投稿元:
レビューを見る
背は小さいけどしっかりものの2年生。背は大きいのに弱虫1年生。
そんな2人の成長の姿を、小学生のころ、自分に置き換えて、何度も何度も読んだお気に入りの本でした。
投稿元:
レビューを見る
ホタルブクロでいっぱいの野原の向こうに大きな虹が出るラストシーン。きっと十年後に読んでも感動してしまうだろう。
投稿元:
レビューを見る
ストーリーは簡単に言えば、一人の弱虫小学生の成長物語です。
時代背景は古いし不思議な要素は全くないのに、ぐいぐい引き込まれてしまう。
昔の小学一年生って、こんなにもしっかりしていたんですねー。
長く読みつがれていってほしい物語です。
投稿元:
レビューを見る
フウセンカズラが好きになった本
二年生ってとっても年上と思っていた当時。
今は小2なんて小さすぎだけど
投稿元:
レビューを見る
個人的にスタンドバイミーな一冊。
地図を見ながら、わくわく読んだ。
挿絵がすごく可愛くてノスタルジックでいい。
物価の違いもいい。
投稿元:
レビューを見る
子どものころ表紙だけ見て終わりましたシリーズ第1段(おい)。面白かったです!弱気な男の子と強気な女の子のそれぞれの不安や悩み、喜びや怒り、そして冒険と成長。二人のこの先のストーリーがなんだか気になりました。「こどもにはたいていの道ははじめてなんだ」と気づくシーンがいいです。
投稿元:
レビューを見る
長く子ども達に読み継がれていく本というのは、書かれてから何十年たっても内容が古くならないのだなあ、とこの本を読んで実感した。このお話に出てくる子ども達の悩み、不安、心配事、また成長していく姿はいつの時代においても不変なのだ。そしてたくさんの子ども達の共感を呼び勇気づけてくれるのだろう。私はこの本に子どもの頃には出会えなかったのだが、出会えていたら、背が低くていつも並ぶのがいちばんまえというあきよの姿にどれだけ共感して嬉しくなったことだろうと思う。これからたくさんの子ども達に手渡してあげたい。
投稿元:
レビューを見る
題名が気になっていた児童書です。
読んで、電車の中にもかかわらず泣いてしまいました。
怖がりのまさやくんが一本杉に行くところは
読んでいるこっちがハラハラドキドキ。
地図が載っているので地図を見ながら読めました。
頑張れ!と応援したくなります。
あきよちゃんのために頑張るまさやくんはかっこいいです。
今から40年以上も前に書かれた本だと言うのに
良い本はいつまでたっても良いんだなぁと感動しました。
私が教師かお母さんになったら
是非子どもに読んであげたい1冊です。
中山正美さんのイラストも可愛いです。
投稿元:
レビューを見る
一度も通ったことない道。
はじめての道。
ひとつひとつ、はじめてが、はじめてではなくなっていく。
そうやって、成長していく。
投稿元:
レビューを見る
毎晩、少しずつ読み聞かせ。
子供達の頭の中にはまさやの家の周りの地図が広がります。体は大きいけれど泣き虫なまさやが、体は小さいけれどしっかりしているあきよに感化されながら変わっていきます。ひとりで冒険に出るところなど、応援せずにはいられません。もっと読んで、とせがまれました。良書。
投稿元:
レビューを見る
166ページあり、読むのに数日かかりました。
まさやは一年生になったばかり。体は大きいけれど気弱な男の子です。一方、あきよは小さくて気が強い二年生。そんな二人が一緒に通学するようになり・・・
初版は1970年ですが、現実にありそうな身近な内容であり、風景やまさやの心境が想像できて、非常に面白かったです。
(読んだ時期:6歳)
投稿元:
レビューを見る
うちにも小さな2年生がいるが…
うちの子供たちのお年頃のお話。子供ってのは日々成長してるんだよね。うん。
昔むかしに読んだことのある話を読むと違う発見があって面白い。
投稿元:
レビューを見る
90点。古典的必読書。今の低学年生にはちょっと難しいかなと思うけれど、自分で読むのではなく、親なり先生なりが読み聞かせてあげたら、いいのではないのでしょうか。
舞台が昔の日本なので、神社とか開発前の空き地とかがあり、今の子にはすんなり想像できない世界かと。
それでもやっぱりよい話なので、小さいけれど勝気な二年生あきよ(ちょっと凶暴)がいじめっこたちに果敢に立ち向かっていく部分とかを、ブックトーク的に紹介してあげると読む気になるのではと思います。
