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私の大好きなエジプトが舞台の物語。
読んでいて、ますますエジプトにハマっていく本。
コレもまた、寝ずに読んでしまう一冊デス。
何しろコレを読んだ後スグにエジプトへ行ったので、舞台となる神殿や ラムセス2世のミイラなど 実際に目で見たものと この物語がダブり、フシギな感じでした。
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激動の1〜4巻が終わり、ラムセスの生涯が完結すべく最終章です。仲間は死んでいき、自身も虫歯と老いが迫る。ちょろっとモーゼの登場が寂しい。
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ついにエジプトとヒッタイトは和平を結び、平穏な時代がやって来ます。しかし、影ではウルヒテシュプがラムセスの命を虎視眈々と狙っていて…最後の最後までハラハラドキドキさせられ、アーシャやイシス、セラマンナの行動には胸を打たれ…。
そしてラムセスの最期には涙が止まりませんでした。何て格好良く死を迎え入れるのか。長寿ということもあるとは思いますが、それでも七十年近く統治を行うというのは並大抵のことではありません。相当の重責があったでしょうし…。うん、やはりすごいです。
国を、民を愛し、そして神々に愛されたラムセス。ラムセスこそがファラオの中のファラオであることは間違い無しですね。今日、ラムセスには様々なエピソードが残されていますが、クリスチャン・ジャック氏独自の解釈が新鮮で本当に面白かったです。
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ラムセスは、本当にすごいファラオ(王)だった。
神々の力をその身に受け入れながら神々と共にエジプトを治め続けた。
治世67年。
89歳で、この世を去るまで、エジプトの王であり続けた。
だけど、やっぱり何が感動したって、ラムセスを愛し、ラムセスの為に生き抜いた人たちである。
海賊だったセラマンナ。蛇使いのセタオー。書記のアメニ。外務卿のアーシャ。彼らの気持ちに泣いた。
本の山場は、4巻だったけれど、5巻は胸に染みる感じでした。
ああああ良い本でした。
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ラムセスがとうとうここまできた……と90年と堂々たる人生。
序盤(1~2巻)は「ラムセスこれからどうなるんだろう?」とわくわくするが、後半は敵が小物すぎるのか、ラムセス王が偉大すぎるのか、「ハイハイラムセス無敵乙」となっているのが残念。
史実を元にした小説のせいなんだろうけど。
物語におけるライバルとか敵の位置って重要だね。
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(2000.12.30読了)(2001.01.12購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
ラムセス在位二十一年目にして、エジプトはついにヒッタイトと和平を結び、富と繁栄を謳歌する平穏の時を迎えた。この平和を揺るぎないものとするために、ラムセスはヒッタイト皇帝の要求を受け入れ、ヒッタイトの皇女をエジプト王妃として迎え入れることを決意する。だが、再び嵐の気配が漂い始めていた。自由の身となったウルヒテシュプがラムセスへの復讐の念に燃えていたのである…。肉親を、友を、そして最愛の人を亡くしたラムセス。やがて、世界最強のファラオといわれた“光の息子”ラムセスにも静かに老いの影が忍び寄ってくる。『太陽の王ラムセス』全五巻、ついに完結。
☆関連図書(既読)
「太陽の王 ラムセス(1)」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.09.25
「太陽の王 ラムセス(2)大神殿」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.10.25
「太陽の王 ラムセス(3)カデシュの戦い」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.11.25
「太陽の王 ラムセス(4)アブ・シンベルの王妃」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.12.25
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ラムセス二世の話。やはり前巻までに主だった脇役が退場してしまっているのもあって、「ガス欠」の印象だけが残る最終巻だった。妻や親友の死に際しても「お国のため」と超然としちゃっている主人公に終始違和感を覚えた。
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長かったラムセスの治世も終わりを告げた。次世代の治世には不安がいっぱい…。まあそれはまた別の話。
ラムセスが超越しすぎていて、もう少し決断に悩む内面も書いて欲しかった気もするが、古代エジプトの世界を垣間見ることができて興味深かった。
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ラムセス二世の最終巻。
なんだかんだで常に誰かから命を狙われたり、プチ反乱が起こるが、さくっと解決する、みたいなパターンが続く。
あまりにも神格化されていて人間味があまり感じられないが、4000年前とかの話じゃ仕方ないかとも思う。
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内容 :
ヒッタイトの皇女を王妃に迎え、両国間の和平の道を模索するラムセス。
だが、水面下でリビアの残党がエジプトの平和を脅かす。
最後の戦いに倒れ、去っていく友人たち、そして訪れる死…。
古代エジプトを描く大ロマンの最終巻。
著者 : クリスチャン ジャック
フランスのベストセラー作家、エッセイスト、エジプト学者。
ソルボンヌ大学で、エジプト学研究の学位を取得。ラ
ムセス研究所を設立し、エジプトの景観保存のための運動もしている。
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学生時代に妹からすすめられて夢中になった一冊です。
古代エジプトの壮大な物語。
ラムセス完結編。
この本との出会いがエジプト史に一層の興味を持たせてくれました。
説明
内容(「BOOK」データベースより)
ラムセス在位二十一年目にして、エジプトはついにヒッタイトと和平を結び、富と繁栄を謳歌する平穏の時を迎えた。この平和を揺るぎないものとするために、ラムセスはヒッタイト皇帝の要求を受け入れ、ヒッタイトの皇女をエジプト王妃として迎え入れることを決意する。だが、再び嵐の気配が漂い始めていた。自由の身となったウルヒテシュプがラムセスへの復讐の念に燃えていたのである…。肉親を、友を、そして最愛の人を亡くしたラムセス。やがて、世界最強のファラオといわれた“光の息子”ラムセスにも静かに老いの影が忍び寄ってくる。『太陽の王ラムセス』全五巻、ついに完結。
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ああ、面白かった。読み終わってしまった。
3500年も昔のエジプトの話。文化も地理もよく知らない土地で、ラムセスやその友達がなんと生き生きとドラマチックに描かれていたのだろう。シリーズを読んでいる間、地図を調べたり、王の装束を調べたり、本当に学ぶ事が多かった。
ラムセスがネフェルタリそっくりのメリトアメンを溺愛していて、そばに来て欲しいとお願いしているところはそわそわした。ラムセスは親子婚をしているので、そこがどう描かれるのか、現在の倫理で耐えれるのかずっと気になっていた。
ああー!!儀式の為に!王妃にしかできない役割があるから!亡き母ネフェルタリの代わりで!苦しいけどセーフ。
ラムセスにずっと恋をしているイシス。危なっかしいけど一番大切な選択はいつも間違わない。皆が彼女を王妃として認めたのが彼女の死なんて、悲しい。
こうしてみるとヒッタイトの王女は彼女たちほど良いところが出せなかったな。
「知性の面で脆い」すごい言葉だな!確かに知れば知るほど知識の厚みみたいなものはある。なるほどなあ。
この本を読んで、もっとエジプトの文化的な事を知りたくなったし、同じ作者の本も読みたくなった。
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エジプトの大河ドラマという雰囲気の本作で、
大河ドラマ同様、最終回は、なんだか駆け足のような気がする。
ま、それも、魅力的な登場人物が次々と死んでしまって
チョットつまらないせいもあるが。
今の上に人物で、ラムセスのような考え方をして
治める人物はなかなかいないなぁ。
が、そんなラムセスにすら、悪意を持つ人物がいるんだから
げに人間は劫深き存在ですね。