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おおきなきがほしい みんなのレビュー
- 佐藤 さとる (ぶん), 村上 勉 (え)
- 税込価格:1,100円(10pt)
- 出版社:偕成社
- 発行年月:1978
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紙の本
木登りしましょ!
2004/03/04 00:50
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スーパーウーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前夏に、某ビールのCMで大きな木の上からロープでビールを引き上げて、木陰のベランダ風のところでおいしそうに飲む場面がありましたよね。
わたしはあれを見てすぐ、この本と同じだ!って思いました。
男の子が家の窓から庭を見下ろしているうちに、ここに大きな木があればいいのにな…と夢をふくらませるお話です。
はしごをかけないと登れないくらい大きな木で、枝が三つに分かれているところには部屋があり、もう少し上に登ると小さなあながあいていて、そこはリスのおうち。とりのかけすや、やまがらもたくさん巣をつくって男の子が登っていくとみんなあいさつをしに、寄ってきます。
はしごを登りつめるとみはらし台になっていて、風が髪をなでてゆき、はっぱのゆれる音もきこえます。少し揺れるけれど、鳥になったようなすてきな気分になり、思わず「わーい!」と声をあげてします。
近頃では木登りが出来るような木も場所も少なくなり、また、あったとしても「危ないからやめなさい!」とお母さんに止められるか…。
わたしは公園で登りやすそうな木があると「あの木、よさそう!」と子供達をけしかけます。だって、木の上で風に吹かれる気持ちよさ、わたしもよく知っていますから。
もっと自然と遊びましょう。
木登りをしたことのない子。生きた魚をさわったことのない子。川に素足で入ったことのない子。セミやバッタなど身近な昆虫もさわれない子。
そんな子供達がどんどん増えています。
ゲームの画面にらんで、相手を倒すことばかりに必死にならないで!
自然はとてもいい遊び相手、そして先生。
生きる力を教えてくれるし、創造力も育ててくれる。
今の子供達、そして今の大人にも一番必要なことじゃないかしら?
木の上からは、いつもと違う世界に見えるのだから、いろんな夢が広がるかもしれません。
この絵本を読んで「木に登ってみたいな」と子供が言ったら、喜んでどんどん木登りさせてあげましょうよ!
紙の本
子供の想像力をかきたてる本
2006/08/19 21:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絵本大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
「おおきなきがほしい」のは、主人公のかおるだけではないですよね!実は私は高いところが苦手で観覧車にもびくびくしながら乗っているような人間なのですが、やっぱり子供の頃は木登りに憧れたものです(でも、あまり登れなかった)。そのくせ木を見ると娘をけしかけ、登らせてるみます。その時々によって登れたり登れなかったりしますが、とりあえず幼稚園にある木は登ります。びわとけやきです。今通っている幼稚園ではツリーハウスを増設していく予定で、今下の部分だけ出来ているのですが、将来が楽しみです。子供達は出来た途端にそこで遊んでいました。
子供の夢が形になったような絵本です。想像するだけでも楽しい。娘と二人で、「いいなあ、こんな木があったらなあ」と、主人公のかおるのように言っていました。ちょっと文章が長めですが、ぐいぐい子供を引っ張っていく力のある文章だと思います。是非読んでみてください。
紙の本
わくわくする。
2018/05/23 06:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびまもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本から児童書への橋渡しとして、ちょっと文字が多めの絵本が欲しくて購入しました。
私自身は子供の頃に出会わなかった本ですが、親子で楽しく読みました。子供と一緒に木登りしたくなる!
主人公のかおるくんは、おおきな木が欲しい、とお母さんにお話を始めます。その木には、かおるくんの秘密基地もあるし、いろんな動物たちも同居していて、本当に楽しそう!基地の四季の様子が描かれているのもとってもいいです。
5歳の息子は庭にある小さな木に登るのが好きだったのですが、この本を読んでからは、大きな木に登ってみたくて仕方ない。庭に植えるのは難しいけど、いつか素敵な木に出会えたらいいな。
紙の本
憧れのツリーハウス
2016/06/30 21:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツリーハウスという言葉を知らない頃から、この絵本を読んで、ツリーハウスに憧れていました。あんな秘密基地が欲しかった。
細密に描き込まれた絵から四季折々の暮らしぶりが読み取れるところも好き。
紙の本
子供の頃の憧れでした
2003/06/05 22:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょい - この投稿者のレビュー一覧を見る
おおきなおおきな木。この本を読んでどんなにか憧れたことでしょう。特に、幹の部分におおきな“うろ”があり、その中をはしごが通っていくあたりがとてもステキに思え、わくわくした気持ちを今も覚えています。また、裏表紙に描かれた、この木の全体図も、飽きることなく何度も眺めたものです。多くの子供たちにぜひ読んで頂きたい本です。
紙の本
夢いっぱいのお話です
2001/07/31 16:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たんぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きな木の上に自分の家を造ってリスや小鳥と一緒に住んでみたい…という子どもの素敵な夢が広がるお話です。読んでいくうちに、お話に引き込まれ、子どもの頃にもどり、自分が主人公になった気分でワクワクしてしまいました。
また、だんだんと木に登っていくところでは、見開きを縦に使っていて、とても雰囲気が出ています。
素晴らしいお話です。