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紙の本
俵万智さんの本音が聞ける本です!
2002/07/01 12:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:斑鳩の里より - この投稿者のレビュー一覧を見る
「サラダ記念日」を読んで初めて俵さんのことを知りました。俵さんは「サラダ記念日」で短歌を身近なものにした功労者だと思っています。
「サラダ記念日」が短歌集ですが、「風の組曲」はエッセーでこの本を読むと俵さんの本音を聞くことができます。本書は「前奏−三十一文字のメロディ」と「風の組曲−私の愛する作品たち」の二部構成になっています。
これらを前編と後編という分類にするならば、前編では俵さんが詠んだ短歌とそれらについての背景とか本音が書かれていて読んでいるうちにやさしい気持ちになれます。とくにおもしろいのは初めての歌集「サラダ記念日」と10年後に出した第三歌集の「チョコレート革命」の比較論です。たとえば「サラダ記念日」の時代は俵さんが青春時代のまっただ中であったのに「チョコレート革命」の時代は結婚のことも視野に入った時代という表現で表されています。
後編では俵さんの好きな作品に関して書評というよりももっと奥深い素直な気持ちを表現されていると思います。それは実際に好きな作品の著者に会った時のエピソードなどが書かれているからです。たとえば「愛のまわりに」の作者である瀬戸内寂聴さんに会った時、『「あなた、まだ結婚しないの?」と聞かれて、どきっとすることがある。「えっと、その、あの、なかなか縁がなくって」』というのを見ると「サラダ記念日」にない俵さんの本音が聞けてなんか得した気分になるのである。
俵万智ファンだけではなく文学に興味ある人にもない人にもいろんな人にお勧めできる本です。
紙の本
2000/3/7夕刊
2000/10/21 00:18
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『サラダ記念日』『チョコレート革命』などで著名な歌人のエッセー集。歌づくりや好きな作家など、文学とのかかわりについて主につづっている。刺激的な恋の歌などを発表すると、実体験に基づいたものかどうかをうわさされる著者だが、自分の歌づくりの裏話は、そうした疑問にある程度こたえている。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000
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