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家出した主婦の書置きが「捜さないで」だったら、絶対帰ってこないと思うんだけど……(笑)。
日常の隙間に入り込んだ、じわじわとした恐怖がこの人の持ち味。ほんの些細なことで、世界がどんどん崩れていくのが怖く、そして哀しい。ミステリの要素もあって、ばっちし。
だけど「黒猫の呪い」はちょっと余計かも。中途半端だし。
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この手の本には珍しいハッピーエンドな作品だった。
サイコホラー?ではないと思うけど、、、、あー黒猫か。
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慶応卒の平凡な主婦の倫子が家出する話。親友の直美(ノンフィクションライター田村翔子)がパリへ旅行する間に一泊家出をしているときに、事件は起こる。上の部屋の住人、田村久仁子が男を殺し、運ぶのを手伝わされる。
ポンポン進んでいくので、読みやすかった。直美の秘密やラストシーン(スーパーまで車で行ったときの事故)は想像してなかっただけにびっくり。直美の秘密がちょっと複雑すぎかな。
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夫や娘の態度に堪忍袋の緒が切れた主婦が軽い気持ちで家出するも、おかしなことに巻き込まれ…
ほんの好奇心が危険を引き寄せてしまい、元の日常にはなかなか戻れない。怖い。
なにより、友人の秘密が怖い。
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ちょっと辛口です。
旅行で留守にする友人宅に、家出してきた専業主婦の倫子が、ひょんなことから事件に巻き込まれる。
巻き込まれた事件を掘り下げていくのかと思いきや、思いもよらない方向へと話が進んでいき、なんだか、まとまりが無い感じがした。
どの事件も中途半端な書き方で、都合の悪い人物は刺されておしまい。
設定が安易で、ご都合主義な話でした。
サイコホラーということなのですが、その部分も弱かった。