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先日発売された同氏の本「スケッチで学ぶ名ディテール」
のネタ元とも言える本。
本書前半では竹中工務店在籍の建築家・萩原剛氏×遠藤勝勧氏の対談形式で記述されています。
実測のきっかけや意義から、旅先での実測の逸話まで楽しく紹介されています。
後半には対談で紹介された図版が豊富に掲載されており、実測の手本として是非手元に置いておきたい一冊です。
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内容(「BOOK」データベースより)
40年間休むことなく菊竹清訓の建築を支え続けた建築家の熱中人生。
内容(「MARC」データベースより)
今の時代こそ身体をつかって建築を学ぶことが重要だ。それはすなわち、実測しスケッチにまとめることにほかならない。40年間休むことなく菊竹清訓の建築を支え続けた建築家の熱中人生を映すスケッチブック。〈ソフトカバー〉
目次
建築の達人―遠藤さんのこと
手の記憶―実測とスケッチ
見る測る建築
内なる光―不可視の世界に向けて
旅のスケッチ―測ってみたら面白かった
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以下本書よりスケッチの重要性についてのこと。
描くとは、見ることである。描くとは、探ることであり、考えることである。手と目と頭は、深奥においてつながっている。真の記憶とは体得されたものだけであり、したがってそれは手を動かし体を使うことによってしか得られないのではないか。建築かたちの意味は、常に具体的な寸法、スケールにおいて成立しており、それを正確に認識することそして身に付けることは、絶えざる修練による以外にありえないのではないか。
考えているデザインをフリーハンドのスケッチでいかようなるスケールでも自由に描けるようになることは、自分の考えをより正確に短時間で相手に伝達できるということで、設計者として最も重要なことである。