紙の本
合作というこころみ
2003/06/10 10:34
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投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家夫婦の合作サスペンスである。結論から言うと、折原作品にしてはサプライズが弱く、新津作品にしては粘度が足りないかなあ…。個性の強い2作家の初の共同作品としては、よくまとまっているとは思う。企画は読者にとって楽しいので、お二人の持ち味をより生かした次回作も期待したい。
物語は、悲しい女と男。そして殺人。女って、占いに弱いイキモノだなあ、と思ったら、それも作者の罠。とんだ悲劇が待っていた。読後とってもやるせなくなる1冊。
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佐久間竜太郎とその姪・横田あゆみ2人で運営している探偵事務所に、1件の依頼があった。内容は、夫の浮気調査である。MRとしてあちこちの地方や病院に出入りしているというこの夫に、女の影があるというのだ。調べてみると案の定、依頼者の他に一緒に暮している女が存在し、この夫は二重生活をしているようだった。しかしそこまで調べて報告すると、とたんに依頼者は調査を打ち切れと言ってきた。一体なぜなのか。
・・・・・・。いまいちカラクリが理解できず。再読の必要あり。それよりこの2人、夫婦だったんだねぇ。折原さんの作品は何作か読んだことあるけど、新津さんのは読んだことないなぁ。どういう作品を書く人なんだろう。
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【2004.02.13.Fri】
夫婦である著者の合作である。読み進めていくうちに謎ばかりが深まり、最後の最後まで文章のトリックに気づかなかった。”二重生活”を続ける夫婦を過去と現在を巧みに混ぜ合わせながら描いてゆく。この文章のトリックにまんまとひっかかり、それが同時に大きな感動でもあった。
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これは面白かった。
共作なのに違和感なく一気に読みました。
どんでん返しも奥さんが入るとちょっぴりソフトな感じ。
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ミステリ界のおしどり夫婦が描く驚愕の二重生活。
重婚という重いテーマが作品としてどう昇華されたのか?
個人的には第二弾を期待してますw
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最後にあかされた「もうひとつの二重生活」とかいうオチは
はたして必要だったんでしょうか?
タネあかしを全部だらだらとしゃべるシーンがあって
それまではかなりの疾走感だったので
その後をどう締めるのかと楽しみにしていたら
それはないだろうという。
この人の別の作品読んだ時も
たしかこんな感じの印象が残ったような気が・・・。
読者に罠をかけるのに一生懸命だけど
中身がないかも。
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何となく手にとって予備知識なしに読み始めたからか、
意外と面白かった。中々にアレ?ってなりました。
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シリーズ物?キャラがよく立ってるし、同じ作家の前回読んだ作品より読み応えがありました。
ミステリーの手法である○○○のズレもあったりして、最後は尻切れトンボ感もあったけど面白かったです。
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夫婦合作とのことでしたが、折原さんも新津さんも今回が初めまして。のため、どこからどこまでが誰が書いているのか全然分からなかった…。
トリックはなるほど〜と思うものの、漠然と腑に落ちないような、でもそれを狙っているような。
これからもミステリーを読み続けようと思う。
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単身赴任の夫が単身赴任先でも家庭を持っている二重生活。不信を抱いた妻が探偵事務所に調査を依頼し話は進む。話が進むうちにこの妻の方にも謎が有ることが分かってきて、また別の意味の二重生活の様相が明らかになると言う話。
キャラもたっており、面白く話を読めるが、謎解きの部分では複雑すぎて、「あっそう言うことだったのかー」とはならない。私の貧弱な読解力では「??、あっああ、そう言うことなのか?いやこうかな、フムフム」と言う読書感。
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ご夫婦の合作モノ。
面白かった!どこがどう繋がるのか謎だらけで進んでいくけれど、最後にはちゃんと明かされ初めからまた読むとなるほど納得〜な作品。
看護学生さんの日記で騙された(^_^;)。あの人が書いてたのか!