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著は、1996年に出版され、この訳本も2000年に出版と言うことで、自分もいつ買ったのか思い出せないくらいです。
最近「ふとそういえば、ソフトウェアテストをクラス図で表現していた変な本があったなぁ」ということを思い出し、本棚の隅から引っ張り出してきたものです。
そうしたら、案の定、読んだ形跡がほとんど無くて、手が切れそうなくらいにピカピカでした。まえがきをBoris Beizerが書いているのですがそれすら覚えていませんでした(買った当時はBeizer?誰それ??って感じだったのかもしれません)。
★★★
結論から言うと、ここ数ヶ月間、智美塾や、プロコミで考えてきたことが書いてありました。あぁ、先に読んでいたらどんなに楽ができただろうと……。
テストアプローチをクラス図で表してたり、ソフトウェアテスト成果物同士の関係が次々と明らかにされていきます。 それも、大型本で、401ページぎっしりと、解説付きで。
それによって、ソフトウェアテストという仕事の要素と構造がはっきりと定義されることになります。
本自体がオブジェクト指向で書かれているので、とても読みにくく、あちこち移動しながらようやく理解できるといった感じ(オブジェクト指向で書かれたプログラムのコードレビューが大変なのと同じ)なのですが、内容はしっかり書かれています。