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ぬん…。
これが倉本聰なのか。
昔、まだドラマや映画に興味がなかった頃、何気なくみていたことを覚えています。
なんだか妙な浮遊感のある不思議な話だと思っていました。
が、読んでみたらこういう話だったのかと。
すごくよくできています(当たり前だ、バカ)。
にせニタニとものほん二谷の出会うところ、思わず涙が出ました。
なんだろうな。
人の心を打つってなんだろうな。
偽善的な感じがなくて、ますますなんだろうなと思いました。
素晴らしい。
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『玩具の神様』は、平成11年11月にNHKで放送された連続TVドラマである。脚本は倉本聰、キャストは舘ひろし、中井貴一他。売れっ子だが遅筆のシナリオライター二谷努(舘)。視聴率至上主義のテレビ界にあって自己嫌悪に苛まれる彼は、あるとき自分の名を騙って各地で詐欺を繰り返すニタニツトム(中井)の存在を耳にする。テレビで放映される二谷の作品に涙しつつ、いつも何やらシナリオを書いているという詐欺師。いつしか二谷は彼に同志的な親近感を抱くようになり・・・という話。軽妙洒脱なタッチだが、二人の心の機微が丁寧に描かれ味わい深い作品だった。いつかもう一度見たいと思っていたところ、平成12年にシナリオが刊行されていたことを知り古本屋で購入。
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倉本聡さんの作品の中で、最も好きなドラマです。
詐欺師なのに、周囲の人に「誰がなんて言おうと、絶対にいい人」と言わせてしまうニセ脚本家。
自分の名を騙られているにも関わらず、ニセ脚本家を同志と感じ、心を許す脚本家。
二人とも静かで人間味があり、素晴らしい展開で物語が流れていきます。
なのに、なぜかドラマがDVD化されていない。
NHKさん、どうして?
シナリオを読むだけでも、ストーリーは心に深く入り込みます。