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白河夜船の他にあと2つ、短編小説が書かれているのだけど私はどれも好きです。
吉本ばななさんの書く世界がすき。
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短編集。テーマは全て夜の話。やわらかく見やすい文体が特徴的。ミステリーのような恐怖の入り混じった不思議さではなく、何処か穏やかでやさしさのある不思議さがある話でした。私としてはやはりタイトルにもなっている白河夜船がおすすめ。女性である吉本ばななさんだからこそかける文章なのだろうか。読んだ後に少しだけ幸せになれる一冊。
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おー福武書店!とそこに感動。と、カバーを剥いだときのそのブックデザインが可愛すぎるー個人的にはふたつめが好き。なんだかドラマチック!
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大学時代からの親友しおりを喪った不倫中の寺子。
恋人でもあった従兄弟芳裕を喪った毬絵。
かつて、一人の男を取り合ったライバル春の死を知った文。
3つの短編小説に出てくる女性達は、皆、
身近な人、大切な人を喪い、喪ったその日から
時の流れが止まり、独り、果てしない夜の闇を彷徨っている。
そんな夜の旅人になっている彼女達も、
周囲の人達の優しさに触れたり、ある「不思議な体験」を通して、
「再生」の方向に向かって歩いて行く。
透明感のある、しかしどこか温かみを含んだ彼女の筆で描かれる、
作品中の女性達が置かれている状況は
どれも哀しくて息苦しくなるほど切ない。
しかし、読み終わった後、どこまでも広がっていて
全く先の見えなかった黒い闇の中に一筋差し込んだ、
静かだが清らかな「救いの光」を見つけることが出来る。
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最近,毎日眠くて眠くて。この本を読んで,なんとなく分かる気がしました。
昔,吉本ばななを教えてくれた先輩がいて,懐かしいなぁ・・・。
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昔読んだことがあるはずやけど、全然おぼえてなかったから再読。人の感性に寄り添うような、ほんまにいい話書かはる。
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睡眠、酒、夜など、意識がはっきりしない世界で生きる女性たちを描いている。
現実とは少し違う世界で思いを馳せたり葛藤する様は印象的。
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2011.1 再読
「添い寝の仕事をする女の子」の話を急に読み返したくなって、随分久しぶりに手を伸ばす。件の彼女は記憶と違って主人公ではなかったけれど、とてもやわらかいお話で大好き。
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時間が停滞してしまった人々の、夜に関する三つのお話。
なんだか効きの弱い睡眠薬飲んでる感じ。
うつらうつらしてしまう、入眠時幻聴のようなものが延々続くようなお話でした。
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眠り三部作らしい。添い寝の仕事をする女の子の話が、前読んだ川端康成の『眠れる美女』とだぶって焦った。こんな偶然もあるんだなと。『眠れる美女』の方の女の子はどういう風に思っていたのかも気になった。話自体はまあ普通。
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「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」の3篇。どれも深海にたゆたうような人を優しく包み込むように描いている。あとがきに「平成元年6月のある日の真昼」と書かれている「真昼」の文字が目映い。
(装丁は新潮文庫版と同じデザインで、全体の色が黒、模様が青、文字は枠囲みなしの白銀縦書きでタイトルが右、著者名が左)
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3つの中編の物語が入った本。
いずれもよしもとばなな先生らしく、「死」をテーマに扱い、女性と女性の不思議な関係を描いたもの。
ある男の恋人(不倫相手?)と死にゆく妻。
死んだ男の妹と恋人と元恋人。
昔、1人の男を取りあった恋敵同士。
私にとってはいずれも似た雰囲気だったので、混乱してしまうことがあった。
似た雰囲気でも、小川洋子先生の物語では混乱することもなくのめり込むことができるので、単に好みの問題だとは思うが、よしもとばなな先生の本は「まぼろしハワイ」1冊読むだけで、他のものは読まなくても私にとっては問題ではないと感じた。
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私の頬をいつも優しく受け止めてくれる枕ならこんな美しい歌声が出せるかも、のくだりが凄く残ってる。
本って人生のうちでいつ読むかも凄く大事なんじゃないかって吉本さんの小説読む度思う。
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孤独な闇の夜。
日常に疲れたとき。
そんなのときは元気な本じゃなくていいの、
こんな本がいいの。
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2015/06/02 読了
悲しい、辛い、現実逃避したいころ、眠ってばかりの時期があった。不思議な体験は記憶にないけど夢ばかり見ていた。
どれも引き込まれる。心の回復には眠、酒、そして泣くのが一番なのかな。