紙の本
マーケター必読書
2000/12/26 16:47
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投稿者:shigeshige - この投稿者のレビュー一覧を見る
勤務先(ネットビジネス)の社長がこの3年間に読んだ中で最高の本なので是非読むように薦められました。特に現在自分が携わっているインターネットビジネスにおいては認知度をどう拡大していくかが重要なポイントとなりますが、この本は大いに参考になります。作者が主張する流行を引き起こすための3つの必須要件すなわち少数者の原則、粘りの要素、背景の力は今後マーケティングを企画する際の考慮すべきポイントとして常に念頭におくべき内容でしょう。特にNY地下鉄の落書きと凶悪犯罪の関係等具体例について心理学の分野も交えながら説明されているので理解し易い内容となっています。
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そうだったのか!って感じ
2000/08/31 00:32
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投稿者:皇帝ぺんぎん - この投稿者のレビュー一覧を見る
突如すごい流行がおきるのは、マーケティング担当者が優秀だったんだと信じていた。そう思って、マーケティングを勉強したい、と思ったこともある。
流行が起きるのはほんの少しのきっかけから…。薄々感じていたことを、ここまできちんと整理してまとめて目の前に出されると、ははーっと降伏するしかない。小さな投資で大きな流行を作り出したい人には必読の本だと思った。
紙の本
「21世紀最初に読みたい本」フェアコメント
2001/02/05 14:38
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投稿者:原口佳典 - この投稿者のレビュー一覧を見る
思いがけないブーム、流行らなかった戦略商品。このとき人は「ツボをついた、外した」という表現を使うことがある。この「ツボ」の存在を解説し、理論化したのが本書である。
大きな成果をあげるには大変な努力が必要だと考えがちだ。しかし実際には押す場所が重要なのだとグラッドウェルは語る。これはマーケティングだけに有効な考え方ではない。変わらない会社・変わらない業界に悩むよりも、ティッピング・ポイントを探せ!
(原口佳典 bk1サイト人文社会ノンフィクション担当エディター)
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アイディアや流行は「感染」する。そしてその感染は、ほんの些細な変更や工夫がきっかけとなって引き起こされる。
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2007/9月読んだ。
5時間くらいかな。
「あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間」それがティッピングポイント。
小さな変化を大きな変化に結びつけるための必要条件が書かれている、自分のアイデアや行動、自分自身がこの必要条件を満たすように行動していきたいと思う。(ただ、必要条件を満たすためにどうすればよいかは書いてないので自分で考えるしかない。。。)
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・ティッピング・ポイントとは、テコの原理のようにポイントとなる箇所に少しの力をいれたり抜いたりすることで、流行や、新しい社会的行動が爆爆発的に波及される瞬間のこと。・この場合の、少し、小さな力とは、小予算、個人的、草の根レベルの活動のこと。・ティッピングポイント(大きな流れが急き立てて流れ出てくる臨界点)に達するには3つの条件が必要となってくる。・その3とは、?新しい流れを普及する先駆者、?記憶に残るメッセージ、?その現象をサポートする背景の力。・?の先駆者の特徴は3タイプあり、全てのタイプを備えもっている人の影響力は絶大。それぞれ「コネクター」「メイビン」「セールスマン」と呼ばれる。・「コネクター」は、広く薄い交友関係を持っている人、「メイビン」は深い知識を習得しておりそれを人に教えることが好きで堪らない人、「セールスマン」は、説得力がある人のことである。・次にティッピン・ポイントを引き起こす第2の要素である、「記憶に残ること」だが、これは説得したい相手を巻き込み参加感を演出することが大切。人は自分と係わり合いのあるパーソナルな情報となると記憶に残りやすい。・最後の「背景の力」は、その現象が起こることを容認している静かなメッセージ力のこと。・これらの原理を利用することで個人でも物事を変革する力を持ちえるようになる。
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変化を起こす小さなきっかけ。
コネクター(媒介者)、メイヴン(通人)、セールスマン(説得のプロ)と言った少数者による影響力。
繰り返し、人をひきつける、人に行動させるなど粘りの要素。
環境や状況により人の意識を方向付ける背景の力。
限られた時間と予算を最大限に利用して効果を発揮させるかについて、今まで感覚的に思ってきたことが体系的にまとめられていて、2000年に出版されたとは思えないほど色あせていない良書。
これから子供を育てる環境について考えさせられた。
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MBA教授や現役外資系コンサルタントのゼミの教授お薦め本として紹介されていた。
小さな変化が爆発的な変化を生み出す「ティッピングポイント」の概念は
学生時代や社会人での活動に大きな変化をもたらしてくれた。
お薦めの本です
