紙の本
わかりやすい
2017/07/31 20:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にユング心理学を広め、学界に多大な貢献をされた河合隼雄先生の名著。
河合隼雄先生の本は初心者でも読みやすい本が多いですが、この本もすごくわかりやすかったです。
ユングに興味のある方はぜひ。
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ユンギアンじゃないけれど一応さわりだけは知っておかないとね、と思って買った本。途中わけがわからなくなりましたが、それなりにわかりやすいです。もっと他にいい本があるかもしれませんが。
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わかりやすいですねー。心理学の導入としてどうぞ。ただしそのあと別の本も読まないと考えが偏ってしまうかも。
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教科書です・・・
いい本なんでしょうけど初めてユング心理学を勉強しようと思っているならこの本は辞めたほうがいいです。
2、3冊読んで、馴れてきた頃戻ってきて読むと、すごくよく分かります
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ユング心理学に興味があるなら真っ先にこれを読むべし。これ以外にそれほど読んでいるわけではないから大きなことは言えないけど、必読書的な位置づけで良いと思う。入門書でありながらもかなり細かいところまで書いてあるんじゃないか、と。
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タイトルそのまま。
ユング心理学の入門書です。
分かりやすい言葉で簡潔にまとめてあります。
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ユング-河合隼雄は大学1年のころどっぱまりだったなー。スタバでカフェモカ飲みながら読んでる変な奴だった・・・
謙虚で豊潤な河合先生が大好きです。
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ユングの理論を幅広く概括した、分析心理学への入門書としてこれ以上のものはないと断言でき
ます。
膨大であるユングの理論の重要な部分をぴったりとまとめて浅く説明していて、この書籍を読ん
だのならば他の深いところまで説明した他書を読みたくなること受け合いだと思います。
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まだ途中。
これは一気に読めない。
確かに物凄く良い本であるのには間違いないが、正直ついこの間までパニック障害やら鬱やら嘔吐恐怖症で病んでいた自分にはきつい。
心の問題について根本から考えることは、やっと断ち切れた心の問題とまた対峙するような感じがして辛くなってくる。
別にそれらしいことは書いてないのだけど、どうも駄目だ。
気が向いたときにでもちょっと読むくらいにしよう・・・しんどかった。
でもコンプレックスと向き合わなくてはいけないと書いてあるんだよな。。。
辛くなってくるということは心の問題を抑制しているだけであって、心の奥に消化されずに残っているという事か・・・。
うーん・・・
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最初の章から、現象学(特に精神分析上の)の説明にはっとさせられるものがあった。whyが物理学においてはhowに置き換えられ、その答えは明快で論理的で事実そのものであるが、それでは、whyの裏にある、人間の心からくる疑問は解決されえない。その疑問、相手の人間に主体的に寄り添い、その心の動きを把握し、共に考えていくのが精神分析、臨床心理学の考え方であるという。そのことは、科学的な研究、主に言語学や社会学の諸研究に対峙する形で、howよりも明確さや客観性、普遍性を欠くものの、より視野を拡大して人間の情動や態度により密接なwhyへの視点を人間について考えるにあたって私は大事にしている、といえる。
タイプの類型は前に読んだときよりも、自分や周囲の人のタイプを考えるのに、理解しやすく思え、役立つものに感じた。
全体としては、ユングが、無意識のもつ暗さや陰鬱のみでなく、無意識というものが潜在的にもち、意識に与えてくれる希望や明るさに注目し理論を展開した点、患者の意識と無意識の葛藤や、統合を助けるためには治療者自身が分析を行うことが必要だと考えた点、また、実際に患者をたくさん相手にし、詳細に分析することで彼が立てた仮説が説得力や有効性を持っているといえることから、経験をもとにした深く鋭い考察や綿密な帰納法の重要性が見出せる点などに感銘を受けた。
また、河合さん自身の考察では、ユングの考えを東洋、とりわけ日本に適応させるにあたっての独自の考察がたくさん出ており面白かった。特に、日本でのアニムスの未発達に着目し、文学作品における、女流作家のアニムスの深い追求がいまだされていないことの指摘は鋭く(よく読むとユング夫人がいうようにアニムスのとらえにくさは別段日本に限ったことではないようではあるが)、今後の文学創作の一つのヒントになるのでは、と思った。しかし、河合さんが、ユングの考えが西洋にとどまらず、東洋、日本に受け入れられるにはどうしたらいいか、といった思索を続けてきたのはわかるが、この本の時点では、まだ考えがまとまっていなかったり、やや客観性を欠いていたりして、そもそも西洋と東洋の二項対立の見方に偏見を感じる部分も多かった。
こころの問題を全人類普遍にあてはまる理論で考えるのは難しいのだ、と思う一方、ユングの元型論はあらゆる地方の神話、昔話、おとぎ話にあてはまる要素を持っている点でやはりすごいな、と思う。今後、フロイトの精神分析の本とユングの著作も読んでいきたい。
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日本で出版されているユング心理学の入門書としては最も権威のあるスタンダードな一冊です。内容は教科書的ですが、一般の人にも分かりやすいように書かれています。新書に比べると少々分かりにくいですが、高校生くらいからなら読めそうなやや易しめの本です。
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文章がお上手。小説家だとか漫画家(そういえば図書館にユングの漫画が3冊)だとか、神秘の世界を表現しようとする人にユング心理学は共感を呼ぶようで、河合隼雄の文章の良さこもそれにかかわってるんじゃないだろうか。つまり、表現力があるものはユングに惹かれる、ということはつまり、ユングに惹かれるものは表現力がある。この仮説を実証するためには、ユングに惹かれた僕自身の表現力にかかっているわけだけど、ホント何言ってんだかね。
この本の良いところは、とにかく臨床例が豊富であること。用語知識の理解に役立つのみならず、心理学へのさらなる興味をそそる。ユング心理学は対話を重視するので、10人ユング派がいたら10通りの解決方法が見つかる。だからここはひとつ背伸びして、臨床例について自分なりの考えを見出すという楽しみ方もあるのではないだろうか。ただそれが癖になって日常生活で同じことをやってみたりすると、自分自身が臨床例になってしまうこともありうるのでほどほどに。
心理学の知識をつけると、やはり自分のことについて考えてしまうもので、いろいろと人生を《深く》掘り返してみたりした。すると「あ、そういえば」が結構でてくるものである。例えば、小さい頃箱庭のようなものを作っていて、その配置がどうだったとか、趣味だとか、好みの異性のパターンだとか・・・。でも自分がとんなものであるのかを知ろうとするのは、少し怖さを感じる。無意識の地雷みたいなものを踏んでしまうかもわからないし。とにかく半端な知識では危険。(文章が・・・・・)
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古い本ですが(訳者は既にアボーンされましたが)とても面白いです。自分達が普段生活しているときの、こころの中の無意識や、その働きが現われる夢の分析がわかりやすく書かれています。フロイト派との相違点も載っています。
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ユング心理学について本格的に学びたい方には、まずこの本から読まれることをお勧めします。著者は、日本で初めてユング派分析家の資格を取られた河合隼雄先生です。
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僕は生活の上で、物質的なものや因果律的なものほどに、心的なものや共時的なものに対する向き合い方を知らなかったのだなと思い知らされました。
今まで心と呼んできたものがどういうものであるかとか、どういう態度がとられてきたかなどを、僕が意識していなかったところから書かれていて、世界に向き合う方法が豊かになれるような気がする。
これを呼んで、さて、僕はどうしようか。