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北朝鮮・絶対秘密文書 体制を脅かす「悪党」たち(新潮新書)

北朝鮮・絶対秘密文書 体制を脅かす「悪党」たち みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.5

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

2015/03/28 00:37

投稿元:ブクログ

「絶対秘密」との判が押された北朝鮮の検察文書を読み解くことで、北朝鮮政府が何をタブーとしており、何を重視して捜査を行っているか、ということを読み解く一冊。

北朝鮮の内部資料はなかなか手に入らない上に、その信憑性を確認するのに手間がかかることもあり、内部資料に基づいた本というものをこれまであまり見たことがない。
(著者の方はこの資料に「絶対秘密」と書いてあるのは確かだけど、タイトルに「絶対秘密文献」と書くのはちょっと煽り過ぎな気もする、などとおっしゃっていた)
この文献に記された検察の捜査記録は、日本人からみると非常に特殊だ。社会主義の根本をなしていた配給が停止され、生きるために「資本主義」的な活動をしている人々を「犯罪者」として捕まえたり、核物質のような危険なものを持ち出して中朝国境で売っている人を追い掛けはするが、その手助けをしたと思われる軍に対しては沈黙を貫くなど、北朝鮮の「現実」が詰まっている。

北朝鮮の中枢部が何を「犯罪」とし、何を恐れているか、そういったことから北朝鮮の今を探る、非常に面白い一冊である。

2015/10/18 18:04

投稿元:ブクログ

 「絶対秘密文書」とあるが、最高首脳部の内部機密の類ではなく、検察が捜査記録をまとめた文書に「絶対秘密」の印が押されているに過ぎない。とは言え本書の価値が損なわれるわけではなく、ヤミ採掘、放射性物質の窃盗と密輸出、文化財窃盗、監視網の外にある「職場離脱者」の存在と、統制の緩んだ北朝鮮住民の赤裸々な姿が見える。
 また、本書のもう半分は筆者が取材した北朝鮮住民の生の声からなり、取材の状況からその声の内容まで、非常に地に足がついている印象を受ける。庶民レベルの商売のために中国と往来する人々、国内での覚醒剤蔓延、体制の権威よりも商売が大切なこと、が豊富な実例から窺われ、実に生々しい。
 ただし、筆者は同時に、指導者の死に泣き崩れ、大規模行事に「乗せられる」人々の姿もまた同時に真実であると、住民の声を紹介する。「本当に涙が出る、声を張り上げる・・・そして家に帰る、何も食べるものがないということに気づき、ハッと我に返る」ことが、住民の頭の中でどう折り合いがついているのか。これまで読んだ北朝鮮関連本では見なかった視点だった。

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