投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
生徒や色々な方面から「歴史を学ぶ意味ってなんですか?」と問われたとき、本著を参考にした意見を言うことがある。歴史は単純に過去の知識獲得ではなく、「未来」を見据えた学問の一形態である…といったようなことを伝えたいときに参考にさせてもらう。
或いは、本著を紹介することでそれに替えることもある。力量不足の僕にはこの本のような理路整然とし、それでいて熱のこもった「解説」が出来ないからだ。
本著は歴史学習、あるいは歴史研究の意味、意義について、西洋史の大家である堀米庸三さん(故人)がやわらかい口語の筆致で解説したもの。過去の「真実」を追究し、正確性を求めることの意味について堀米さん自身の研究生活や知見に裏打ちされたエピソードを交えながら解説している。これを読むと、歴史学習に向かっているものは、現在の営為が、有意義な活動だと思える。歴史に携わる職にある私などは一種の「安堵感」をえることができ、更なる追求への動機付けにもなる。そんな活力をくれる、サプリのような1冊になっている。
投稿元:
レビューを見る
はっきり言って私にとっては難易度の高い本だった。
30%ぐらいしか理解できていないと感じる。
日本語を使うのが非常に上手いと感じるが故に、それを読み解けてない自分もいる。
また、昭和の東京オリンピックの年に書かれた本ということとで、新鮮さの箇所も多かった。(言葉使いの古臭さ・奥深さ、EUがECCとされているところ)
ただ、歴史に対する見方でいえば半世紀以上経った今でも、色褪せることなく、変わらず学びの深い普遍的な内容である。
これからさらに歴史の勉強を深めて、将来的にこの本の意味を100%理解したいとと思う。