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紙の本
NHK「生きものの地球紀行」の案内役が訪れた世界の辺境秘境で見た,自然と生きものを描いたエッセイ
2000/07/17 09:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:杉山 由美子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の訪れた地は,イグアナのいる南アメリカ・ガラパゴス島,エジプトの紅海,植物が繁茂するアンコールワット。ザトウクジラを見たのはオーストラリアの北東部ゴールドコーストの沖合,アフリカゾウを見たのはケニアのアンポセリ国立公園だ。このほか,コスタリカ,タンザニア,ブラジルなどなど訪れた秘境・辺境の多さに目をみはる。
学生時代,秘境を乱開発から守ろうとする知床の住民運動に賛同した著者は,環境問題にも関心を持つ。環境ホルモンの被害を消すために農園を湿地に戻そうとしながらも計画が頓挫しているアメリカ・アポプカ湖や,百年後を見据えてウミガメ保護運動をする屋久島などにもテレビカメラと共にたずね,レポートしている。
著者の宮崎美子は,「四万十大使」にも任命された女優。本書のエッセイの多くは,NHK「生きものの地球紀行」でレギュラーのレポーターをしたときの体験から生まれた。番組ではスキューバ・ダイビングで水中撮影を体験し,モンゴルではゲルを建てて遊牧民と同じ生活もした。生きものや自然への愛がこもったエッセイである。
(C) ブックレビュー社 2000
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