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モチモチの木 みんなのレビュー

絵本

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みんなのレビュー124件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (65件)
  • 星 4 (32件)
  • 星 3 (8件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
114 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

お父さんにも教えてくれないか、モチモチの木の話を

2010/07/25 10:10

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 表紙の、そしてそれは滝平二郎さんの手によるものなのですが、じさまの胸に抱かれる豆太の、こちらに向けた顔をみて、そういえばわが子の小さいときもこのように自信なげで人をうかがうような表情をしていたことを思い出しました。
 豆太はおくびょうな、五歳の男の子です。
 なのに、夜中に一人でトイレ(物語のなかでは「せっちん」と書かれています)にもいけません。
 豆太は庇護を求めているのです。父も母もなく、じさまと二人暮しの豆太は、じっとこちらを見つめることで、助けを求めているのです。
 小さい頃のわが子もそうだったのかもしれません。いい写真を撮ろうと一生懸命の父親の姿は、わが子からすれば自分から離れようとする父親にしか写らなかったのでしょう。
 だから、豆太のように、助けを求めていたんだと、今頃になってようやく気づきます。

 豆太が心底信頼をしていたじさまがある夜、それは家の前の大きなモチモチの木にひがともるという大事な夜でもあったわけですが、おなかが痛くて「クマのうなりごえ」をだしています。
 豆太は「こいぬみたいに からだをまるめて」暗い夜へと走り出しました。豆太は暗くて寒い夜がこわくてしかたありません。でも、大好きなじさんが死んでしまう方がもっとこわくて、夢中でふもとの村まで走ります。

 豆太の活躍でじさまの腹痛は治ります。じさまはいいます。「にんげん、やさしささえあれば、やんなきゃならねえことは、きっとやるもんだ」と。
 じさまの胸に抱かれながら、じっとこちらをうかがっていた豆太ですが、ちょっとだけ自信がついたかもしれません。
 子どもとは、そういうささいなことを経験することで、少しずつ大人になっていきます。
 やがて、人をうかがうような表情をしなくなります。
 きっと、私たちが知らないところで、ひかるモチモチの木を見たのにちがいありません。

 大きくなったわが子に、「モチモチの木ってどんなだった?」と聞いてみたいと思いますが、まだ聞けていません。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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紙の本

ノスタルジーに浸り、新しい発見に心躍る

2001/11/14 11:47

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 先日、『絵本の力』という本を読んだ。柳田邦男さんが老年になってから絵本に魅了された話などを読むうちに、私もにわかに絵本に対する興味が増し、早速本屋さんの児童書コーナーに寄ってみた。普段は児童書コーナーは素通りしているが、一旦足を踏み入れると新鮮さと懐かしさがごちゃ混ぜになって押し寄せてきた。時間を忘れて、次から次へと絵本を開いて楽しんだ。本屋さんを出る時には、1冊の絵本を大切に抱えていた。それがこの『モチモチの木』。滝平二郎さんの切り絵がたまらなく懐かしくなって買ってしまった。話の内容はほとんど記憶に残ってはいなかったのだが、美しい切り絵ははっきりと記憶していた。
 物語も今読み返してみると素敵だ。5才になる豆太とおじいさんのお話なのだが、おじいさんの、「…にんげん、やさしさがあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。それをみて たにんが びっくらするわけよ。ハハハ」の言葉に、一人でセッチン(トイレ)にも行けない怖がりの豆太もホッとしただろうが、読ん太も豆太といっしょにホッとした。
 絵本に卒業はないのですね。一生付き合っていけるものなのだとはっきり解りました。また楽しみが増えてしまった! ハハッ

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紙の本

優しく美しい物語

2015/07/19 15:52

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

周南市美術博物館で開催された「滝平二郎の世界展」に触発されて再読。表紙の、豆太を抱いているじさまの顔が、感動するほど優しい。

豆太の可愛らしさを再認識。暗闇がおっかなくて臆病なのに、「ヤイ木イ!」と威張ってみる負けん気。じさまが腹痛で苦しんだ時、怖さも忘れて、深夜の寒い山道を泣きながら駆ける健気さ。そして、老齢の身体に豆太を背負って、夜の山をじさまと豆太の家まで、杖をつきつき登って行く医者さまの優しさにも打たれる。

