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民族の世界地図 みんなのレビュー

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みんなのレビュー28件

みんなの評価3.7

評価内訳

28 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

21世紀研究会の会員はだれ?

2006/01/23 21:52

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

この手の本は、現在の激動する世界情勢においては、地球儀や世界地図同様すぐに紙面が古くなるが、現時点(2001年)ではこの本が一般向けでは最もよくまとまっていると思う。21世紀研究会名なのでかなり大胆な仮説や作者の主義主張が散見される。そこがまた面白いが、学術的といえない部分もある。会員の名前を知りたい。誰か知っている人がいれば教えてください。

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紙の本

実に読みやすい

2011/01/20 20:09

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mikimaru - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んでみたら予想以上におもしろかった。内容は1999現在のようで、出版は2000年。うっかりと10年ものあいだ、積ん読どころか埋没させてしまったことが悔やまれる。たまたま書棚を整理していて見つけたが、2006年には「新・民族の世界地図」も出ていたようなので、これから読む人はそちらがよいかもしれない。

誰もが何となく使ってしまいがちな言葉(たとえばユダヤ人とは、アラブ人とはを厳密には意識せず使うことがあるかと思う)を解説し、民族と宗教、迫害を受ける少数派民族と消えていく彼らの言語、民族紛争の事例などをきちんと整理している。

広く浅くの本ともいえるかも知れないが、新書サイズでこれだけの情報量があれば、世界情勢に関心があり多少なりとも頭を整理したいという目的の人には、ぴったりかと思う。

大まかな内容紹介:
++++++++++
1. 民族のアイデンティティ
例:民族とは何か、植民地政策以前の人種分布、華僑と華人と新華僑

2. 民族と言語
例:公用語と国語、少数派の言語と言語政策、民族文字の系譜

3. 民族と宗教
例:ヒンドゥー文化と民族問題、ペレストロイカと東方正教会

4. 民族の移動
例:印欧民族の大移動、失われた民族、ケルトの文化遺産

5. 先住民族、少数民族
例:アイヌのアイデンティティ、中国の少数民族、ブッシュマンと呼ばれた人々

6. 民族紛争
例:国をもてなかったクルド人の悲劇、山岳民族チェチェンの抵抗、チベット問題とダライ・ラマ

7. 中央・アラブとユダヤ
例:アラブとムスリム、敵対したイランとイラク、欧米の列強に翻弄された建国と扮装

8. 生活にみられる民族観
例:姓名でわかる民族の出自、食文化の伝播、民族と楽器
++++++++++

地図などの挿絵も過不足なく掲載されていて、読みやすい。

ひとつだけ気になったのは、何人かの方々の共同作業であるがゆえのことか、一部の文章表現方法が、ほかと違う点だ。

一部で「私たち日本人」や「私たちにはユダヤ人はあまり身近ではないので(P.221)」という表現が見られた。この場合の主体、英語でいえば We とは誰なのか。日本語で書かれている本というだけで、読むのが日本人という立場であると考えるのは、あまりこうした本の内部に出てくる表現として妥当ではないように感じた。

もちろんそう落ち着かない気分になる場合の「日本人」の定義も曖昧だ。日本語話者=「日本に居住する、もしくは日本国籍がある、あるいは日本人という民族があるかのような幻影に立った上での集合体」ということになるだろうか。

わたしは普段から「私たち日本人」という表現は慎重に用いられてほしいと考えているが、この本ではとくにそれが気になった。

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紙の本

日経ビジネス2000/6/12

2000/10/26 00:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:尾崎  護 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 先進諸国の新聞と読み比べると、わが国の新聞は世界各地で発生している紛争について報じる量がかなり少ないとよく言われる。そのことをもって日本人の平和ぼけと内向きな視線を示す一例と見る向きすらある。
 みんな黒髪で(最近は金髪、茶髪もいるが)、似たような顔をし、ほとんどの人が同じ言葉を話して暮らしている日本人は、日常「民族」ということをあまり意識せずに済む幸せな国民である。だから「民族自決」などと気楽に言うが、多民族を抱えて微妙なバランスの下に国家を形成している国々にとっては随分危険なことを口走っていることに気がつかない。しかし、21世紀には急速に人口が減少することが確実なわが国では、遠からず移民の受け入れが現実の問題となってくることだろう。そうなれば民族問題は他人事ではなく、渡来人以来の過去の歴史や、諸外国の状況に学びつつ、賢く対応していかなくてはならない切実な課題になってこよう。
 だが、マスコミで切れ切れに報道される民族間の紛争などを理解するには、民族の成り立ち、言語、宗教、歴史上のいきさつなどについてある程度の基礎的な知識が必要である。本書は、歴史学、考古学、宗教学、文化人類学などの研究者9人の手になるもののようであるが、世界の紛争のタネとなっている事柄について要領よく一般的な知識を与えてくれる。
 本書から興味ある知識がたくさん得られる。わが国では八百万やおよろずの神と言うが、インドでは、ヒンドゥーの神は3339(無数ということらしい)存在するのだそうである。森喜朗首相は「神の国」と発言して物議を醸したが、インドのネルー元首相は「ヒンドゥー教を定義することはできない」と嘆じたらしい。信仰の違いが民族間の紛争となる例は多いが、多神教の国は他人の神に寛大なようだ。
 ジプシーの語源がエジプシャンだというのも、なるほど納得がいった。かつてエジプト出身の民と誤認されていたようだ。ちなみに、最近ではジプシーという語の差別的な語感を避けて、ロマ(民族の自称ロムの複数形。人間の意)と呼ばれているようである。
 そんな雑学的トピックスに興じていると、国際貢献の柱として国連難民高等弁務官事務所に多額の拠出をする一方で、難民申請をしようとする外国人をほとんど門前払いにしているわが国のダブルスタンダードがさりげなく指摘されたりする。適切に挿入されている地図(ちょっと小さすぎるのが難点だが)も貴重な情報になっている。
Copyright (c)1998-2000 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

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2005/10/15 00:44

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2006/02/20 13:37

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2008/01/21 23:21

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2008/07/29 20:44

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2010/02/16 19:53

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2010/10/31 07:09

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2011/04/18 06:13

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2011/12/14 22:47

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