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無境界家族 みんなのレビュー

  • 森巣 博 (著)
  • 税込価格:1,65015pt
  • 出版社:集英社
  • 発行年月:2000.2
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.7

評価内訳

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

ラジオの紹介で

2019/12/22 22:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んでみました。ものすごく、おもしろくて、奇想天外な生き方をできる家族でうらやましいと思いました。もちろん、自由でいられるのはそれだけの実力があるからなのですけれど、、、

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紙の本

誰かが勝手に引いた境界線に支配されたくない

2001/08/30 23:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nory - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者はオーストラリアを本拠地とする国際博奕打ちである。妻はイギリス人で世界を飛び回る大学教授、息子は不登校ながらテストで世界一になり、15歳で大学に入った天才である。この家族は離れ離れで暮らしていても、お互いの「個」を尊重し、「したいことは是非ともする。やりたくないことはしなくてもよい」という理念を軸として結びついている。

 だから息子が不登校になったときもまったく動揺せず、「登校しないときは家にいる」ということだけをいいきかせて自由意志を尊重する。
 しかし、こんなことができるのもオーストラリアという自由な環境があってこそだろう。境界の破壊者である著者は、そんなことはないというかもしれないが、これが日本だったら行政的にも地域社会的にもあらゆる方面からちょっかいを出されるのは間違いない(著者いわく、オーストラリアは国家としての縛りがゆるい)。

 この本は一応家族の話となってはいるのだが、そのほとんどは繰り返し語られるナショナリストへの激しい批判である。
 「資本・情報・雇用・商品・思想・宗教」などの領域ではもう国境は消滅していると著者はいう。残っているのはパスポートの国籍としての国境くらいなのだと。
 自ら海外で暮らし、人種や文化が入り混じった世界を肌で実感しているからこそ、ここまで痛烈に批判することができるのだろう。いや、もしかしたらそんな「日本的」な「日本人論」から逃れるために脱出したのかもしれない。

 なぜここまでナショナリズムを嫌うのか。それは「個」としての自由を守るためだ。誰かが勝手に引いた境界線に支配されたくない。そんなものには意味がない。
 著者の言い分には、これまで自分がなんの疑問も持たずに受け入れてきた概念を大きく揺さぶられるものがあった。国家というわけのわからない巨大なものから、家族という最小単位まで。なにが正しくてなにが正しくないのか。もう一度、根底から疑ってみる必要がある。

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紙の本

まだまだこれから!!

2002/11/21 01:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:penerope - この投稿者のレビュー一覧を見る

まだ全部読み終わってません。今日の昼休みに読むものがなくて(佐藤亜紀の新作を買おうと思って手ぶらで仕事場を出たら本屋になかった)しかたなく買ったからです。でも今まで二時間のあいだ湯船につかりながらページをめくっていたらとにかく面白くて、目からうろこだなんて感じで、何かを物申したい気分にもなってきて途中だけどこの喜びを伝えたいって気になったのです。

解説が永江朗さんだったから僕はこの本を手にとりました。僕も彼と同じく、この著者の名と一部での話題さは知っていたのですが、いかんせんギャンブルの人だなぁというレッテルを貼っていたので、賭け事に興味のない僕はなんだか敬遠していたのです。

しかししかし本当に損した! 永江さんの解説とほとんど重複してしまうのですが、時間は経ったけれどやっと出会った作家だ、これから過去に出ていた作品を読めるのかと思うともうそれだけで幸せの極地であーる、と万歳三唱でもしてみたくなるのです。大げさにうつるかも知れませんが、一冊の本が自分の思考回路を変化させ、生活にも進入して、何度目かの新しい自分みたいなものを読書から体験したことのある人には、この大げささ加減も許していただけるでしょう。

本書の詳細は上の書評を読んでください。簡潔に書いてあるので。それでどこが面白いかというとこの人、会話文と説明とのバランスがとてもいいのです。自分の意見を無造作に語っているかと思えばすぐにそれを自分でちゃかして、その後すぐ息子や妻が言った台詞を引用したりするのが見事に、その意見の重さと鋭さと熱意ともしかしたら思い込みじゃあないの?という軽い不信感を読んでる最中に感じてもそれが簡単に払拭されて良い余韻ばかりが残るのです。

もちろん、妻は外国人で自分はさすらいのギャンブラー、息子は十五歳で190センチ90キロの体格でおまけに秀才で大学にスカウトとくればその物語性も十分魅力だし、非日常の世界、もしくはその片鱗、もしくは軽い現実逃避を読書に求めている人ならなおさらのこと、この不思議な世界に埋没できるでしょう。いやいやしかしこの人の本領は啓蒙家としてではないでしょうかと思うのです。日本の男たちが頭ではわかっていながらもいろんな風習や制度のせいで叶えられなかった思いを見事に実践してなおかつそんな自分を信じているこの著者の強さと自信は、男なら誰でも羨ましいと思い、そして励まされるメッセージとなりうるのではないかと僕も、まだ途中だけれどもすでに、そう信じて疑わないのです。僕自身いろんなことに感化されやすい性格ですが、だからこそ! この人のメッセージに感化された自分はもちろん自分が思うに良い方向へ導かれたぞという嬉しい実感があるのです。

さあまだあと半分もある。勢いに乗って一気に読んでしまうかそれとも、ちょっとずつ惜しむように読み進めていくか、そんな選択を自分でできるのも読書の楽しみであり最大の醍醐味なのですね。

最後に。ほかの本だけど、僕の書評に反応してくれた方どうもありがとう。自分の固着した考えに少し亀裂が入って、違う視線を獲得できました。

いやまだあった。これ文庫版も出てまーす。

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紙の本

2000/3/28夕刊

2000/10/21 00:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 豪州在住の男性による海外子育てエッセーかと思って手に取ると間違う。英国生まれの妻は大学教授。登校拒否児童だった息子は十五歳で大学に進学。で、筆者は生粋のギャンブラーを自称する。妻と離れて父子二人で過ごすシドニーでの生活を通し、夫婦関係や教育から国家論まで、日本の現状に批判の目を向ける。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000

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2009/11/08 17:09

投稿元:ブクログ

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2009/01/27 22:29

投稿元:ブクログ

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2015/02/27 15:23

投稿元:ブクログ

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