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時は室町、場は金閣寺の密室状態で見つかった3代将軍義満の首つり死体。一見自殺に見える事件の再調査が一休に依頼される。子供の頃アニメの「一休さん」が大好きでしたが、こちらではもっと大人びてます。日本史にそれほど詳しくなくても楽しめる。
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時は室町、金閣寺の最上層、しかも密室で「首吊り死体」となって発見された足利義満の死の謎に一休さんが挑むミステリ。容疑者が将軍・足利義持、弟・義嗣、細川頼長、斯波義将、山名時熙、一色満範、そして時の帝・後小松帝と錚々たるメンバー。かつてこんな有名人ばかりの容疑者リストがあったか!!
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ひとつひとつのネタは、一休さんの有名なお話にそったものです。
屏風に描かれた虎を退治するとか、「このはしわたるべからず」とか、誰もが一度は耳にしたことがあるような。
かつ一休さん自体が非常に飄々としているので、かなり拍子抜けます。
が、あれよあれよという間に将軍の死と一休さんが関わってくることになるんですね。単なる探偵役という関わりではないのだねー。
また、まったく関連が見出せないひとつひとつの謎(ネタ)にも大いなる(?)謎が隠されており、きっちり落としてくれます。
密室よりこっちのほうが面白かった、というか、私好みでした。
でも、楽しかったのは、最後の最後だったりするんだけど。はじめ誰だかわかんなかったよー。
なるほど、こういう因縁があったのね…(笑)
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歴史ミステリとして面白いし、わかりやすいとは思うんだがイマイチ入り込めず。
「いろは歌」でも思ったけど偉い人ってみんなあんなにえげつないのか?
毒気にあてられたような気がして手放しで絶賛出来ない。
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一休さんのキャラクターはなんだかかわいらしいのに、全く生かせてない。話がどうもつぎはぎで、エピソードを考え付いてはくっつけた印象。
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一休、新右衛門、茜のトリオが良い。歴史上の人物を使った本格推理小説では、実在の人物であるが故に、人物が記号的でない。しかし、義満の行状をああいう風に描いたことで、話が下世話に、安っぽくなっている。実にもったいない。
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室町時代のミステリ。
おなじみの一休さんが、足利義満の死の真相を解明していく話。
日本史でも議論のあるテーマを使ったミステリ、しかも室町時代のミステリはほとんど見かけないので、面白い。