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[ 内容 ]
とかく誤解されやすい中高年の性行動の本当の姿がここにある。
本書では、自らボランティアとして老人ホームでの介護を手伝い、身近な見聞を積み重ねた著者が、高齢者の性や恋愛の問題を扱っている。
[ 目次 ]
第1章 「神話」への訣別
第2章 老人ホームにおける「生」と「性」
第3章 生殖なき年齢の性科学
第4章 QOL(クオリティ・オブ・ライフ)としての性
第5章 熟年性革命の現場から
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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高齢者は恋愛や性には疎くて、聖人のように悟りを開いていくというのは嘘である事が詳しい資料と共に理解できる。
2000年代初頭の刊行なので少し古くなっているところもあるが、今よりも団塊の世代がまだまだ現役の頃(労働人口)だったと思うとそちらのほうがびっくり。
日本的と捉えていいのかわからないが、性の事を秘め事、タブー視する面が強くどうにか美味しい汁だけを吸いたいと言う人が多くなってしまう事も一連のバイアグラ騒動からも読み取れる。
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いわゆる老人ホームにおける高齢者の性問題について真面目に書かれた本。
もう10年以上前に書かれた本ですが、ブックオフでふと目について購入しました。
(本文より)おおざっぱに言って、日本人の性交回数は、若いころは二〜三日に一回、七十歳を過ぎると月に一〜二回と言える
(ただし、高齢になるほど、個人差も大きくなって、ほとんどしない人も半分くらいはいる。)
なので、老人ホームなどでは、性にまつわる色んな問題と向き合っていかなくちゃならんということで、そういう施設で働いたり運営する人を読者に想定した本ですが、
最終章の「79歳と86歳の初恋物語」には思わずもらい涙でした。
こういう話題はテレビや新聞では取り上げられないし、日本人はというか、自分も若い頃には、そういう話題は「年甲斐もない」という一言で片付けられていたんだが、そうも言ってられない時代だし、自分もそういう年代になったんだなぁ・・・ということです。問題は、この問題を取り巻く社会情勢も本書が書かれた10年前の状況とあんまり変わらないようなので、ここはなんとか老人ホームにお世話にならない道を探らねばいかん、ということかな。
(2013/12/23)
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■内容紹介 ( アマゾンから引用 )
性愛の質を左右するのは性器ではなく、脳の活動なのだ──若き大宅賞作家が俗信を排して描く高齢者の性行動のかくも豊かな現実
■内容( アマゾンから引用 )
とかく誤解されやすい中高年の性行動の本当の姿がここにある。本書では、自らボランティアとして老人ホームでの介護を手伝い、身近な見聞を積み重ねた著者が、高齢者の性や恋愛の問題を扱っている。