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紙の本
明治以後,繁栄した安全な国土を作り上げようと,土木事業を支えてきた技術者たちの列伝
2000/10/06 15:19
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
壮大な土木プロジェクトの蔭には,日本の風土に合わせて,国産の技術を追求し続けてきた技術者の苦労が横たわっている。しかし,個々の技術者のものの考え方,苦悩,そして人間性にはほとんど触れられることがなかった。本書は明治以降,高度成長の直前まで,活躍した土木技術者35人を取り上げ,その業績と人物像を浮かび上がらせている。取り上げられた分野は,土木行政,治水,港湾建設,鉄道,上下水道,橋梁,道路,都市計画,電源開発,政治参画,国際開発,建設産業と多岐にわたっている。
すべての基礎となる土木工学分野では,明治21年生まれで,水利学,耐震構造,多目的ダムの基礎理論を作り上げた物部長穂を取り上げているが,いまでは一般的には知る人もいないだろう。巻末の「土木事業と土木技術者年表」とともに,優れた「日本近世土木史」となっている。それぞれの人生観や心までに筆が及び,土木関係者ばかりでなく,読む人に感動を与えてくれる。
(C) ブックレビュー社 2000
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