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紙の本
『もし私が知っていたら』派の創始者だけあって…
2002/06/08 19:46
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投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一夏を過ごすために別荘にやってきた一家のもとに、押しかけてきた別れた元の妻。この招かれざる客の出現によって、家族ばかりか別荘の近くの住民にまで不安と緊張が高まっていき、それが限界点にまで達そうとしたときに、忽然と姿を消してしまう。残された人々は、お互いに疑心暗鬼にとらわれ、そしてついに殺人が…。
幸せに暮らす家族の元に突如現れた昔の妻、これがまたとんでもない悪女と、サスペンス小説にはよくある設定なのですが、盛り上げ方がとてもうまく、いったい何が起きるんだ? とワクワクゾクゾクしながら読み進められます。
ところが、作者のメアリ・ロバーツ・ラインハート女史は『もし私が知っていたら』派の創始者と言われているだけあって、何度も何度も「私が知っていたら」が繰り返され、後半にはホントにゲンナリしてしまいます。終わりに近づくにつれ、ラブ・ロマンス小説のようになっていくのも減点。ヒロインの恋愛模様を適度に削除して、もう少しもったいぶらないで書いていたら、もっとキレの良いサスペンス小説に仕上がっていただろうに。残念です。
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