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木村忠吾の可笑しくも、頼りない、でも、憎めないキャラクターが初めて描かれています。
色好みの盗人の話やら、2巻目というのにエンジンかかってますという感じです。
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10/10開始で読了。面白いは面白いけどもあまりにご都合主義でゲンナリする。季節感の描写が気持ちいい。
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いつの時代も人間はただ一つの面だけで語ることは出来ない。体に染み付いた習性によって突き動かされたり、たまたま巻き込まれたり。罪を犯した者だけが特別なのではなく、人間は誰でも置かれる環境によってどうにでもなり得る危うさを持っている。それをよく分かっている「本所の銕」だからこそ、許すことも首を刎ねることも決断出来るんだろう。
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「死ぬつもりか,それはいけない。どうしても死にたいのなら,一年後にしてごらん。
一年も経てば,すべてが変わってくる。
人間にとって時のながれほど強い味方はないものだ」 (p.147)
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切羽詰った人にとって,1年はとても長いかもしれません。
が,「いつまで苦しめばいいのか」と無期限の苦しみを想像して絶望的になるより,
期限を設けた方が精神的に楽かもしれないと思う次第でございます。
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内容(「BOOK」データベースより)
四季おりおりの江戸の風物を背景に、喜びや悲しみを秘めた江戸の人間が生きている。そこに生まれる事件のサスペスンが、こころよい人情と溶けあう独自の境地。ご存じ鬼平シリーズの第二巻は、「蛇の眼」「谷中・いろは茶屋」「女掏摸お富」「妖盗葵小僧」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」の七篇を収めている。
2009.3
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1と同様に久々に読み返した。2巻になって木村忠吾が活躍したり、登場人物などの世界が広がりを見せて面白くなってくる。
2013.3.21 再読 忘れていることが多い、
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友人から拝借。
1巻がなかったんですが(…)基本的な設定はドラマで把握してるし大丈夫かなと読み始め。
一部1巻読んでないとまずいかな、という部分はありましたが概ね問題なく。
友人が池波正太郎は江戸を描かせたら天下逸品だよ、との評どおり、
真田太平記よりこっちのが好きかも。
鬼平がかっけーのはもう前提として。
兎忠が憎めなくて好きです。
しかしドラマが見たくなるなこれ!
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蛇の眼
谷中・いろは茶屋
女掏摸お富
妖盗葵小僧
密偵
お雪の乳房
埋蔵金千両
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江戸の町の犯罪、関わった人々の哀切が時にじわりと時にぐさりと胸に来ます。葵小僧が一番むかつきました。見せるべき時に見せる人情、そして見せるべき時に見せる冷酷さ。魅力的です。
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「お雪の乳房」父親が盗賊の娘と知ってさばさばと縁を切る。お雪の心情なり、その後なりが何もない。全篇にわたり話が単純。11.6.25
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23区内のいろいろな地名が登場するので、地図が欠かせなくなってきた。あとうまそうな料理がたくさん登場する。この本に登場する地名とか料理に惹かれる人はたくさんいるみたいで、池波正太郎自身が江戸時代の地図の本を出していたり、文中に登場した料理の本が出ていたりする。
http://www.amazon.co.jp/江戸切絵図散歩-新潮文庫-池波-正太郎/dp/4101156689
http://www.amazon.co.jp/鬼平料理番日記-小学館文庫-阿部-孤柳/dp/4094164111
内容については、1巻と似ていてあまり変化がない感じだった。が、少しずつ長編の話が出てきてそこは面白かった。
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「田や、沼や、よごれた御代をあらためて、清く澄みたる白河(松平定信は白河藩主)の水」賄賂政治がたたり失脚した田沼意次にかわり幕府中枢に座った松平定信。その屋敷周辺の浅草・本所・深川を舞台にした話は本当に面白い。江戸地図を見てみると、今住んでいる木場駅前がギリギリ存在していたし、近所の神社も娘が通う霊巌寺もあった!
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惰性で…読んでいたら
なんとなくハマっていっていることを自覚した。
きっとナンダカンダいいながら
最後まで読むと思う。
短編集の集まりなので
入浴中の読書に。
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蛇(くちなわ)の平十郎。
出てくる盗賊の通り名がいつも素敵。
それにしても鬼平への憎しみと執念はまさに蛇!
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ドラマでは尾美としのりさん扮する木村忠吾登場。忠吾のとぼけぶりが人間くさくて、このシリーズの面白さを増している。