斎藤隆介氏の味わい深い語りと、滝平二郎氏の迫力ある美しいきりえ。いつまでも色褪せない名作。

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紙の本

是非とも子供に読み聞かせたい1冊

2001/10/08 00:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大網さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

意気地なしの豆太は夜一人で雪隠にもいけません。しかし、ある晩、一緒に暮らすおじいさんが腹痛を起こします。豆太は夢中でお医者さんを呼びに行きます。そして、お医者さんと家に戻ってくる時に豆太が見たものは、ひがついているモチモチの木でした。
 小学校の頃、教科書で読んだ事もあり、非常に懐かしい絵本です。大人になってから読み返すと、話と絵が相互に誠実さを引き立て合っていて、今更ながら子供の頃この本に出会えていて良かったと思います。そして、是非とも子供に読み聞かせてやりたい絵本の1冊です。特に「モチモチの木にひがついている」ところは、絵といい話の盛り上がりといい、感動モノです。

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紙の本

光と影の絵本

2024/04/19 10:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る

子どもの頃に読んだ絵本。とても、恐いイメージが残っていました。大人になって改めて読むと新鮮でした。昔の夜はとても暗く、闇に何かいるのではないかと想像してしまう。その心に沸いた怖さと闘う孫はお爺さんの為に夜の中をひた走る。大切なお爺さんを助けたい一心で。その子供心が沁みてきます。
影絵ということで、なお一層、夜の闇が濃く迫ってきます。

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紙の本

臆病でもいい、心が育てば勇気も育つ

2022/07/31 00:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

臆病な豆太と頼りになるじさまの日常を
美しい切り絵の挿絵で綴る絵本です
豆太は大切なじさまを助けるために
一生懸命勇気を出して
その結果なのか、
モチモチの木に灯が灯るのを見ることが出来ます

必要な時にやっと出てきた豆太の勇気は
学齢が上がるとともに、
やがて常時いつも持つことが出来る勇気になっていくように感じさせられます
臆病は悪い事じゃない、心が育てば勇気も強さも育っていくもの、
そういうことを教えてもらえる絵本です
いつまでも後世に残って欲しい日本の名作絵本だと思います

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紙の本

モチ

2021/03/20 08:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

豆太という臆病な子が、じさまを助けたいという気持ちから勇気を出すというお話です。優しさがあれば、やらなけねばならないことはできるというじさまの言葉がかっこいい。

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紙の本

がんばれ!

2018/11/06 16:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る

可愛い可愛い豆太を応援したくなる絵本です。
子どもらしくて、弱虫ですが、勇気をふりしぼって走る姿に感動します。
絵が独特で、表情がとても良く伝わってきます。好きな作品です。

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紙の本

幻想的な

2017/09/30 21:54

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。
とにかく挿絵が素晴らしいです。
切り絵の黒い線が幻想的な夜のシーンをさらに印象深いものにしています。
子供に勇気の素晴らしさを教えてくれる本です。

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紙の本

再読

2016/07/22 17:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

おそらく小学生の時に読んだと思う本。何十年かぶりに読みました。一人でトイレにも行けないような少年がおじいさんのために頑張る姿に感動しました。忘れていた内容だったのでとても懐かしかったです。

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紙の本

世代をこえて語り継いでいってほしい。

2016/05/27 09:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おらのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

昭和の子どもも平成の子どもも分け隔てなく、世代をこえてこれからもずっとずっと語り継いでいってほしい物語だと思います。

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紙の本

素敵な切り絵と共に。

2016/05/03 16:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yu_kotikita - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学校の教科書で読みました。
勇気を出す豆太、お話も好きでしたが、大人になっても残っていたのは、物語だけではなくて独特の挿絵でした。
子供の頃はちょっと怖いなと感じた絵ですが、今になって素敵だったなぁと、その魅力に気付きました。
とても有名な方の切り絵だったのですね。
お話と絵、セットで楽しめます。

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紙の本

優しいお爺さんのために頑張る

2016/02/29 07:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山野 - この投稿者のレビュー一覧を見る

切り絵の雰囲気と相まってお爺さんが夜中に苦しむシーンは怖かった。
モチモチの木のおもち、食べてみたい。

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2005/11/13 23:27

投稿元:ブクログ

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2006/02/15 15:15

投稿元:ブクログ

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