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紙の本
2000/2/7
2000/10/26 00:21
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投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本長期信用銀行・日本債券信用銀行の粉飾決算事件で明らかになった不良債権。その額、長銀が過去最悪の3130億円、日債銀もワースト3位の1590億円に達した。この破綻劇の責任は誰にあるのか。
本書は両行の創成期からバブル期の乱脈融資時代を経て、崩壊までの過程を追ったドキュメントである。両行内だけにとどまらず、大蔵省、日本銀行、更には政治家たちのかかわりについても綿密な調査が行われた。
長銀が「最後の賭け」として打ち出した住友信託銀行との合併交渉。経営権の全面的な委譲という最後のカードを切り出したにもかかわらず、準備不足のまま記者会見を敢行したところからズルズルと決裂していく。その経緯が、元長銀マンの口から赤裸々に語られる。また、破綻後長銀に設置された内部調査委員会が発見したという極秘文書の全容も明らかに。例えば、長銀本部や系列ノンバンクが、焦げついた債権をペーパー会社に飛ばして「回収可能」と装う「隠蔽マニュアル」が存在した。帳簿の額は何と6960億円に及んでいる。この崩壊劇がバブル経済の悪戯などではなく、「人為」によるものだという事実を突きつけられる。
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