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(収録作品)両面競牡丹(酒井嘉七)/蛇男(角田喜久雄)/絶景万博博覧会(小栗虫太郎)/血液型殺人事件(甲賀三郎)/花束の虫(大阪圭吉)/鉄も銅も鉛もない国(西嶋亮)/陳情書(西尾正)/狂燥曲殺人事件(蒼井雄)/不思議なる空間断層(海野十三)/木魂(夢野久作)/就眠儀式(木々高太郎)
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聞いたことはあっても読んだことのない作家さんの作品が収録されている、という感じでしょうか。ここからその作家さんの他の作品に広げることもでき、作者の紹介や作品リストもあるので入門として資料として大変お得です。
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古き良き時代を感じさせられるミステリアンソロジー。とにかく時代が古いのでとっつきにくい印象があったり、やたら漢字が多かったり(苦笑)、今では通用しないだろうというトリックがあったりもするのですが。そんなのは慣れれば気になりません。いつの時代もやはりミステリは素晴らしい。
お気に入りは小栗虫太郎「絶景万国博覧会」。壮大な絵面に圧倒されてしまいました。この情景は思い浮かべるだけで鳥肌ものです。
海野十三「不思議なる空間断層」も面白かった一品。理系が苦手なのでちょっとぐるぐるしそうになりましたが。うわああ、そういうことかあ。なんか凄い。