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「人を好きになること、そしてそれを相手に知らせること」。
アマチュア写真家に対する写真の撮りかたのアドバイスとして、キャパはこのように答えました。
キャパの伝記を書いたリチャード・ウィーラン(Richard Whelan)も述べている通り、戦争写真家キャパの写真の共通点は戦争ではなく人間であり、人間の置かれた状況に対する並外れた繊細さと同情心…。
キャパが初めて脚光を浴びたスペイン内戦(1936-1939年)を取材した作品群。ゲルダ・タローによる写真ともども、マドリードにあるレイナ・ソフィア国立美術館(MNCARS)に寄贈されたものです。
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陽のあたる図書館でぽけーっとしていたら目の前の棚にふと見つけた!
正直写真のことは全然わからんけど、この人の名前を見たらどうしてか一度見ておきたくなるんだな〜
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なぜ戦争中の極限状態における記述はこれほどまでに鮮やかで美しく感じられるのか、わからない。
オクタビオパスの引用にハッとした。
私は内戦中のスペインで次のことを記憶している。私は自分の中の「別の人間」に気づき、異なった種類の孤独を感じていた。
閉鎖的でも、機械的でもなく、しかし超越したものへ向かう孤独を。
死が近づいていることは疑う余地もない。
武器を手にした兄弟たちは、どの時代のどの国においても常に、人々の境遇を越え、各々を取り囲む孤独の輪を破壊する非凡さを生む雰囲気を持っている。
しかし自己満足のかけらもなく生身の人間であるかのようなリアリズムを持って、偉大なスペインの画家たちが描いた、鈍重で頑固、粗野で残忍な彼らの顔の中には、自暴自棄の希望のようなもの、非常に具体的で同時に普遍的な何かが存在していた。その時以来は、一度も同じ表情を見たことがない。