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6才のジェイはポケットの中にいろんなものを入れています。ある日、コオロギを捕まえたジェイ。それをポケットに入れて学校へ持って行ってしまいます。先生の機転の利いた対応がいいなぁ。
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主人こうの男の子(小学校に入学するちょっと前の6歳)が
丘をぶらぶらして、きれいなものを見たり甘いのとすっぱいりんごをかじったり、ガチョウの羽根を拾ったりコオロギをつかまえたりする。
前半は淡々としてて、ちょっと退屈(><)だったんですが
コオロギを可愛がってる様子や(他にないからって茶漉しはひどいよお母さん)
学校につれてっちゃうところがかわいい
教室にまで連れてきちゃって、鳴いてるこおろぎをポケットから出さない男の子に対する先生の対応も見事で、
誰も怒られないし、むしろいい感じにまとまって
宝物やいろんな見てきたものをお話することができる場を設けた先生GJ!
美しいものや素敵なものを自分でみつけて、それを自分で言葉にするって、むずかしそうだけど、
感受性豊かになりそ~とか
ものを見る目やこころが養われそう!とか
そんなことを思いました。
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幼年童話:1980年あかね書房刊の復刊:優れた児童文学には、印象深い登場人物が描かれている。この作品もその通りでした。子どものもつ「子どもらしさ」と子どもの育ちを知った優れた教師とのやりとりが、結びでしっかり描かれている。児童文学は、決して子どもだけのものではないと再認識する。身近な大人をはじめ、子どもを知る導き書として多くの大人が手にとってほしい。
子ども達のポケットの中に、たくさんのたからものが入りますように。
「シモツケソウ」p5、「ヒッコリーの木」p7、「ハヤ」p12、「あずきいろ」p19 確かめたい。
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ポケットの中に、いろいろな宝物を詰めている少年。
初めて学校に行く日は、友だちのコウロギを、ポケットに入れて行きました。
それを学校の「実物報告」で発表。
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『物語の森へ』で紹介されていたので図書館で借りて読んだ。
六歳のジェイは、おとうさんとおかあさんと、谷間のふるい農家にすんでいます。
夕方、まきばへ出かけ、ウシをつれてかえります。
行き帰り、ジェイはいろいろなものを見つけて、ポケットにいれました。
子どものポケットってすてきですよね。
大人の私はタオルなど必要なものしか入れないけれど、子どものポケットはたからものだらけ。
見つけたすてきなものは、なんでもポケットへ。
世界はたからものだらけなんだな、ほんとは。
マイペースに自分の世界にいたジェイが、小学校に入学する。
ジェイの心細さをやわらげてくれるのは、コオロギと先生だった。
「でも、そのコオロギは、このコオロギじゃないもん。」にぐっときました。
大人目線では「なんていい先生なんだ」と思うけれど、子ども目線では「わかってくれた」と感じるんだろうか。
なぜか『からすたろう』を思い出しました。
誤植が二ヶ所、一ヶ所は小さな(?)読者による鉛筆書きの訂正がありました。(消さないでおきました)
絵もとても雰囲気があって良いです。
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子どもはこんなにも豊かな世界を生きている。自然を感じる力は子どもの方が圧倒的に強い。宝物だらけだ。見つけた宝物をポケットにどんどん入れるジェイ。最近いちばんの宝物はコオロギ。見つけてからはずっと一緒。初登校の日も家にコオロギを置いて行くことなんてできなくて、ポケットにこっそり入れて持っていく。案の定コオロギはリリリ。でも先生がよかった。子どもの想いを否定しない。こういう大人がいると安心する。本当に大事なこと。
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1965コールデコット賞受賞作品
「ジェィはお気に入りをなんでもポケットに入れる。ヒッコリーの木の実、小川の石、はいいろのガチョウの羽・・。はじめて学校にいく日、ポケットの中にコオロギを入れた。」
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部 より)