紙の本
気鋭の中国研究者による現代中国史!!
2003/05/12 00:31
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投稿者:クロフネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者である天児慧氏は現在早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授であり、日本の若手中国研究者のトップである。本書はトップ中国研究者による、中国近現代史の紹介であるといえよう。
本書は、単純に年代順に現代中国史を紹介するだけでなく、中国の近現代のキーワードを1革命 2近代化 3ナショナリズム 4国際インパクト 5伝統 の5つにわけて分析するなど、学術的な現代中国論を展開している。また、新書ということもあり、前提とした知識を要求しない丁寧な作りになっている。
これから中国に関する勉強を始めたい、中国の近現代史を確認したい、現代の中国に興味がある、そんな人には是非読んでいただきたい。また現在の中国脅威論を読む前にまず本書で中国の歴史を学んでいただきたいと思う。
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中国入門書としておすすめ☆
そして近代中国史をざーっと読んで頭に入れたいという人にもおすすめ。
この分量・新書サイズにしては歴史が程よくまとめられている
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中国の現代50年史。非常に明解で、なおかつ面白い。その面白さは中国という国家そのものの面白さなのか。
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ノートにまとめながら、理解して読み進めた。
毛沢東の独裁と鄧小平の改革。
一党制を維持しながら、内部の権力闘争を繰り返してきた中国。
その歴史は、重く多くの血で塗り替えられながら今日まで続いてきた。
国際情勢に常に影響を受けながら歴史が進む。眠れる虎と言われてきた中国が目覚めた今、諸外国が何となく、イメージで恐れている中国の現実を感じられるからこそ、
こうした冷静な読み物は面白い。
やはり、歴史は知るべきだ。
過去の流れを追う事で、今が見えると思う。
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中国史、じゃなくて、中華人民共和国史。
あくまで50年分なので、これ一冊でもこのくらいの短いスパンについてならそれなりに詳細に描けるのだと思う。
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[ 内容 ]
「中華人民共和国」建国宣言から半世紀。
文化大革命の激動を経て中国は今、市場化、改革開放路線へと大きく踏み出した。
この50年、何が変わり、変わらぬものは何だったのだろうか。
現代中国政治研究の第一線に立つ著者が、国際関係の視角を取り入れながらこの巨大な隣国の歩みをあとづけ、未来をさぐる―初めてのコンパクトな通史。
[ 目次 ]
第1章 人民共和国前史と新国家の誕生
第2章 社会主義建設の模索
第3章 プロレタリア文化大革命
第4章 曲折する近代化への転換
第5章 改革開放路線と天安門事件
第6章 脱鄧小平と富強大国への挑戦
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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わかりやすい。歴史学者というより政治経済学者といいたかんじ。中国では数字をからめた格言がすき。(四経?とか)
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通史としてとても良くまとまっており、俯瞰するのには好著である。朱建栄の「毛沢東の朝鮮戦争」と矢吹晋の「鄧小平」も、併せて読んでおきたい。
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中国ってほんと色々あるよね。
毛沢東の文化大革命から鄧小平、江沢民と引き継がれていく中で色々と政策というか変わっていって、台湾との問題もあったり。そこらへんのことがかなり詳しく書かれていて非常にためになったしおもしろかった。
やっぱ毛沢東はデンジャー過ぎるね。文革ってどれだけの同じ国の人たちを殺したんだいったい。4000万人くらいって書かれてた気がするけど、ヤバすぎるよな。
20世紀に書かれた書籍だったけど、もう21世紀になってみたら、アメリカの研究者が予測したように中国はGDP的にはアメリカに次いで2位だしな~。一人当たりでみたらすごい低いけど。結局ロシアが進んだような社会主義には向かわず、社会主義なんだか資本主義なんだかわからない政策だけど。ある種数は力理論だな。
中国こわひ・・・笑