知らず知らずに成長して、昨日まで怖かった道が平気になったりとか「そうそう!」って思えるエピソードが満載です。
大人になってしまった自分としては、ホタルブクロの花畑の上にかかった虹が見たくて仕方ないですが。
投稿元:
レビューを見る
子どものころ大好きだった本です。
もうすぐ2年生になる息子に、少し長いか気になりつつ読みはじめたところ、ぐいぐい引き込まれていきました。
息子たちに比べると、ずいぶん子どもだけの世界が豊かで、会話に時代を感じる部分もありますが、心の動きは今も昔も一緒、息子もとても気にいったようです。
投稿元:
レビューを見る
古田足日が亡くなったと知って、この『大きい1年生と小さな2年生』が読みたくなり、近所の図書館にあったのを借りてきた。私が子どもの頃に読んだのは、水玉もようの偕成社文庫だったけど、この単行本は1970年が初版で、私が借りたのは2004年の186刷だった。『おしいれのぼうけん』はもっと刷り数いってるのかも。
さし絵もなつかしい(とくに、ホタルブクロをどっさり抱えたまさやの顔が)。私は1年生になったとき、クラスでいちばん後ろに並ぶ背丈だった。大きい1年生のまさやに、それでちょっと共感したおぼえがある。小さな2年生のあきよは、なんだかラモーナのようだった。3年生にも、週番の5年生にもむしゃぶりついていく。
しっかりしなさいとばかり言われるまさやは、あきよちゃんみたいになればいいんだとあきよをよくよく気をつけて見る。「しっかりする」ということは、5年生の週番とでもケンカすることなのかなあ、泣かないことなのかなあ。よく涙が出てきてしまうまさやは、あきよの行動を見て考える。
ホタルブクロが神社の森にあったと聞いて、あきよとまり子が行ってみるというのに、こわごわながらまさやもついていく。まり子が「このみちは、一どしかとおったことのないみちだから、おもしろいわね」と言い、「一どもとおったことのないみちのほうが、おもしろいわ」とあきよが答えるのを聞いて、まさやはびっくりする。自分はいつだって、初めてのところはこわい、二度目のところだって心配なのに、2人はそうじゃない…ぼくも2年生になったらそうなれるのかしらん。
でも、ちょっと心配だけど、初めての道がおもしろくなっていることにまさやは気づく。「ぼく、大はっけんしたよ。子どもにはね、たいていのみちが、はじめてのみちなんだ」。
そうして3人で、3つの神社をまわって、さいごの「おるすのかみさま」で見つけたホタルブクロ。がけっぷちに咲いていたその花を、まさやが木の幹をしっかりつかみ、そのまさやと手をつないだあきよが手をのばしてとった。その帰り、狭い道でつっこんできた自転車にホタルブクロはふみつぶされて、あきよが泣くのをまさやは初めて見た。
それから1週間たって、おかあさんとけんかしたまさやは家出する。財布をもって、それから1年生歓迎会のときにあきよがくれたレイをもって。あきよちゃんのところへ行っても、まりちゃんのところへ行っても、2人には会えず、財布のなかのわずかな小銭をみて、まさやは一本スギのところまでいって、そこからバスに乗っておじいさんのところまで行こうと考えた。
あきよでさえまだ行ったことのない一本スギの森へ、まさやが歩いていけるのか。「ぼくは、3年生ぐらい大きいんだ。それに、男の子なんだ。一本スギぐらいまでいけるさ」と自分に言い聞かせて、まさやは歩き出す。道々、レイの花をちぎって、道端に置きながら。途中のおるすのかみさまで、「ぼく、ホタルブクロをとりにいくよ。あきよちゃん」と地面に字を書いた。
まさやは、そこから、こわくなったり、不安に思ったりしながらも、分かれ道では目印にレイの花を置きながら、歩いて歩いて歩き続けた。よわむ���だったまさやが、あきよにもらったレイを持って、迷ったときには(あきよちゃんならどうする)と考えて、とうとうホタルブクロがどっさり咲いてる一本スギの森で、もちきれないほどの花をとった。
このまさやの家出の冒険のようなところが話のメインかなーと思いながら、「チビ女のくせに」などと男子に言われながら、ぜったいに負けないあきよの姿が、なんだかなつかしかった。私も「オトコオンナ!」とか言われながら、男子と"決闘"したなーと思い出す。あきよと同じ小さな2年生のまり子が「けんかしちゃ、いやよ」とのんびり言うのもなつかしいシーンだった。
(6/9了)