突然過労死?した椿山和昭デパート売場担当課長、自動車事故で死んだ小学生・根岸雄太、兄弟分の誰かと間違われて射殺された侠客(ヤクザではない)・武田勇の3人がやってくる。他の人々は黙って「反省」して極楽へと向かう中、この3人は現世にやり残したことがあるから死ねないと主張する。すると、実にアンチョコに7日間の現世への逆送が認められる。以前とは全く異なる姿かたちで逆送された3人は、やり残したことの後始末を始めるが、ここは浅田次郎の人情話の独壇場である。この3人、実は奇妙な因縁で微妙な相互関連を持っており、結局それぞれの想いを無事達成するとともに残された人々に多くの幸せを残して「中陰役所」に戻って来るのであるが、その過程で何と最も無難と見られていた小学生・根岸雄太と侠客・武田勇の2人が「中陰役所」の掟を破ってしまう。当然この2人は地獄送りなのだが、ここで逆送中に小学生・根岸雄太を助けた椿山課長の父親が登場する。この父親見かけは家庭を顧みない酷薄な父親であったが、実は戦争中にシベリア抑留をも経験した超強者。戦争中の辛い記憶から、残りの人生を世の為人の為に尽くそうと決意し、家庭などの「私」ではなく「公」のために全てを捧げてきた人物である。彼は、その最後の信念を持ってやむを得ない事情で「掟」を破ってしまった小学生・根岸雄太の替わりに、侠客・武田勇とともに仲良く「地獄」へと旅立って行くのであった。
 さて、この結末だけはどうも私にはピンとこなかった。多くの「反省」など殆どしていない大多数が「極楽」へ向かう中、むしろ世の為人の為に実直な生き方をしてきた人間が何故「地獄」行きなのかである。小説では「極楽」と「地獄」の実態が描かれていないので分からないが、従来の一般的な感覚からは「地獄」は恐ろしいところというイメージであり、この結末はやはり私には納得しがたいものであった。作者の意図を知りたいものである。エッ!まさか「地獄の沙汰も金次第」の現代版という訳じゃないよね。

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紙の本

椿山課長に同情

2015/03/23 20:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コンマサ - この投稿者のレビュー一覧を見る

様々な人生の事情が細かく描写されており面白いかったです。

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紙の本

やさしい気持ちになります

2017/01/16 00:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かない - この投稿者のレビュー一覧を見る

浅田次郎は初めて読みました。
はげ頭のオヤジが死後、美女に代わって7日間だけ現世に戻ってくるというストーリーで、それだけで面白そうですよね。
中身も面白く、ついつい引き込まれて読みました。

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紙の本

笑える話です

2016/08/21 22:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る

何も知らないまま死んでしまった者たちは、真実を知らずにいたほうがよかったのではないか。それをコメディとして笑えるように描かれている。
1つ1つのことだけみるとなんともないことも真実を知ってそれらが繋がると残酷な事実が説得的に浮かび上がってくる。その描き方は巧妙である。

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2017/04/13 22:31

投稿元:ブクログ

いいですね。最終的には誰も悪人にならない、後味のよい終わり方。小説ってこういうのがやっぱりいいと思う。

2015/05/06 11:16

投稿元:ブクログ

嗚呼、さすが浅田次郎。
滑稽で、愉快で、お惚けで、泣けて、そして最後には一つ所に纏まるストーリーに、時間を忘れて一気に読んでしまった。
椿山課長の本人が気づかなくとも誰が聞いても「それはないだろう!」と突っ込みたくなる納得の邪淫の罪、佐伯さんの愛と慎ましやかさ、息子の逞しさ、連ちゃんの思い、中陰役所のお役所仕事とマヤの人間臭さ、そして結局悪人のいないホンワカストーリー。どれをとっても納得だ。
下りエスカレーターに乗ったであろう武田と父の姿に、親指を立てて溶鉱炉に降りてゆくターミネーター2のシュワちゃんを見た。

読み終わってなんとなく心が温かくなると同時に、いつ死んでも思い残すことがないように、しっかり生きなければいけないと感じた。

2015/09/06 11:45

投稿元:ブクログ

2015.9.5読了。
わかりやすいハッピーエンドではないかもしれないけれど、優しい読後感。
いま突然死したら私は悔しい、って思えるほど一生懸命生きれてるかな。なんて思ったり。
佐伯さんの愛に感動。

2015/04/13 19:46

投稿元:ブクログ

高卒でデパートに就職し、現在課長となった椿山課長が病にたおれた。
死後の世界と現実との狭間で、やり残したことを片付けるために3日間だけ似ても似つかぬ姿で現世に戻る。

父、めいどにいた少年、武田、どの人とのやりとりもとてもおもしろかった。
特に椿山の父のくだりは涙なしには読めませんでした。

浅田次郎さんの作品はじめて読んだけど、ユニークかつ深くおもしろかったです。

2016/03/03 02:00

投稿元:ブクログ

読み始めて、最初のほうは、「むう、わかりやすい感じの人情物小説かなあ。まあ、あんまグッとは、こないかなあ~」とか、大変失礼な事を思いながら読んでいたのですが、いやいや、とんでもない。

読み進めるほどに、ジェットコースター的に面白さが加速していきまして、椿山課長、真っ直ぐやくざの武田、賢く優しい雄太君の、三者三様の人生?というか、幽霊生?が、上手い感じに絡み合って怒涛のクライマックスに到達する展開、いやはや、お見事でした。

浅田次郎さん自身の人生観やポリシーといったものが、相当に確固として登場人物の造詣に反映しているんだろうなあ~というところも、素敵ですよね。俺はコレが正しいと思うの!人として!という、浅田さんの心の声が響きまくってる感じ?

根っからの悪人、というようなキャラが登場しない?ようなストーリーも、最初はちょっと物足りない感じがしたのですが、読了したときは、ああ、これでいいだろうなあ~と考え方を改めた次第。現実世界には、根っからの悪人は、多分多いと思われますので、、、優しさに満ちた寓話、ファンタジーとしてのこの物語には、悪人を登場させるのは相応しくないんだろうなあ~と考えるのです。

邦画での映画化、ドラマ化されており、韓国でも2016年にドラマ化?されるようですが、ハリウッドで、ええ感じに映画化して欲しいなあ~とも思います。
なんとなく、古きよきハリウッド映画!って雰囲気があるんではないかなあ~とか思ったのです。

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