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ジョシュアとアブナーの間に徐々に築かれる吸血鬼と人間の信頼関係もこの本の読みどころですが、私は敵対関係にあるジュリアン・ダモンも好きなのでした。
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吸血鬼もの。世に数々の吸血鬼小説があり、結構な数を読んできたとは思うのだが、しかし私が白眉と思っているのがこれだ。知られてない本だよね。もったいない。始まりは一八五七年、セントルイス。ミシシッピ川を行き来する蒸気船を舞台に、幕は切って落とされる。主人公は美形でも何でもないジジィだし、出てくる吸血鬼は実はなさけなくて格好良くもないし……しかし、このストーリィテリングには、そんなことはどうだってよくなってしまう。実に見事だ。こんな小説が埋もれているなんて、犯罪に近いんじゃないかと思う。エピローグが良いんだこれが。実によい。こんな見事なエピローグを、私も書いてみたいもんだけどね。すごいよこれ。
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吸血鬼と人間との間に友情は成立するのか?
新旧の吸血鬼が対決する場面も最高。
私にとっての吸血鬼小説最高傑作はコレ!と断言できるほど、突出している。
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「きみのためだけで充分だったんだ。わしらはパートナーなんだぞ。なあ、そうじゃないのか?」
アブナーとジョシュアの友情に乾杯。上下巻。
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上巻が手に入らず下巻をずっとおあずけ状態にしていましたが、少しだけと読み始めたら止まらず読了。 これは吸血鬼小説の名作だと思う。かっこいいし余韻もすばらしい。やはりまだ上巻を探そう。
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とても面白かった。ページをめくるのがもどかしくなるほどに。でも終わりに近づくと悲しくなる。
ジョシュアとアブナー船長の個性が、とても際立っていて、いい。
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男の友情と吸血鬼を融合させた吸血鬼小説の傑作。90年SFマガジンの第1位作品でもある。ミシシッピ川を走る壮麗な蒸気船フィーヴァードリーム号。乗り込んだオーナーのジョシュアと船長のアブナー。しかしジョシュアは人間との共存を目指す吸血鬼でミシシッピ沿岸の同胞たちを集めることが目的だった。アブナーは何も知らない。更に吸血鬼の王たらんとする宿敵ダモンが配下を引き連れ迫って来ていた。吸血鬼同士の、吸血鬼対人間の戦いが始まる!熱い!カッコいい!心が震える。単なる戦いと友情ではない。吸血鬼と人間という交わり得ない緊張感の中で生まれる繋がり。吸血鬼小説の傑作は「吸血鬼ドラキュラ」「ドラキュラ紀元」「夜明けのヴァンパイア」とこれがTOP 4でしょうね