フロマージュ 上手にチーズを選ぶために みんなのレビュー

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投稿者：松井泰　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　いままで、チーズを選ぶのに必帯の書といえば、「チーズ図鑑」（文芸春秋編）であったのは、異論がないところと思う。しかし、こういった図鑑ものは、違う角度からの複数の情報元が欲しいものである。こういった要望に十二分に応えるこの本の出版は、チーズ愛好家に福音である。いまや、前出のチーズ図鑑とこの本、共に必帯の書となったのではないかと思うが、この本のよい点を数ある中からひとつだけあげるとすると、「相性のよいワインについての記述が詳細にほとんどのチーズについて記載されている所」があげられよう。

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投稿者：日経レストラン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　フランス産を中心に，約200種類のチーズをカラー写真で紹介し，原料乳の種類（牛，山羊，羊，水牛と，それぞれの生乳，殺菌乳，脱脂乳別），生産地，形状，重さ，脂肪率，生産者や生産方法のタイプ別を網羅したチーズ事典。名前の由来，味の特徴，適した料理や相性の良いワインなどの知識も幅広く盛り込んでおり，チーズを扱おうとする人には役立つ情報が多い。
　著者は，ル・コルドンブルー・パリを卒業し，フロマージュ鑑定騎士の資格を持つパリ在住のジャーナリスト。そして監修者は，長年チーズを商いながら，パリでチーズ専門レストランも経営し，フランス産チーズの普及に努めてきた「チーズの父」だ。
　巻末には，チーズの入手法，品質の見分け方，カットの仕方と道具の選び方，上品で美しいチーズプラトゥ（盛り合わせ）の作り方，代表的なチーズ料理のレシピなどを写真入りで説明し，実用度も高い。
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