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夢の守り人(偕成社ワンダーランド)

夢の守り人 みんなのレビュー

第23回路傍の石文学賞 受賞作品

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みんなのレビュー75件

みんなの評価4.0

評価内訳

75 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ちょっと難解?

2016/06/19 22:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わらび - この投稿者のレビュー一覧を見る

私の想像力が足りないのか、いまいちピンとこなかった作品でした。
お師匠の過去話は興味深かったのですが
設定がどうにも複雑で…。
あと、結婚を嫌がっていた女の子に対して救いが無いのが辛かったです。

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紙の本

再びチャグムに会える

2001/02/09 16:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桐矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 架空の地、新ヨゴ皇国が舞台の守り人シリーズ第三作。
 現世…ナグと、この世でないところ…サユグが重なるその地では、またひとつ新しい世界が生まれつつあった。人の夢を食い、咲く花がいざなう甘い夢の世界。閉じた夢に囚われた人たちを助けるために、女用心棒のバルサは、命をかける。
 第一作で、バルサが救った皇子チャグムが一回り大きくなって登場するのがうれしい。バルサの相棒、タンダは花に魂をうばわれて人鬼と化す。そして、タンダの師匠、女呪術師トロガイの過去が明らかになる。
 「…人はね、生きるのに理由を必要とするふしぎな生き物なんだよ。鳥も獣も虫も生きていることを思い悩みはしないのにね」
 それこそが、人が物語を欲する、大きな理由ではないだろうか…と思う。

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紙の本

人を想う心が織りなす世界

2001/09/21 14:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:長崎夏海 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この世と別の世界とを行き来する「守り人」シリーズ第三弾。
 主人公はバルサ。30歳すぎの女用心棒。(これがまた、めちゃめちゃ強くてかっこいい!) さて、今回は人の世とは違う、花の世界の物語。花の糧は、人の夢。芽吹きの夜から52年の歳月をへて、「花」が満開の時をむかえた……。
 花の世界は、「生と死が、水面に浮かんだ泡の膜のようにうすい膜でへだてられて、となりあっているよう」だと、女呪術師のトロガイは言う。トロガイは、花の世界で花番との幸せな時をすごし、子をなし、この世に戻り呪術師となったのだ。
 花の受粉後は、夢たちが帰りたいと望むなら、風にのって帰ることができる。しかし、人は、時にたまらなく死にさそわれてしまうことがある。この世に絶望し、居心地の良い夢にいられるなら、このまま目覚めずに死んでもいいと願う心がある。
 眠り続ける魂を、救えるのか。
 それは、生きたい思い、嘘でもいいから居心地のよいところにいたいという誘惑との闘いだ。魂呼ばいをしたタンダは、夢にとらわれてしまい……。
 歌語りの旅芸人にかなわぬ想いを馳せるカヤ。帝の長男、最愛の息子を亡くした哀しみにうちひしがれる一ノ妃。長男の死で帝になる運命を背負い、その運命をうけいれられずにいるチャグム。バルサは親を殺され追っ手に追われ、一寸さきに死が待ってるかもしれぬ暗闇の中で生きてきた。肌にしみこむ血のにおいと、心にひそむ闘いへの激しく醜い欲求を抱えている。
 誰もがみな、願ってもどうしようもない夢の、せつなさとむなしさを知っている。
 そして、人の夢をかきたてる歌を歌うユグノ。その歌は、永遠にうしなってしまったもの、望んでも得られない物を、たまらなく恋しく想わせる。彼は、リー・トゥ・ルエン(木霊の想い人)。人の魂も生命もともにふるわせる歌をうたい、長い命を与えられている。が、それとひきかえに、普通の未来を生活を奪われた哀しみを背負っている。
 一人一人がかかえもつ想いが、花の世界を、この物語を形づくる。一見一つにしかみえない人の世界は、実は幾つもの層からなりたっていて、大きな世界をつくっているのだと気づかされる。それは、異なるものと生きることの意味を考えさせてくれる。
 そして、誰の心にもある弱さを、弱さとは呼ばず、生そのものとして愛おしくみつめるまなざしがうれしい。それでも「生きよ」。そんなメッセージが力強く魂に響いてくる。

 第一弾は「精霊の守り人」野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞。第二弾は「闇の守り人」第40回日本児童文学者協会賞。どの本から読んでも楽しめるつくりになっている。

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紙の本

夢をみずにはいられない人の痛み

2002/01/18 00:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 守り人シリーズ第3弾。今回は精霊の守り人でお馴染みだったタンダ、トロガイ、チャグム、シュガ、そして狩人などの懐かしい面々が勢揃い。もちろん主人公はバルサ。少し神秘的な話で「人の夢を糧にして生きる不思議な花」を軸に、はじめて明かされるトロガイの過去、花守りにされたバルサとタンダの戦いなど見所満載。

 夢をみることが秘めている痛み、夢をみずにはいられない人の痛み。目の前の困難に目をそむけずに、自分の人生にしっかりと向かい合って生きることの大切さ。そういった作者の力強いメッセージが込めらているように感じました。三部作それぞれ物語は独立して楽しめるようになってますけど、やはり精霊の守り人から順に読むと解かりやすいと思います。

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紙の本

何度も読み返したくなる物語

2002/02/25 03:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「精霊の守り人」「闇の守り人」に続く「守り人」シリーズの第3弾。

 湖の底の宮の「この世」とは別の世界に咲く、人の夢を糧にする〈花〉。この世を儚む悲しい想いを抱えた人々が、花の世界に取り込まれ、眠りの病にとりつかれてしまった。姪のカヤを夢の世界から救おうとして、逆に花に魂を奪われ化け物に変じてしまった薬草師のタンダを助けるために、呪術師トロガイ、女用心棒バルサの、命をかけた闘いが始まった…。


 人の世には、悲しみが満ちていて、生きていくのがツラくなることが、確かにあるかもしれません。夢の世界に沈み、眠ったまま死んでしまうのは、ある意味、心誘われることでしょう。それでも、それを乗り越えて人はまた生きてゆく。一人一人が過去の夢から覚めて、新たに歩き出してゆく。これはそういう物語。

 呪術師トロガイの過去や、皇太子チャグムとの再会など、巻を追いかけて来たからこその楽しみや、さらなる未来を想像する楽しみもあり、何度も読み返したくなる物語です。

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2007/07/16 17:58

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2009/05/14 12:32

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2005/11/15 13:13

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2007/12/10 18:32

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2008/02/27 22:02

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2008/03/16 12:58

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2006/01/16 14:43

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2007/04/28 18:15

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2007/04/17 23:57

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2007/06/15 20:22

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