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第一回のパリ万博からロンドン、アメリカ、日本と万博にはストリップショーがセットだったようだ。
フランスはもちろんフレンチカンカンから始まったそうだ。もう今ではそんなこともなりだろうが。
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[ 内容 ]
美女があでやかな笑みを浮かべながら官能的に舞うストリップ・ショー。
そして二十世紀機械文明を象徴するような万国博覧会。
この二つが実は切っても切れない深い因縁で結ばれていたとは!
いや、かつて、国家的イベント万国博覧会は、ストリップなくしては発展しえなかったとさえいえるのだ。
ロンドン、パリなどを舞台に繰り広げられた万博とストリップの発展史になぜか登場する明治期の女優川上貞奴…。
ジプシー・ローズ・リー、黒豹の女王ジョゼフィン・ベーカーなどの名花のエピソードをちりばめながら、万博とストリップの出会いの必然を鋭く読み解く。
本書は著者初の新書への書下ろし。
[ 目次 ]
プロローグ 演劇博物館と川上貞奴
第1部 万国博覧会に咲いたストリッパーたち
第2部 さかのぼって十九世紀パリ。万博とセクシーダンスの誕生
第3部 そして一方、日本の博覧会にもヌードの影が
第4部 そもそも欧米のストリップは、どのように成立したのか
エピローグ なぜ万博とストリップなのか
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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もう過去の話になってしまったが、愛知万博の頃に読んだ本。西洋からはじまった見世物としての万博とストリップを荒俣さん風に考察したもの。荒俣さんの本は他にも読んだ記憶。
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youtubeに1939年ニューヨーク万博のストリップ動画がupさててて、ずっと気になってたところに、解説の様な本現る!
万博の示す工業的商業てきな未来が現実になったように、
女の裸も、珍しくない存在になってゆく過程が理解できた。
当然ながらドコの国でも官憲との戦いによって勝ち取ってきた歴史で、あらゆる分野に応用できそうな気がする。
しかし、明治期に入ってきたジュディーオング的なるもにたいする日本の報道が官憲側の代弁で、日本はいつでも日本だなと思わせる。
また、章の長さや、前フリ後ふりの回収、繰り返しなどが上手く。
なかなか読むのが楽だった。さすが作家だ。
ただし、そのために、時系列順ではなく、キャッチーな順に記載されているため、どうしても時系列がアタマに入らないのが。
ちゃんと、時系列のまとめも書いてあるのに。
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プロローグ 演劇博物館と川上貞奴
万国博覧会とストリップ、その因縁は意外なほど深い
第1部 万博博覧会に咲いたストリッパー
第1章 サリー・ランドの冒険
第2章 興行師ノーマン・ベル・ゲデスの挑戦
第3章 名花ジプシー・ローズ・リー登場!
第2部 さかのぼって十九世紀パリ。
万博とセクシーダンスの誕生
第1章 それはパリ万博から始まった
第2章 光の女魔術師、ロイ・フラー
第3章 ミュージックホール
第4章 黒豹の女王ジョセフィン・ベーカーの衝撃
第3部 そして一方、日本の博覧会にもヌードの影が
第1章 明治三十六年のロイ・フラ―
第2章 大正博覧会の覗き部屋
第3章 ベリーダンス、ついに登場
第4部 そもそも欧米のストリップは、どのように成立したのか
第1章 夢の世界ミュージックホールが生まれるまで
第2章 幻想的なヌードは、やはりフランスから
第3章 「バーレスク」から生まれたセクシーダンス、ストリップ
第4章 日本のストリップ奮戦記
エピローグ なぜ万博とストリップなのか
あとがき
主要参考文献