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名誉と順応 サムライ精神の歴史社会学

名誉と順応 サムライ精神の歴史社会学 みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.2

評価内訳

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5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

比較歴史社会学の研究書、素人には歯ごたえがあり過ぎるくらい

2005/12/25 17:13

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 比較歴史社会学の研究書。素人には歯ごたえがあり過ぎるくらい、内容も文量も読みごたえ十二分の本であった。比較とは日本と欧州の封建制と封建制の現代への影響、歴史とは中世から徳川時代までのサムサイの自力救済の精神に基ずく名誉心の変化、社会学とはサムライの名誉心の形成と変化に対する政治・経済・文化との関わり、と読み取れる。著者の視点・論考は、目新しく独創的であるように思われる。
 本書で行われているのは、以下の解説である。
 サムライ階級の成立と変容の過程で、彼らの名誉心がどんなものでどのように確立してきたのか。社会の深部に埋め込まれている自己意識の活性化を通してサムライ達に強くしなやかな個人意識を形成させた文化の源泉がどのように発展したのか、その社会的プロセスの探求である。近世における国家形成ー中世封建社会からより集権的な国家への移行ーの過程を考察してゆく。徳川政権のもとで、サムライの役割は、自立した気力旺盛な馬上の戦士から謹直な役人へと、大変容を遂げた。徳川のサムライ文化において名誉と秩序との間に部分的にせよ調和が成り立ったことは、現代日本文化特有の精神風土の形成に重要な役割を果たした。それというのも、名誉ある個性発揮と順応という、二通りの希求の間の対立と相関がここから発生したからである。日本のサムライの名誉とは、さまざまな時期のさまざまな言葉や形式や行動で表現された文化複合体である。この文化複合体の中身が時とともにどう変化してきたかを説明している。

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紙の本

国際的な視野から日本人を励ますサムライ論

2008/03/31 17:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YOMUひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書はまず、問題設定が鮮烈である。欧米において個性のない集団主義の国とされる日本が、なぜ個人主義の結果である工業化と企業経営で成功したのか。マックス・ヴェーバーのいう資本主義の精神を推進したプロテスタンティズムを欠いている日本がいち早く近代化を成功させたのはなぜか。この問題設定からして、私たち読者は本書に引きずり込まれてしまう。

確かに、明治維新をなしとげ、先の大戦では壊滅的な敗戦の瓦礫の中から経済大国の一角へと甦った日本という歴史を顧みれば、ただ受身の従順な日本人というイメージから理解することは不可能であろう。著者はそこに集団主義だけでなく個人主義の文化の存在を見て取り、その源泉をサムライの文化の中に求める。サムライが誕生した中世にさかのぼってその文化を掘り起こし、どのように形成され、どのように変容してきたか、説得力ある説明を展開する。

ここに析出される個人主義は西洋の近代個人主義とは異なる「名誉型個人主義」であるということは大変興味深い。西洋型の近代化が唯一の道であるとすると、西洋以外の国々の近代化が相次ぐ現在、それが納得のいくものでないことは明らかであろう。この概念は今後、日本以外の近代化研究においても大いに寄与するのではないであろうか。このように、日本史を社会学的手法で理論的にとらえ、さらに西洋や中国・朝鮮と比較するという方法は、非常に新鮮で興味の尽きないものを感じる。

さらに、本書は最初、英文で書かれ米国で出版されたものであるので、日本史に関して厚い蓄積のある多量の日本語文献を縦横無尽に利用した面が強みのひとつであろうが、逆に日本語の著作と見ると多量の外国語文献の引用が大きな特色となっているため、本書が世界的な研究史のなかに位置づけされ、それがわれわれ日本の読者を一段と開かれた視界にいざなうこともまた魅力の一つである。

このサムライ論が米国人(多分)に嫁いだヤマトなでしこによってなされたという事実には、正直言って少し複雑な思いにさせられるのであるが、アメリカの大学という熾烈な競争社会に身を置きながら、その著作のモチベーションに「従順で無個性なハタラキバチ」とする日本人観に抗する意識が働いたに違いないと思うとき、何か読者の胸を打つものがある。

他方、現今の日本の精神風土を考えると少し気恥ずかしい気持ちになりながら、本書によって大いに勇気づけられてしまうのも事実であろう。

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2010/06/20 20:32

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2012/06/04 01:45

投稿元:ブクログ

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2017/03/06 10:28

投稿元:ブクログ

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