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紙の本
人生のパタパタ絵本
2005/05/21 22:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:QJ BOOKS - この投稿者のレビュー一覧を見る
シンプルなあっさりした絵本ですが、
極上のだしでとったスープのような、底力があります。
『ねずみくんのチョッキ』で知られる
シリーズでおなじみの上野紀子さんの絵本です。
この絵本、奇天烈な、ナンセンス絵本です。
文字のない絵本で、モノクロです。
おまけに左ページは、なにもありません。
白く静寂です。
はじめに、象がいて、おなかに4つボタンがついてます。
ページをめくると、象がふにゃっと抜け殻になって、
馬が新鮮な顔をして、半分出てきています。
「なんで、ここにいるのかしら?」っとまぬけな顔をした馬も
次には、ふにゃり。ライオンです。
ライオンも心もとない顔をしているうちに、
ふにゃっと、アシカ。
アシカはにっこり笑っていたけれど、
サルが勢いよく出てきて、戸惑い気味。
そして、アヒル。アヒルから「ねずみくん」登場!!
最後の結末はお楽しみです。
この絵本、子どもは大笑いで何度も、
最初のページに戻って、楽しんでいました。
が、オトナの私は、妙に気になる絵本です。
ちょっとまてよ。
なんだか、人生のパタパタ絵本のような。
人の一生って、自分で幕を閉じることができません。
もっと生きていたいと願っても、
強い力で、あっけなくふにゃりと終わり、
次の生命が生まれてきます。
ほんと、ただの物質=皮になってしまいます。
それぞれの動物の表情が違うのも、生き様なのかしらと
深読みしてしまいます。
なぞは、4つのボタン。
春夏秋冬じゃないだろうし、
十戒じゃないけれど、何か4つ戒めがあったかな?
『ぞうのボタン』といいつつ、
結構、心の底にぐさりと
真実を突きつけられているような絵本でした。
もちろん!赤ちゃんから楽しめます。
紙の本
絵だけなのが面白い
2024/02/23 21:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボタンがついた服を着た生き物がドンドンドンドンマトリョーシカのように中身が出てきます。ページをめくる度に次はどんな生き物かなと考えるのが楽しいです。
紙の本
ぞうのボタン
2004/06/09 05:39
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投稿者:らいでん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み聞かせなのに、ページをめくるだけで、いいんです。
学校の読み聞かせをしていて、慣れてきた子供達に向けてみてください、最後のどんでん返しの反応がおもしろいですよ。
なぞなぞのようですね。
紙の本
えっ
2017/02/26 16:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文字はありません。絵もシンプルなモノクロです。でもそれだけで十分。ボタンをあければ中から違った動物がでてきて、次は誰?と想像しながらページをめくります。最後は・・・そうきたか。
紙の本
あざやかな脱ぎっぷり
2001/10/28 08:21
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投稿者:ゆきな - この投稿者のレビュー一覧を見る
まったく字のない絵本です。左ページはただの白いページ、右ページにのみ、黒一色でどうぶつが描かれています。はじめてこのえほんを手にしたとき、その贅沢な空間のつかいかたと、展開のおもしろさに クギヅケになりました。
ボタンをはずし、たまねぎの皮をむくように、次々と変身していくどうぶつたち。その脱ぎっぷりはあざやかで拍手をおくりたくなります。
最後の場面が最初につながっているので、またはじめから見たくなってしまいます。本を閉じるのができなくなってしまいます。
この作品は、上野紀子さんのデビュー作で、アメリカで最初に発表されたそうです。字のない絵本は日本では受けないと言われつつも、発表後20年以上経ったいまでも、版を重ねているロングセラー作品。
「ねずみくん」シリーズで、おなじみのキャラたちに会えるのも、うれしいです。