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牧野修で初めて読んだ本。この斬新さを期待して他の作品も漁りましたが、今のところはこれが一番。他にあげるとしたら『MOUSE』かな。
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読み始めたら一気に読んでしまうおもしろさ。作者の技巧がすばらしいんだろうな〜ということが感じられた。
が、それだけという感じも否めない。
ハリウッドのエンターテイメント映画を二時間みて、その二時間のみ楽しめたみたいな本。
作者のサービス精神は感じられ、お約束を陳腐に書かない力量もすごいが、あくまでエンターテイメントであり私が求めているファンタジーでは無いかな。
本の中を超えて、はるかに続いていく世界を感じられなかった。たぶん読み返さないな。
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「灰かぶり市」「戌児」「タケ」といった、地名人名名前の付け方が面白い。関西弁をしゃべったり、物語を構成してゆく要素に手を抜いていない感じがする。無関係に見えたレースに参加する各人が、それぞれの目的に向かって微妙に絡み合ってくる展開も見事。『王の眠る丘』の意味もちゃんとあり、ラストでいきなり明らかになる。
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登場人物が個性的で良い。おばはんなのにめっぽう強い鉄輪が特に好き。ラジオドラマ化されたこともあるみたいですね。聞いてみたかったな……。
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もう少し緊迫感に通じる疑惑の余地がほしい。ひとりひとりのキャラが薄い。が、ラストは面白い。あっと言わされた。タイトルの意味・・・そういうことか!って。
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独特のネーミングで雰囲気作りは○。
キャラも立っていたが、終盤が退屈。
最後は戦闘シーンで盛り上げる!という作品は、もう必要ないなあ。
子どもでもあるまいし。
どんでんもなんとなく予想していた通りの上、その理屈や因果は語られることがなく、不完全燃焼。
よいアイディアだけに残念だった。
次に牧野修の作品を手に取るのは、よほどの話題作が仕上がった時だろう。
それまではさようなら。
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いわゆるロードムービー(ムービーではないが)である。
少年は旅に出、旅の進行と共に成長するという。
本作は、ジャパネスクなファンタジーと結びつけたところに
目を引くが、最期のとこはやや、オチ読めて残念