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2009年7冊目。
「ティッピング・ポイント」・・・あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間のこと。
訳者あとがきより・・・「その点を越えるためには大がかりな構造改革や上からの大げさな呼び声は必要ない。個人の、あるいは小さな集団の創意工夫と一転突破の集中力さえあれば打開できる。」
その工夫のポイントを、
?ある条件を満たす少数者へのアクセス
?人々の記憶に残る「粘り」の要素
?物事が起こる「背景」の変化
の3つに言及して、非常にバラエティーに富んだ例を駆使して、ティッピング・ポイントの存在を証明している。
副題のとおり、「小さな変化」が「大きな変化」を生み出せるという希望を与えてくれる書。
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久しぶりにのめり込めるほど面白かった。特に、アメリカの未就学児を対象に作られたテレビ番組のセサミストリートに関する話は、面白かった。子どもがテレビに集中しているときはどのような要素があるのか?また、子どもがテレビの内容を覚えているときはどのような要素があるのか?大人のものさしとは全く異なる子どもの感性とはどのようなものなのかが記述されている。あと、人は、上下に動く対象物を見るとその物に注目するし、その後の交渉でYESと首を縦に振る確立が高いという結果をもたらした実験の話も興味深かった。CMでは何かが上下動している方が視聴者に注目してもらえるということらしい。言われてみると、無意識にそうしていることって結構あるなと感じる。
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爆発的感染の3原則
①少数者の法則
80:20の法則
関係の6段階分離
コネクター(媒介者)の存在
新しい情報や新しい観点が必要になったとき、強い絆よりも「弱い絆」のほうが重要になる=弱い絆の強さ
通人(メイヴン) 情報の専門家 口コミによる伝染を始動させるための知識と社交的技術が備わっている
セールスマン
何かを語るときにそれを取り巻いている状況の方が語られた内容よりも重要になる場合がある
→動作の相互同調性
他人を自分のリズムに引き込み、相互作用の流れを支配する力がある
感情は、内から外へではなく、外から内へ向かうもの
②粘りの要素
記憶に粘りつく
Winston tastes good like a cigarette should. ←文法的には、likeはasであるべき
情報提示の仕方にさりげなく、だが有意義な変更を加えること
正しい状況に置けば、誰もがうなずきざるを得ないような、単純な情報の引き立て方がある
③背景の力
環境の条件や特殊性
外部環境における比較的小さな変化がわたしたちの行動や性格を変えてしまう
根本的属性認識錯誤
根本的な性格特徴を過大評価し、状況や背景の重要性を過小評価する
行動の方向性を決めるにあたって、心に抱いている確信とか、今考えているかというようなことは、行動しているときのその場の背景ほど重要ではない
小規模で緊密なグループには、あるメッセージなり発想なりが持つ潜在的感染力を強化する力がある
150の法則
集団の規模もまた大きな変化を引き起こす微妙な状況因子の一つである
交換記憶 他人を通じて情報をたくわえている
感染的な運動を生み出すには、まず最初に小さな運動体をたくさん作らなければならない
イノヴェーターの翻訳を広告会社が担当する ex. Airwalk
イノヴェーターから受け取った文化的合図ー主流派の若者にも見えていたかも知れないが、意味をくみ取れなかった合図ーを均し、とぎすまし、より首尾一貫した形式に同化した。この合図にそれまで持っていた意味とは違う特殊な意味合いを与え、この新たな感受性を一足の靴という形式で包み込んだ。
主流派の言葉を主流派のために翻訳してはダメ
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セサミストリートは子供の集中力の持続時間を考慮した番組構成をしていた、というエピソードを読んで、ウゴウゴルーガも同じことをやったんだなあと。子供向け番組がごくごく短いコーナーの積み重ねなのは、そういう理由だから?東京こどもクラブは1話につきけっこう長かった記憶があるけど。。。子供だから長く感じたのだろうか。。。
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◎「急に売れ始めるにはワケがある」(文庫)の元本。
◎「起きていることはすべて正しい」(勝間 和代/ダイヤモンド社(2008-11-29)p.240・334で紹介
【《「売れる仕組み」を作る3つの要素》1.少数の目利きに対してきちんと浸透する事 2.記憶に粘る事 3.環境が後押しする事》】
◎「まねる力」(勝間和代)p.116で紹介
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原則1:少数者の法則/感染をスタートさせる特別な人々
原則2:粘りの要素/情報を記憶に残すための、単純かつ決定的な工夫
原則3:背景の力/人の性格に感染する背景
人の行動に感染する効果的な集団の規模「150の法則」
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■「80:20」の法則
→20%の人間が、情報伝達のカギを握る
=コネクター・通人・セールスマンの3タイプ
■粘りの要素
→さりげなく、だが有意義な変更+繰り返し
■背景の力
■150の法則
→正確・有効に機能しうる集団の単位限度。
■伝達の流れ:
導入者→初期採用者→3タイプ→(翻訳)→多数派→出遅れ